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着物で暮らす

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#浴衣

近江縮と小千谷縮の着心地の違い

近江縮と小千谷縮の着心地の違い

先日小千谷縮だと書かれて買った麻の反物から仕立てた単をきた時
めちゃ裾捌きが悪く歩きにくいと感じました。

これは麻の着物合わないかも
そう思っていたのですが。

近江縮の本麻の反物で仕立て単を
こないだ着たところ

とんでもなく着やすい
めちゃ早歩きしたのにもつれない
引っかからない。

同じ麻の着物かな?と思うほどに
裾捌きというか布の摩擦に違いがありました。

小千谷の単の反物は長襦袢しか触

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夏の終わり、浴衣の楽しみ方

夏の終わり、浴衣の楽しみ方

お盆が過ぎて
暑さはあるけど秋の気配も感じるころ

なにをどうきるのか
洋服でも悩みが増える季節。

浴衣をどうすれば
浮かずに着れるのかについて
私が気をつけていること。

浴衣の選び方浴衣を着物風に
という着方がずいぶんメジャーになったとはいえ

秋の気配がする頃に
夏と同じ選び方をしていると
浮いてしまうのではないかと思っています。

一応いうておくと
ういてもいいんです


私はそうなり

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着物は暑いでしょ?と聞かれることについて

着物は暑いでしょ?と聞かれることについて

酷暑
みな暑い

なにを着てても
なにをしてても
暑いもんは暑い


「着物は暑いでしょ」とよく言われるので
それについての私的アンサー

着物は暑いのか?「何を着ていても暑いので、機嫌よくいられる自分にあった服を着ています」

というのが
よく言う返答。

「あー」

っていうてくれはる人が半分

「帯とか紐とか暑くてねぇ」

そういうひとは着たことがある人で少数

着物暑い時に着ない人に

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家族みんな浴衣でお出かけいいもんだ

家族みんな浴衣でお出かけいいもんだ

二条城のプロジェクトマッピングイベントに
家族で出かけました。

ここぞとばかりに
子供たちに甚平浴衣を着せて
旦那さんも巻き込んだ話。

洋服は簡単だけどパッと着て出られる洋服は簡単だけど
なかなかイベントに出かけることの少ない今

ちょっと手間をかけて
浴衣になるのもいいもんです。

普段着ない旦那さんに
浴衣を着つけるのもまたよし。

男性の帯結びは知りませんが
兵児帯なのでなんとなくでOK

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阿波しじらは夏に行ける!

なんの根拠もなく
あちこちで見かけた言葉を
鵜呑みにしていた話

体感は人それぞれ
実際に試してわかった阿波しじらのこと

阿波しじらは盛夏には暑いなんかでみたの
何回も

なんの疑いもなく
「しじら織りは夏には向かんのだな」
そう思ってました。

なのでしじらの着物は
春初夏梅雨秋のものなんだと

先日仕立ててもらった
阿波しじらの着物


「なーんや、秋まで着られんのか」
ちょっとガッカリし

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普段着がフルオーダーな生活を楽しむ

普段着がフルオーダーな生活を楽しむ

春から和裁を習い始め
浴衣を三着仕立て

自分サイズの浴衣で
過ごす日々を過ごしています。

日々の心地よさが
マイサイズだとこんなに違うのかという話。

浴衣だからより分かるサイズ感自分で仕立てるってことは
マイサイズなんです

仕立ててもらっても
マイサイズはマイサイズなんですけど

仕上がった後に
布を触ってる時間が違うので
愛着となじみが桁違いです。

着るときも早いし
中にあれこれし混ん

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普段着浴衣、お出かけ浴衣のボーダー

普段着浴衣、お出かけ浴衣のボーダー

一般的に浴衣といえば
ひとつのイメージしかないと思うんですが

浴衣で暮らすという事をしていると
確実に境界線ができます。

私の中の
普段着浴衣とお出かけ浴衣のボーダー(境界線)について。

普段着浴衣に必要なもの暑い季節の暮らし着なので
家事も用事も子育てもするということを
クリアしてくれないと困るのです。

となると
強度!

普段着浴衣に必要なのは
涼しさよりも強度です。

汗をかけば

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下駄は知るほど面白い

下駄は知るほど面白い

やっすい下駄は
今まで何足も履きつぶしてきたんだけれど

ちゃんとした下駄欲しいなと思ったとき
下駄の事って知らないなと気づき

下駄の事を知って下駄が欲しくなった話。

下駄の歴史はとても深い下駄って
カラコロなる
普段の履物みたいな感じでした



この丸屋履物店さんのYouTubeを見て
認識がガラッと変わりました。

そういうもんやって思ってたことが
丁寧に教えてくださるので
自然と興味

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「今日花火大会ですか?」って言われた時の捉え方

「今日花火大会ですか?」って言われた時の捉え方

浴衣の季節になると
夏着物であっても

「今日、花火大会あるんですか?」

って声をかけられることが増えます。

そんな時にどう返していいのか
着物初期に困っていた私なりの返事の仕方。

はぐらかさないこと着物着始めの頃
イラッとしてたんです(マジで)

花火大会が仮にあったとしても
自分で調べればよくね?
みたいな強気でした(スイマセン)

で、
「花火大会あるんですか?」

にたいして
「さぁ

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普段夏着物に適した浴衣生地の見つけ方

普段夏着物に適した浴衣生地の見つけ方

浴衣を夏着物として着ていい
という感覚が広がってきていますが

とはいえどれでもいいわけじゃなかろう
そう感じている人にお勧めな線引きが生地での選別

普段着る夏着物に適した
浴衣生地の選び方で私が意識してること。

大人女子がサラッとカッコよく着るための話
基本的に個人の自由なのでご自身の基準を優先してくださいね。

透けたら負け浴衣の縫いやすさに関しては
こんな記事を上げてますが

普段に使い

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寝間着浴衣は女性ものより男性ものが楽

寝間着浴衣は女性ものより男性ものが楽

寝間着を浴衣にするようになり2年が経ちました。

色々思うことはアリ
自分なりに工夫しつつも続けています。


最近これアリやなと思ったので
そんな話。

特別よりも今できること浴衣で寝るということについて
過去に書いた記事

これが私の気になってること↓

↑これについては
インナーを着る、着替えを用意しておくということで私的にクリア。

特別なことはいつあるかわからないけど
日々を大切にした

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浴衣・木綿着物におススメの下着

浴衣・木綿着物におススメの下着

下着、肌着
体質もあって
アレコレ色々試しました。

下着が合っても
着物との相性が悪いなんて普通

一体何がいいのか
浴衣・木綿着物下によさげなものに出会いました。

下着、肌着のなかでも
上ではなく下、ハキモノの話

浴衣・木綿着物下着条件とにかく滑りが良くないのが
綿の特徴

摩擦があるから着崩れにくかったり
メリットももちろんあるのだけれど

滑りが悪いということは
足さばきが良くない

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浴衣で寝ていて心配なこと

浴衣で寝ていて心配なこと

自分のために
浴衣を着て寝ています。

とあるコラムを読んで
ずっと考えていることの話。

避けて通れないことだから
しっかり納得いくように収めたい。

天災はいつ来るかわからない阪神淡路大震災を経験したのが19歳の1月
初めて死ぬかもしれないと思いました。

着物関係の情報誌を見ていて
とあるかたのコラムに

「寝るときはスウェットか部屋着でと家族と決めている。いつ何があっても外に出られるように

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浴衣で眠る生活初冬編

浴衣で眠る生活初冬編

昨年夏から浴衣で眠るようになり
昨年冬はパジャマに変更して
春からまた浴衣で眠る生活に。

案外いけるんじゃないかと
今なお浴衣で眠る生活をしてて気づいたこと。

セルフ保温システム袖口も脇のとこも空いてるし
裾は開き放題で風はいりまくり。

なんだけど
自分の肌と肌が触れ合うことで
自己暖房してる気がするのです。

暖房というよりも
体温を守るために頑張るシステムというか
冷えること前提で体温あ

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