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デジタルネイチャー研究室でクラファンします【世界の舞台、渡航費で遠く】

タイトルにあるように,所属しているデジタルネイチャー研究室(落合陽一研究室)でクラウドファンディングします!!!!

前回の未来館プロジェクトのクラファンに引き続き,今回もクラファン担当をしていますちなっちゃんです!未来館プロジェクトでのご支援・ご協力大変ありがとうございました!おかげで大成功に終わることができました.


今回のクラファンの背景にある大きな問題

これまでのデジタルネイチャー研究室での研究発表の取り組み

コロナ禍以前には,毎年SIGGRAPHをはじめとするトップカンファレンスへ参加していました.Digital Nature Groupが始まった2015年からコロナが流行する前の2019年までに行われ,国際学会で発表された研究の中で,現在も研究室を代表する研究プロジェクトも多くあります.

私も,その時代のプロジェクトを見て落合研に憧れたうちのひとりです!なんとかしてここで研究できないかと,論文を読んで,参加している学会を調べて,いつかここで発表したいと期待に胸を膨らませて日々頑張ってきました.色々な道のりを経てたどり着いたこの場所で,やっと自分で研究に取り組んで国際学会を目指せるぞ!とわくわくしながら初めての経験でわからないことに頭を抱えつつも毎日研究活動に取り組んでいます.

コロナが落ち着き始め,海外渡航が全面的に解禁されたのは2022年頃でした.以前学会発表のために現地に赴いていたメンバーとは世代が変わり,上位課程へ進学した先輩方やコロナ禍前後に加わった新しいメンバーが,日々の研究成果を多くの研究者に発表する機会を得ています.

初めて海外に行く学生もいれば,論文の投稿には挑戦していたけど学会にフィジカル参加するのが初めての学生もいたり,コロナ禍を挟んで久しぶりに現地会場へ行く学生もいたりと,多様な経験を積んだメンバーで様々な地へ赴いています.

私が初めて行った学会はSIGGRAPH Asia 2022自分にとって初めて形に残した研究で採択されました.開催地は韓国,日本語と英語が初級レベルにしかわからないのに,現地は空港以外ハングルしかなく,後輩と一緒に一生懸命iPhoneのOCRを使って読んでいました笑
この時は,アジアがまだコロナ禍の風潮だったのもあり,マスク着用で表情がわからない中,終日英語でのコミュニケーションをとって,いろんな分野の研究者の方とお話しすることができました!!海外の研究者だけでなく,同じ分野の日本人研究者や,年齢が近い学生さんなど,国内の研究者コミュニティとの出会いもあり,たくさんのことを学ぶことができました!!!

初めての学会で発表している様子.右側に登壇しているのが私.
現地でのデモンストレーションブース.左が共著に入ってもらって多大なる貢献をしてくれたつよつよエンジニアのいずみん.右が私.

このように,学会会場では研究発表以外にも,研究室以外の同世代の研究者との交流や,日本人同士で集まって情報交換や交流を行い国内の研究者と繋がったり,他国・他大学の研究者から直接フィードバックをもらえる貴重な体験を経験したり,社会人として活躍されている研究室の卒業生に再会したりと,研究者の輪がどんどん広がっていることを実感しています.

私たちは,日々の研究活動だけでなく,論文という形で研究成果を残し,学会発表という形で成果発表にも積極的に挑戦しています.

研究発表のための渡航費が高騰しすぎていて,大学・研究室からの支援では足りなくなる事態に…

しかし,現在は研究発表の裏で問題になっている渡航費の高騰に対して,大学・研究室で対処できないほどに事態が悪化しています.例えば,先月行ったSIGGRAPH2023では,航空券25万円+宿泊費10万円に対して,大学からの支援は上限15万円でした.圧倒的に不足しています.足りない分はどうするかというと,学生が私費負担したり,研究室で確保している本来研究を進めるための物品を購入するための資金を削ることでやっと渡航が実現します.

私も先月SIGGRAPHというCG系トップカンファレンスに採択されて研究発表してきたわけなんですけども,その裏ではこのような渡航費などのお金の問題があり,研究室内で大問題となりました.大学から支援できる金額は上限が決まっていますが,コロナ後の渡航費の高騰には対応できないと言われています.この問題から数ヶ月に渡って学生主体でクラウドファンディングの準備をしてきました.

今回のクラファンのリターンの紹介(私の主観でご紹介^^)

オンラインワークショップ(1種類)

オンラインワークショップ(3種類)

オンラインワークショップでは,落合先生が生成AIを使って文章,音,映像を生成するワークショップを行います.文章,音,映像の中からお好きなものをお選びいただき,ワークショップにご参加ください.使用する生成AIは,chatGPT, musicGen, stable diffusionなどを予定しています.例えば下記のような画像が生成できるワークショップを予定しています!
私たちが普段研究室で使っている生成AIのツールを使って開催します!研究室内では,3ヶ月に1回ある研究合宿で生成AIが話題になってすぐ落合先生が講義を開いてくれて今ではいっぱい使っています👍👍👍

生成AIワークショップで作成できる作品の例.

落合陽一の手書きサイン入り アクリル板作品

HIFU(高密度焦点式超音波)を使いDNGロゴをアクリル板に書いた作品です。未公開の研究成果を使った作品のご案内!落合先生のサインを入れてお届けします!

映画製作のオンラインワークショップ

生成AIを使うオンラインワークショップ(3種類)を受けた人におすすめしたいリターンです.1つの音楽,1つの画像,1つの文章だけでなく,それらを統合させて大きな作品にしたいという人におすすめです!

落合陽一のチェキ会

私たち学生が考えた落合先生とのチェキ会.申し込んでくれる人いるかな?とそわそわしながらリターンに追加しました!笑
落合さんと一緒に写真を撮ったことはあるけど,物質的な形に残していないな…という心当たりがある方におすすめです!私も参加したい!!!

生成AIで作成した映像作品

自宅やオフィスでかっこいい映像を流して気分を上げたい!という方におすすめです.オンラインワークショップ(3種類)の内容を,超応用して出来上がる1つの作品,私も完成が楽しみです!!

SIGGRAPH学会ご案内+見どころガイド+次年度展望ノート

激推ししたいリターンの一つ,SIGGRAPHを一緒に行ってみよう会.私の研究の主戦場はSIGGRAPHなので,もちろん来年の学会も目指して研究を進めています.SIGGRAPHの特徴は,なんといってもこの分野で一番「お祭り」に近い雰囲気と温度感なこと.そのため,研究者や企業だけでなく,個人で参加される人も多いんです!!来年はSIGGRAPH史上初めてのアメリカ・デンバーでの開催.私たちや先生たちもこの場での開催を初めて体験する機会となっています.ぜひ一緒に行きませんか!!

ゴールドサポーター

企業さんにおすすめのリターン.研究発表でたくさんの研究者や企業の方がいらっしゃっる場でしようする発表のスライドにお名前・企業名・ロゴを掲載させていただきます!

プロジェクトメンバーの紹介とご支援のお願い

プロジェクトメインメンバーのご紹介

本プロジェクトの隊長は来年からDの道に進む丹羽くん

広報担当は私,ちなっちゃん

同じく広報担当は超音波HCIの研究をしているあやかさん.
今論文の締め切りに向けて超頑張っています!!!

あやかさんが頑張っている間の広報担当後任の卒研生,みやりん

メインはこの4人+研究室メンバー全員で取り組んで参ります!もちろん,メインのメンバー以外にも,SNSで積極的に発信してくれる人,公開するコンテンツを取り締まってくれる人,掲示物などを作ってくれる人,多くのメンバーが一人一人役割を持ってプロジェクトを作り上げています.

プロジェクトを内部で立ち上げた時から,リターンは何にしよう?より多くの人にこのプロジェクトが届くにはどういうことをしたらいいだろう?とゼミの時間を使ってみんなで考えてきました.

本プロジェクトではなんと,2日に1回くらいのペースで新しいコンテンツをクラウドファンディングのページ内の「活動報告」で公開していく予定になっています!(これは新しい取り組みです!)研究室所属メンバー全員が1人1回担当して研究のことを紹介したりしていく予定です!
これから募集終了日に向けて,たくさんのコンテンツを公開していきますのでぜひ楽しみにしていてください!!

最後に,ご支援のお願い

現在進んでいる未公開の研究プロジェクトが,国際学会や論文誌への採択を通じて初めて対外的に公開されます.その機会に対して,学生が研究以外の面で躊躇することなく積極的に挑戦できる環境を作るために,普段応援してくださっている皆様と一緒に研究を世界に伝える方法を考えてきました.皆様からのご支援・ご協力をよろしくお願い致します.

READYFOR:https://readyfor.jp/projects/ochyaigogo5

Lab HP:https://digitalnature.slis.tsukuba.ac.jp/2023/09/dng-readyfor-4/

(↑NEWSやREADYFORの文章は私が書いているのでぜひ見てください…!!)

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