トリササmoon

チャネリングファンタジー小説 「夜天一族」を執筆中 初めまして いつもはアメブロにて…

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チャネリングファンタジー小説 「夜天一族」を執筆中 初めまして いつもはアメブロにて少しずつ掲載している チャネリングファンタジー小説の「夜天一族」執筆中のトリササmoonです ハイヤーセルフやヒーリングと云ったスピリチュアルな世界を作品を通して構築しています

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  • 「夜天一族」「楽園の向こう側」チャネリングファンタジー

  • 「夜天一族」第三章「沈まぬ月の都」

  • 「夜天一族」完結章「彷徨う小鳥」

  • 「夜天一族」第四章「楽園の向こう側」

  • 「夜天一族」第二章「月の聲が聴こえる」

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チャネリングファンタジー小説

「夜天一族」全編完結 この作品の 初出しはアメブロでしたが そちらで一年五か月掛かっての発表でした 小説ってそれもオリジナルであればあるほど 読者は限られてしまい…

「夜天一族」完結章

完結章 「彷徨う小鳥」サマヨウコトリ 月面都市空港「MOON CITY AIRPORT」から飛び立ち、ミクロトンネルを通過した高速シャトルの目前には美しい青い惑星が浮かんでいる…

「夜天一族」最終章

最終章 「夜天一族」ヤテンイチゾク 「ママ!愛たかったー!いつまでいられるの?」 久々に顔を合わせた母親に擦り寄り、まるで飼い犬の如く視えない尻尾を振っているだ…

「夜天一族」第十一章

第十一章 「銀河の中心にあるのはブラックホールの際限ない収縮」 ギンガノチュウシンニアルノハブラックホールノサイゲンナイシュウシュク 「お帰りなさいませ。菫青様…

「夜天一族」第十章

第十章 「天上の館」テンジョウノヤカタ 月を統べる月天人(テンジョウビト)がいる。 その聖なる領域は「月神殿」もしくは「天上の館」と呼ばれている。 月を信仰する者…

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「夜天一族」第九章

第九章 「静かなる波の涯て」シズカナルナミノハテ 「ねぇ、コン兄。アタシ達、いつまで経っても最終目的地に到着しないのはどうしてかしら?」 長兄と遭遇して、一緒に…

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「夜天一族」第八章

第八章「魔法の言葉を唱えましょう」マホウノコトバヲトナエマショウ 天井を二つの睛が不思議そうに視詰めている。 「お兄さまとセイちゃんはナニをしてますの?それに月…

「夜天一族」第七章

七章 「銀河宇宙はいつでも咲う」ギンガウチュウハイツデモワラウ ♫ここにない星座走るクェーサー 太陽系惑星の羅列の形成 過去に何億の星は出来 雪の恒星に そんな…

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「夜天一族」第六章

第六章 「月の祈り」 ♫星に願うならばなかったでしょう 月にはワタシ達のことが視える 無くしたものを何処へ探しにゆくの 過去から未来への想いを誓う 月の祈りの魔…

「夜天一族」第五章

第五章 「月の女神の唄う場処」 ツキノメガミガウタウバショ 刻は少し遡る。 双子達はコザル兄妹に連れられて次元トンネルを通り抜け、月の裏側の「人魚の国」へと辿り…

「夜天一族」第四章

第四章  「楽園の向こう側」ラクエンノムコウガワ 飛び出したい朝の気候変動に惑わされて 走り回って愉しくって咲(わら)っちゃってどうしよう 愉しくって嬉しくって…

「夜天一族」第三章

チャネリングファンタジー小説 第三章 「沈まぬ月の都」シズマヌツキノミヤコ 月と地球間には次元を越えるためのミクロトンネルが存在している。 そのトンネルを通過す…

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「夜天一族」第二章

チャネリングファンタジー小説 第二章 「月の聲が聴こえる」ツキノコエガキコエル 銀河に流れる唄声は月面のサテライトスタジオより各惑星に生中継されている。 ミクロ…

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「夜天一族」第一章

チャネリングファンタジー小説 第一章 「彷徨う小鳥」サマヨウコトリ そう 夢を視ていた日を忘れないでいる いつの日も最後の唄を 天上を走り唄声は駆ける 地上には…

チャネリングファンタジー小説

チャネリングファンタジー小説

「夜天一族」全編完結

この作品の

初出しはアメブロでしたが
そちらで一年五か月掛かっての発表でした

小説ってそれもオリジナルであればあるほど
読者は限られてしまいフォロワー数が増えるとかそんなのはありませんでしたが
そんなの正直どうでもいいとさえ思います

要は
自分が投げ出さずに書き切った!

この達成感ともう完結目指して書くことが無くなるんだと云う執筆ロス
これらを味わえるのは作品作りを

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「夜天一族」完結章

「夜天一族」完結章

完結章 「彷徨う小鳥」サマヨウコトリ

月面都市空港「MOON CITY AIRPORT」から飛び立ち、ミクロトンネルを通過した高速シャトルの目前には美しい青い惑星が浮かんでいる。
「本当に美しい星ね。早く降り立ちたいわ」
窓の外に映し出されている青い地球にうっとりとユージニーが呟いた。
宙の漆黒に映える水を湛えた青く輝く美しい惑星が、自分達を歓迎してくれているようにも思う。
「ワクワクするでしょ

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「夜天一族」最終章

「夜天一族」最終章

最終章 「夜天一族」ヤテンイチゾク

「ママ!愛たかったー!いつまでいられるの?」
久々に顔を合わせた母親に擦り寄り、まるで飼い犬の如く視えない尻尾を振っているだろう菫青のテンションはMAXに達しようとしている。
「菫青~私も愛たかった~」
母親菊花は娘のような息子を抱き締めた。
「フフフ、嬉しい!月に来て好かったと思えることの一つだわ」
下手をすれば何年も顔を合わせることもないほど、一家団欒には

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「夜天一族」第十一章

「夜天一族」第十一章

第十一章 「銀河の中心にあるのはブラックホールの際限ない収縮」
ギンガノチュウシンニアルノハブラックホールノサイゲンナイシュウシュク

「お帰りなさいませ。菫青様。星葉様。本日はお疲れ様でございました」
「夜天家」月の邸に戻った双子を出迎えたのは、独り留守を護っていたオリオン三兄弟の一人ミンタカである。
「「ミンタカ、ただいま~」」
双子が同時にハモッた。
「「お帰りなさいませ」」
「「!?」」

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「夜天一族」第十章

「夜天一族」第十章

第十章 「天上の館」テンジョウノヤカタ

月を統べる月天人(テンジョウビト)がいる。
その聖なる領域は「月神殿」もしくは「天上の館」と呼ばれている。
月を信仰する者の拠り所として頂点に君臨しているが、その実情はいつ放棄してやろうかと四六時中考えているのである。
「ねぇ、王女?アタシ達ってば、いつここに来たのかしら?ここって月の裏側じゃないわよね。ってゆーかここ何処なのかしら」
目の前には巨大な山の

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「夜天一族」第九章

「夜天一族」第九章

第九章 「静かなる波の涯て」シズカナルナミノハテ

「ねぇ、コン兄。アタシ達、いつまで経っても最終目的地に到着しないのはどうしてかしら?」
長兄と遭遇して、一緒に月の女神の居城に乗り込むつもりで意識を集中させた。
ここ、月の塔は想念が具現化する場である。
それを信じて目標を定めたはずなのに、一向にたどり着けないでいた。
「さぁ?私に訊かれても理解し兼ねるが・・・ここがどんなところなのかさえ知らぬの

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「夜天一族」第八章

「夜天一族」第八章

第八章「魔法の言葉を唱えましょう」マホウノコトバヲトナエマショウ

天井を二つの睛が不思議そうに視詰めている。
「お兄さまとセイちゃんはナニをしてますの?それに月の貴公子までご一緒ですのね」
コザル王女が辿り着いたのは光りに溢れた空間であったが、天井部分に当たる上空では星葉とコザル王子と月の貴公子ことユージン・ムーンシャインが、ナゼか同空間にいるようだった。
「アラアラ」
コザル王女の隣りで同じく

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「夜天一族」第七章

「夜天一族」第七章

七章 「銀河宇宙はいつでも咲う」ギンガウチュウハイツデモワラウ

♫ここにない星座走るクェーサー

太陽系惑星の羅列の形成

過去に何億の星は出来 雪の恒星に

そんな星でも まだ生き抜く存命

果てしなくつづくよ 上昇人生

銀河の成り立ちどこで観よう?水の彗星に

時は巡り遠き日の 昨日今日明日

月も星も輝いてる すぐ近くのソラに

太陽の炎はクールダウン

水星は時短で回るグルグル

金星

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「夜天一族」第六章

「夜天一族」第六章

第六章 「月の祈り」

♫星に願うならばなかったでしょう

月にはワタシ達のことが視える

無くしたものを何処へ探しにゆくの

過去から未来への想いを誓う

月の祈りの魔法を唱える

言葉をワタシに伝えて欲しい

視えずに探してた暑い夏も

ワタシは何から逃げてたのかな

ずっと まだ それさえも忘却のなかで

亡くしたくないと知っている

その時のヨロコビも あの時の淋しさも

月は祈りのすべて

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「夜天一族」第五章

「夜天一族」第五章

第五章 「月の女神の唄う場処」 ツキノメガミガウタウバショ

刻は少し遡る。
双子達はコザル兄妹に連れられて次元トンネルを通り抜け、月の裏側の「人魚の国」へと辿り着いていた。
そこは不思議な世界が広がっていた。
緑深い森の中なのに宙を漂う海月のような半透明の生物が揺らいでいる。
「コザル王女。ここはどうなっているの?」
水の中の生物なら陸上で生きられない。
ここが水中なら自分達は呼吸していられない

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「夜天一族」第四章

「夜天一族」第四章

第四章  「楽園の向こう側」ラクエンノムコウガワ

飛び出したい朝の気候変動に惑わされて

走り回って愉しくって咲(わら)っちゃってどうしよう

愉しくって嬉しくって何もかも満ちたりて

すっと妙にLOWになって落ち着いたり浮ついたり

アナタタチ何処に向かう、もうゴールは近くに見える

宇宙の彼方へと向かうなら

現実も幻想も操作しない見切れた明日でも

ワタシタチここでも称えあう

アナタタチ

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「夜天一族」第三章

「夜天一族」第三章

チャネリングファンタジー小説

第三章 「沈まぬ月の都」シズマヌツキノミヤコ

月と地球間には次元を越えるためのミクロトンネルが存在している。
そのトンネルを通過することで、地球と月との次元移動が可能となっているため月の人間だろうが、地球の人間だろうがトンネルを越えれば身体は星々の重力に慣らされる。
二人を乗せた高速シャトルに月面空港到着を告げるアナウンスが流れた。
「着いたー!久しぶりのツッキー

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「夜天一族」第二章

「夜天一族」第二章

チャネリングファンタジー小説

第二章 「月の聲が聴こえる」ツキノコエガキコエル

銀河に流れる唄声は月面のサテライトスタジオより各惑星に生中継されている。
ミクロトンネルの開通により惑星間の距離が縮まって等しい。
三次元地球も多少の次元上昇により、 他惑星との次元差がそれほど感じなくなっている。
年号が宇宙暦となり、今は昔の地球が西暦二千年代の頃に発達した動画投稿サイトがより進化したお陰で、 太

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「夜天一族」第一章

「夜天一族」第一章

チャネリングファンタジー小説

第一章 「彷徨う小鳥」サマヨウコトリ

そう 夢を視ていた日を忘れないでいる

いつの日も最後の唄を

天上を走り唄声は駆ける

地上にはカミサマがいるのにさ

ナゼか女神の唄声だけが聴こえているのに

王様だけは余所を視ている

シナリオの始めはすでに出来ている

探る様に王は口を閉ざし

去りゆく今の現実は過去からのメッセージ

あなた達の愛は何処にあるのか ず

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