詩編5:流れ星は綺麗です

また一つ新しい幸せが生まれた
彼方にある星は輝き続ける
手を伸ばしても届かないから
流れ星はまた綺麗です

現実を楽しむ読み物語
ふとした興味は矛をもつ先
盾を持たない優しさは傷つけます
誰よりも救われるべき人のことを

苦労よりは楽を選ぶよね
だから僕も一人を選んだ
楽しく生きたいが為の選択の
矛盾は人を締め付ける
同じ気持ちで笑いあえたらなんて
どんなに幸せな一般だろう
なんて足りないものを探して
貪る問題文の外側だけ

理想論を軽蔑しながら生きた
節穴だらけの本質は
結局は同じだから焦らないで
物語が紡ぐ真実は綺麗すぎたの
扉が違うだけの人生でした
落ち合えればいいね
また明日会おう

ある日のこと僕が見た光景は
ただ純粋な幸せだった
楽しげな瞳に映る影法師
それは遅れて僕に伝えた
何か足りないものがあることを
想い続けた憧れの先には
とても綺麗な見た目の涙があった

自分が存在することを知った

さて一つ新しい不幸が生まれた
綺麗には見えない涙もあった
手を伸ばしたら届く流れ星は
胸を刺す熱を持って燃え続けた
幸せな出来事が意味を変えてゆく
確かにあの時の月は綺麗だった
未来は書き直すには完成しすぎていて
痛みを伴いながら消されてゆきました

流れ星は綺麗です

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