人生は最高のエンターテイメント2014沖縄『は』
お米つくりを始める前の物語 第3話
少し話が前後するけど。
キョウ(足場屋さんの友人)が、
普段なら絶対に買うことのないだろう新しいカフェなどを紹介する雑誌を僕のために買ってくれていた。
僕も絶対に買わないだろうなと思った。
キョウはめっちゃ優しいやつで、
「これ観て行きたいところあったら行こうか」と言ってくれた。
あんまりカフェに興味はなかったけれど、
せっかくだしとパラパラとめくっていると、
「Indigo」という文字が目に入り、
僕は時が一瞬止まったかと思うほどビックリした。
今でも鮮明に思い出す。
小麦色の子どもたち、看板犬のジィ、突然のスコール、潮風、天国の階段、宝探し。
なんとそこには、
10年前(2004年)に仲の良かった大切な友人が載っていた。
とても大切で、絶対に忘れることのない思い出。
だけど連絡もできないし、どこにいるかもわからない友人。
すぐにキョウに興奮して話した。
多分、「嬉しい」「奇跡」「ありがとう」
しか言ってなかっただろうけれど。
とても幸せですてきな気持ちだったことは今も覚えている。
つづく。
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