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お米つくりを始める前の物語 沖縄編

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お米つくりを始める1年前、 2014年の春、僕は沖縄を旅していました。 その旅の中で、再会し、出会った人たちと 僕のお話です。
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#旅

人生は最高のエンターテイメント  2014    沖縄 『よ』

人生は最高のエンターテイメント 2014 沖縄 『よ』

第15話

アブシバレー前回の話はこちら↓

歩いていた僕に声をかけてくれた現達さん。
「参加していいんですか?」
「移住者とかも来るから話も聞ける」

僕は、東村の高江地区で毎年行われているアブシバレー(アクムシバライ)夜の部に参加させてもらった。
沖縄でこの時期に地区ごとで行われるアブシバレー(アクムシバライ)。
家の周りや道路沿い、共同施設周りの草刈り作業、環境美化活動。
悪い虫を祓うために

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人生は最高のエンターテイメント 2014沖縄『か』

人生は最高のエンターテイメント 2014沖縄『か』

ぼくがお米つくりを始める前の物語 第14話安波節から安波ダムに寄り道をしながら歩きます。
高江へ。

今回は、少し真面目なお話。
実体験と現実のドキュメント!!

数日前に会った安次嶺現達さんのいるであろう
カフェ山ガメへ向かう。

この日は、昼前くらいから暑くなってきて、
歩くのがすごくキツかったのを覚えている。

高江今回のヤンバル歩き旅の目的のひとつ。
【高江】高江地区に入ると、
森との間に

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人生は最高のエンターテイメント2014沖縄『わ』

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ぼくがお米つくりを始める前の物語 第13話
気づかなかったのか、
気づいたけれど自転車だったから立ち止まらずに流れていったのか、
2004年には立ち寄らなかった場所に風が誘ってくれた。

タナガーグムイの滝

あの日は。
とても暑かった。

タナガーグムイの滝は、
自然に守られている水場だった。

たくさんの命を育んでくれているんだろうと感じた。
もちろん人間も。

初めて見るトンボや魚、本当に色

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人生は最高のエンターテイメント2014沖縄『を』

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ぼくがお米つくりを始める前の物語第12話安田は山原の奥地だけれど、
港もあり栄えていた。

旅は、本当に面白くて不思議なもので、
北海道から引っ越してきたという絵描きの夫婦が住んでいたり、
安田の共同売店では、
コーヒー豆農家を始めた移住してきたご夫婦と知り合ったりした。

自分の求めている未来を歩いている人たちとご縁が繋がっていった。
意識や思考の現実への影響の大きさをとても感じる。

ただ、今

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人生は最高のエンターテイメント2014沖縄『る』

人生は最高のエンターテイメント2014沖縄『る』

お米つくりを始める前の物語 第11話カフェ水母から少し歩くと、
10年前よりも古くなったように感じる楚洲(そす)の集会場があった。
1泊させてもらい、泡盛も少し頂いて、蟻に苦戦した思い出の場所。

10年という月日はあっという間だった。
そして、またここにいる。
「人生って面白いなぁ」

【国頭村安田(あだ)】を目指していた。
空の間indigoの【うさ】から聞いて会ってみたいなと思った人がいた。

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人生は最高のエンターテイメント2014沖縄『ぬ』

人生は最高のエンターテイメント2014沖縄『ぬ』

お米つくりを始める前の物語 第10話cafe水母に着いた。
ゆっくりと2時間半くらい歩いたかな。

本棚には、
安次嶺現達さんを特集したLj(フリーペーパー)が置いてある。

そして、
現達さんがたまたま店に来た。

高江を知りたいことや、
高江村の人たちの話を聞きたい、
田んぼの借りられる土地への移住を考えていることを話した。

『この時期は、やんばるに暮らす希少な鳥、ノグチゲラの繁殖期で工事は

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人生は最高のエンターテイメント2014沖縄『り』

人生は最高のエンターテイメント2014沖縄『り』

お米つくりを始める前の物語 第9話2020年新米のご予約はこちらから⇧

ハレの日にIndigoを出発した。
目指すは、カフェ水母。

やんばるを感じるのに歩き旅はもってこいだった。
おかげで沖縄の森も大好きになった。

やんばるにいると
2004年の旅の記憶がよみがえってくる。

暗くなってしまったので寝床を探していたら、
集会場みたいな建物を見つけた。
早速、軒下で野宿(寝袋だけ)しようと準備

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人生は最高のエンターテイメント2014沖縄 「ち」

人生は最高のエンターテイメント2014沖縄 「ち」

↑前回の話はこちら『第7話』と

お米つくりを始める前の物語『第8話』あらすじ
お米つくりを始める前の2014年、僕は沖縄を旅していました。
10年ほど前に初めて訪れた沖縄。
その時に出会った人々を訪ねていくとまた新しい沖縄に出会えました。
それでは第8話どうぞ。



空の間Indigoではテントを張らせてもらった。
看板犬のジィも健在で、何羽かの鶏たちも一緒に暮らしていた。
ジィはオッドア

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人生は最高のエンターテイメント2014沖縄『と』

人生は最高のエンターテイメント2014沖縄『と』

お米つくりを始める前の物語 第7話
『初めまして』
と言われて、少し笑いそうになった。
いや、もう笑ってしまっていたかもしれない。
失礼な奴だ。

誰なのかわかっている人とわかっていない人の久しぶりの再会。

それぞれの人生を10年過ごし、外見も人生に合わせて変化していて。
だけど、
話し始めると、10年という時間がワープしたように2004年の感覚のままの2014年になった。

2004年の夏、

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人生は最高のエンターテイメント-2014沖縄『へ』

人生は最高のエンターテイメント-2014沖縄『へ』

お米つくりを始める直前の物語 第6話
【空の間indigo】は、「奥」のバス停から15分ほど歩いたところにあった。

道路沿いに小さな看板。
少し入ったところに小さな小屋。
さらに奥へ進むと。

自然と一体化したジャングルのようなわくわくする世界が現れた。

そうそう、長年連絡ができずにいた友人の名前は、「うさ」
そう呼ばれることは今はないみたいだ。

うさと出会ったのは2004年、恩納村の南の国

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人生は最高のエンターテイメント2014沖縄『ほ』

人生は最高のエンターテイメント2014沖縄『ほ』

お米つくりを始める直前の物語 第5話
北谷町のユキの家から歩き始めた。
親指を伸ばし、腕を伸ばしながら歩く。
ヒッチハイクの秘技「歩きながら親指」

目指すは、
ヤンバルクイナの暮らす国頭村。

わくわくする気持ちが押さえきれずに歩くスピードは前のめりに。

1回のヒッチハイクと一晩の野宿と
最後はローカルバスに揺られて。

ローカルバスに乗ると、
ドキドキとワクワクがピークに達して、
心と顔が大

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人生は最高のエンターテイメント2014沖縄『に』

人生は最高のエンターテイメント2014沖縄『に』

お米つくりを始める前の物語 第4話

話はまた変わるけど、

キョウに乗せてもらい、
10年前(2004年)にお世話になったユースケさんに会いに行った。
ユースケさんは、恩納村でゲストハウスを経営していて北海道出身。

10年前(2004年)
そのゲストハウスに集まっていたメンバーが本当に最高で。
みんなと海へ行ったり、ゆんたくしたり。
夏をおもいっきり楽しんだ。

その時にユースケさんの従兄弟(

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人生は最高のエンターテイメント2014沖縄『は』

お米つくりを始める前の物語 第3話 少し話が前後するけど。

キョウ(足場屋さんの友人)が、
普段なら絶対に買うことのないだろう新しいカフェなどを紹介する雑誌を僕のために買ってくれていた。

僕も絶対に買わないだろうなと思った。

キョウはめっちゃ優しいやつで、
「これ観て行きたいところあったら行こうか」と言ってくれた。

あんまりカフェに興味はなかったけれど、
せっかくだしとパラパラとめくってい

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人生は最高のエンターテイメント2014沖縄『ろ』

人生は最高のエンターテイメント2014沖縄『ろ』

お米つくりを始める前の物語 第2話

歩いて訪ねた友人は、
英語教室を開いていた。
名前はユキ。

10年前(2004年)に沖縄に来たときに
英語がペラペラの高校生たちと出会った。
沖縄のコザという場所では、日本国内だけど、ドルを使っている外国人をよく見かけた。

沖縄は何だか違う世界があるなぁと感じたのを思い出す。

時代も変わり、英語を話す需要が高まり、英語教室は各地で増えたんだけど。
沖縄に

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