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人生は最高のエンターテイメント2014沖縄『わ』

ぼくがお米つくりを始める前の物語 第13話


気づかなかったのか、
気づいたけれど自転車だったから立ち止まらずに流れていったのか、
2004年には立ち寄らなかった場所に風が誘ってくれた。

タナガーグムイの滝

あの日は。
とても暑かった。

タナガーグムイの滝は、
自然に守られている水場だった。

たくさんの命を育んでくれているんだろうと感じた。
もちろん人間も。

初めて見るトンボや魚、本当に色々な生きものと出会いワクワクした。

時計も持たず、太陽を頼りに時間に制限はなかったから、ゆっくり歩いていたからGoogle先生の試算よりもだいぶ時間はかかっていたと思う。

沖縄は小さな島だから内地のように無限に感じられる水は無い。
日照りが続けば断水の案内が流れる。

日本の水も無限ではないし、汚している水は元通りにはならない。
地球の浄化作用はとっくの昔にオーバーしている。

その大切な大切な水を育む『やんばるの原生林の森』

森、川、海。
地球はすべてつながっていてひとつだということを沖縄にいるとより一層実感できる。

ゴルフ場の下流は汚れ、その河口から広い範囲で珊瑚が死んでいることは2004年に海人のおじさんから聞いた。
七十歳になる海人の腕は、僕の太ももよりも太く、若い男3人がかりで挑んだがびくとも押せなかった。
その話はまたじっくり書きたい。

そしてまた懐かしい安波の集落を通りかかる。

安波には安波節の石碑がある。
2004年に石碑の前で自転車を停めて写真を撮った。
誰かに撮ってもらいたかったけれど、
誰もいない静かな場所。
だけど明るく思い出の場所。



安波節



つづく

旅から戻った一年後、お米つくりを始めました。

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