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鳥倉大介 会社を承継したり再生したりする人 SoFun関東株式会社 代表取締役 認定事業再生士CTP
2021年9月18日 11:58
事業再生の仕事をしていますと「お金の無い会社から報酬をもらうのは難しくありませんか?」とご質問いただきます。クライアントである相談者の方も「お金がなく、顧問料のお支払に自信がありません」と言われることもあります。ご心配は様々ですが、鳥倉は事業再生のプロです。私に支払う報酬に困らせるような事は致しません。簡単に申し上げると、キャッシュフローを改善させ、私への報酬の支払に困らない資金の流れを作
2021年9月18日 00:30
社内の問題は、誰よりも会社の中にいる人間が知っています。社長も知っているし、中間管理職も知っている、そして末端の従業員も知っています。では、問題を社内にいる全員が知っているのになぜ改革しないのでしょうか?知っているのであれば、改革に成功しそうなものです。しかし、現実はそうなりません。なぜ社内改革は失敗するのか?について、ご説明します1.社内改革の進め方多くの社内改革は社長の掛け声に始まりま
2021年8月19日 18:01
知っているけどできない、なるべくやりたくないのが事業再生事業再生を社長自らできる事はありません。私は断言致します。それはなぜか?という事についてご説明したいと思います。問題解決には現状認識が大事だと言われますが、社長だって自らの置かれた立場や状況、そして問題点を知っているのです。知っているけれどもできない、それが事業再生なのです。経営者の能力の有る無しだけで、事業再生に陥ったりする事はありません。
2021年8月15日 23:02
現状維持バイアスと茹でガエル人は大きな変化や未知の体験を避けて、今の状態をそのまま維持したいという心理が働く。これを現状維持バイアスと言います。事業再生は現状維持バイアスとの戦いです。会社の損益が悪化し、資金繰りに支障をきたし、倒産前夜の様相を呈したとしても、驚くことに混乱を生じてまで組織を変革しようという機運は湧き上がらないのです。「茹で蛙」を生む構図です。現状維持バイアスは恐ろしいもので、
2021年8月14日 09:10
あなたの改革は社長の信認を得ているのか?社長の信認を獲得してから事業再生に着手するのが大事です。入口で信頼関係を築けない案件は上手くいきません。時間をかけて信頼関係を構築しようと思った事もありましたが、事業再生は特にスピードが勝負です。後々となって入り口で信頼関係が構築できなかった案件が良くなる事はありませんでした。短期に信頼関係を築く挑戦を私はやめません。認定事業再生士の仕事は、社長よりの信
2021年8月13日 09:46
サービサーをよく知ろう事業再生において、金融機関への返済が難しくなると必ず登場してくるのがサービサーです。3ヶ月以上の元利金の延滞が1つの目安となります。金融機関から「期限の利益喪失通知」が届き、差押可能な資産がある場合は「訴訟」へ移行しますが、無担保債権(不動産等の保全がない貸付)である場合などは、サービサーに債権譲渡し金融機関は損失を確定させます。(無税償却のため必要なプロセスです)あ
2021年8月12日 22:06
リスケジュールの申し込みが意味すること事業再生が必要な会社は、リスケジュール(返済緩和)を申し込みます。1度リスケジュールを申し込むと、契約時に設定された期限の利益は前提とならず、当初の借入期限とは異なり、会社の状況に合わせて金融機関と協議しながら3ヶ月、6ヶ月、1年の期間、返済緩和を認めてもらい、期限の利益を設定する為の折衝を行う事となります。いわば銀行管理の状態になるのです。リスケジュール
2021年8月7日 18:00
誰に相談したら良い?資金繰り表は自分で作るしかない。資金繰りの悩みは中小企業経営と切っても切れません。また、資金繰りの悩みは相談相手がいません。相談相手のいない悩みは問題を深刻化します。迂闊に相談すると大変です。従業員 → うちの会社は潰れるのではないかと噂が飛び交い与信不安、離職者も。税理士 → そこは社長が何とかしてくれないと、一般論。銀行→ 赤字補填資金は融資できません
2021年8月6日 12:00
「もうやれることはやった」日々事業再生のご相談を社長としていると、「もうやれることはやった」とみなさんおっしゃいます。よく聞く対策は、・外注費の内製化・購買先の多様化・在庫の圧縮、リードタイムの短縮・見積合わせ入札の徹底・宣伝広告の制限、見送り・事務用品の購入制限・コピー機単価の見直し・携帯契約の見直し・調達金利の引き下げ・家賃引き下げ交渉・オフィス面積の縮小、引越
2021年7月30日 13:17
1.高額の役員報酬を設定するメリット事業再生に取り組む社長は、ご自身の役員報酬をしっかりと見直しましょう。「税理士の先生に利益が出なくても役員報酬は取っておいた方が良い」とアドバイスされました。と、何年前にされたかわからない税理士の助言を守っている社長がいます。確かに、役員報酬額が高いと、将来的には年金の受給額も多くなりますし、役員退職金の算定基準額も高くなります。また、会社に現金が無
2021年8月4日 12:26
1.事業再生の現場は“究極の選択”の連続事業再生の現場というのは、“究極の選択”を求められます。究極の選択とは、“あちらを立てればこちらが立たない”・“本当は選びたくないけど、どうしても選べというのであれば選ぶしかない”そんな選択を求められるのが事業再生です。社長の仕事は、「決断し責任を取ること」だと多くの人が語りますが、事業再生のタイミングでは、この仕事が色濃くなります。社長自身も十分にわ
2021年7月30日 10:49
1.まず家族会議から経営改善に着手する!事業再生に取り組む上で、まず最初におススメしたいのは『家族会議』です。事業再生には、様々な方法論があります。多くの専門家がそれぞれの立場で、これから事業再生へ挑む社長に対して、それぞれベストだと信じる方法をおススメします。私もコンサルタントとして、最善のソリューションをご提供したいと、常日頃よりスキーム立案を致しますが、社長にはそういったスキーム以
2021年7月29日 21:55
1.経営危機だ専門家を雇おう!あなたの会社に経営危機が訪れ、事業再生を志した時、事業再生に精通した専門家を雇うことをお勧めします。事業再生は、法律、財務、経営に精通し、危機において経営改善を実行する事に手慣れている必要があります。事業再生時は資金繰り危機がセットであり、悩んでいる時間は無いのです。多くの場合、短期決戦となり取組が奏功し、経過を管理することとなっても3年から5年もあれば良い
2021年6月9日 16:17
1.なぜ、「リストラ」に注目すべきなのか――「リストラ」というテーマについて、なぜいま注目すべきなのでしょうか?一番の理由としては、コロナ禍で業績が悪くなっている企業が多いという点ですね。まずはそもそもどうやって業績を立て直すかという話なのですが、普通は売上や利益を上げて立て直すことに各企業は注力するかと思います。ただコロナの最中ですと、素直にモノやサービスを買ってもらえるような状況で