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記事一覧

マンゴープリンを買いに亀有に

 亀有駅の発車ベル、エリーゼのためにが哀愁漂う。むかしはもう少し活気のある街だったのだろう。今は少し寂れた駅前のだだっ広い道が目立っている。こち亀が連載中のとき、日本はもう少し活気付いていたような気がする。もう全てが懐かしい。新しいジャンプに両さんが登場することも無くなった。

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おいしいってさ

おいしいってさ

 美味しくご飯を食べるには好きな人と食べることである。どんなに美味しいご飯でも嫌いな人とだと味がしない。砂を飲み込んでいるような、つまらない食事になる。誰と食べるかがとても大事だ。

 今日はラタトューユと唐揚げを食べて、それは私が祖母を手伝った料理で、からあげの揚げ具合がちょうどよく美味しかった。美味しいものを作る方法、真心を込める。家族が笑って食べる想像をしながら作る。”おいしい”と家族が言っ

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ひとくちエッセイ

ひとくちエッセイ

 これ、タイトルがいいでしょ。ベッドでTwitter(意地でもXとは呼ばない)のスペースを軽く開いてるときに思い付いて、急いで書き留めた。今朝は昨日のお好み焼きの残りとお味噌汁を飲んだ。お好み焼きは広島のお好み焼きで、広島人の前では、絶対に広島焼きとは言ってはいけないそう。お味噌汁はキャベツと海藻が入っていた。祖父母がお家で作っているお味噌なので、とても美味しい。食後にキウイのパピコを食べた。さわ

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追想、コンビニの中

追想、コンビニの中

 夜なのに暑くてしにそうです。ネオンで目がチカチカします。都会でぐるぐる迷子になったときに見つけた木陰のベンチ。打って変わって暗い田舎道でトンボを追いかけたらここが何処かわからなくなってしまって立ち尽くす。コンビニを見つけてはほっとする。自動ドアの開閉の真上に光に集まって蛾や蝿が溜まっている。あたしも同じようなものですとぼんやりと見つめています。中に入ったら今度は店内のあまりの明るさで目が焼かれそ

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ラブソングに花束を

ラブソングに花束を

 会いたいなぁって思っちゃった。すきだよ、えへ。こんなこと書いてもしょうがないのにね。
 自分が抱えている想いを相手も同じ重さで同じ温度で抱えていると思えるのは若さ故だよね。でも生きている限り誰かを愛してしまうことからは逃れられないと思うから、これが生なんだって受け止めて、貴方を愛すよ。

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シナモンコーヒーを恋人たちに・・・

 朝起きていちばん最初にするのは、恋人に電話かけること。まだ寝起きの声の恋人の滑舌の甘い優しい話し声が可愛い。
 そのあとコーヒーを淹れる。最近はシナモンスティックで煮込むのにハマっていて、苦くて甘いアイスカフェラテを楽しんでいる。

 この時点で10時ごろになっている。大体このあとコーヒーを飲みながら読書をする。最近は安倍公房と三島由紀夫を読むことが多い。今は三島の潮騒を読んでいる。流麗で官能的

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創作日記 A面

 フィクションとノンフィクションを半分ずつ混ぜたアイスカフェラテみたいな文章です。________________________________________

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カラカラ喉には炭酸水だね

カラカラ喉には炭酸水だね

 朝起きてすぐ、乾いた喉に塩味のポテトチップスを口に放り込んでいく。二度寝をして10時半になってた。好きな人からの着信で再度目覚めた。今起きたばかりだよと笑い会話を続けていく。ポテトチップスを食べて血糖値が急激に上がったからか、身体が怠くて起き上がれない。

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神さまとのセックスは

 醜男とのセックスは気持ちの良いものとして終わった。わたしは人柱として捧げられたようなものなのに丁寧に壊れものを扱うように彼はわたしの身体を撫でた。彼のゴツゴツした指がわたしの胸や陰部を這うとき、わたしは恍惚とし我を忘れ猫が交尾する時鳴くような甘い声を出した。彼の顔には痘痕と黒子が目立ち浅黒い肌は紅潮していた。深い目元とほうれい線の皺が目立っていた。こんな醜い男のお陰で絶頂に達したと思うとやるせな

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暑すぎて弾け飛びそうな

暑すぎて弾け飛びそうな

 朝4時に目覚めても正直困惑してしまうだけで、何をしようかとソワソワしてしまう。昨日約束した親友との作業通話をかけてみるが、出ない。仕方がないからネットサーフィンに時間を使う。1時間半くらいゴロゴロしたあと、今度は電子漫画を読んでいく。今は小学校3年生くらいの時好きだった『ショコラの魔法』という漫画が、自分の中でリバイバルしているのでそれを読む。

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恋と性、死の匂いがする

ひとり遊びが1人じゃなくなった。電話越しにきみの喘ぎ声が聞こえるからだ。いつもは真剣な眼差しのきみが絶頂に達したとき目付きが変わりとろんとする。きみの眼球を舐めたい。

賞味期限切れ少女、アイスを舐めながら頬張る。上目遣いで君を見ながら、きみのアソコが大きくなるのを観察してか私は満足した。彼との情事は退屈だった。彼は自分が気持ち良くなることしか考えていないから、独りよがりのオナニーに付き合わされて

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砂時計で時を刻んで

 バイトが終わって帰り道とぼとぼ歩いて家に着いた。ただいまーと言いながら、ドアを開ける。母親が険しい顔で待っていて、こう言い放った。「アンタ昨日混血の色男と街歩いとったやろ?隆(たかし)くんはどうしたん?あんな睦まじく話しとって、あれは浮気やろ。」全く身に覚えのなかったわたしは急いで弁解する。「あのね、高木さんはバイト先の社員さんなの!うちとは何の色恋の関係もない。お母さんなんなの、最近。ずっとそ

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ショートエッセイ

 充実してるようでしてない日だった。オジサンと海までドライブしに行った。アジの刺身定食を食べた。オジサンにそのあとLINEで軽くセクハラされて嫌だった。そのあと彼氏とお話しした。電車の中では桜庭一樹を読んだ。なんとなくいつかバンドマンとセックスをしたことを思い出した。あれが私の初めてだった。

 処女喪失したからって私は何も変わらんくて別に心は純粋のままだった。好きな人とするセックスは甘美なもの。

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安楽死救済制度でも救われない。

 20XX年、逼迫した介護による問題で知的障害や精神疾患を抱える者、後期高齢者の安楽死救済制度が法律にて確立された。杏奈は重い、生活に支障をきたすレベルの精神疾患を患っているので、この安楽死制度を受ける側となる。2週間、湖の近くのコテージで余生を過ごしたあと薬物投与で安楽死を図る。ずっと幻覚や幻聴に苦しんでいた杏奈はやっと解放されるんだという思いと、死への恐怖が拭えなかった。幻覚や幻聴って当事者は

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