時季toki

大人になりたくない。体の成長も、年々冷めていく目もきらいだ。なにより、あの子と離れてい…

時季toki

大人になりたくない。体の成長も、年々冷めていく目もきらいだ。なにより、あの子と離れていく歳の差が、否応にもなく耐え難い。

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松田陣平を通した友人の死に対する自問自答/問い

最近、名探偵コナンにハマった。もともと映画は好きだったし、小学生〜高校生くらいは頻繁にリアタイをしていた。漫画も時々読んでいた。なのでどちらかというと今更ハマっ…

時季toki
8か月前
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牛乳パックと傘

いつまでもかわらない 進化が早かったのか、 はたまた進化を待ちぼうけ じゃあどんなふうにしようと考えてみても 行き着くものはいまのかたちで ふぅむ これは、進化をまち…

時季toki
8か月前
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42回折れば

時季toki
8か月前

あのねひとって分かり合えない

ひとって分かり合えない だって自分と人とは違うから 見てきたものもちがえば、同じものを見て思うことも違う だから、理解できないこととか、そういうの全部認めるべきな…

時季toki
9か月前
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君たちはどう生きるか

映画ってそんなに理解しようとしなきゃいけないものなんだろうか。この作品がわからない、と言われた時にすんなりと出た考え。好きだなあ面白いなあ楽しいなあ、大好きだな…

時季toki
9か月前

ままの日記は見ちゃいけない

ぼく、ままがすき。でも、ままはままだから、ぼくはままのことをままとしてしか見ちゃいけない。 人間には、いろんな顔がある。あの人はぼくのクラスメイトだけれど、どこ…

時季toki
9か月前
1

いつかのぼくは、“きみ”が“彼女”になることを怖がっていた

自殺したことをニュースでしか認められないアイドル、知らない間に病気になっていて次に会った時にはもう人形のようになってしまっていたともだち、昨日は生きているところ…

時季toki
9か月前
1

成仏なんてしないで、きみは

きみの肉を食べるならわたし焼いて食べないわ 切ってそのまま食べるのよ 優しい手も可愛い足もきみは気にしてたお腹も気を遣ってたほっぺたも、生でそのまま食べるのよ …

時季toki
9か月前

時の流れへの些細な抵抗

忘れたくないこと、今の自分が思うこと 取り止めもないことでも、時が経てば忘れてしまった儚い記憶になりうること いつかそんなものになるかもしれない記憶を ここに記す…

時季toki
9か月前
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松田陣平を通した友人の死に対する自問自答/問い

松田陣平を通した友人の死に対する自問自答/問い

最近、名探偵コナンにハマった。もともと映画は好きだったし、小学生〜高校生くらいは頻繁にリアタイをしていた。漫画も時々読んでいた。なのでどちらかというと今更ハマってしまったか、という呆れに近い感情のほうが多いのだが、好きになってしまったものは仕方がないのでサブスク時代への感謝を向けつつ改めてアニメ1話から履修しているところである。そして本当に今更なのだが、コナンのオタクである友人に借りた警察学校編を

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牛乳パックと傘

いつまでもかわらない
進化が早かったのか、
はたまた進化を待ちぼうけ
じゃあどんなふうにしようと考えてみても
行き着くものはいまのかたちで
ふぅむ
これは、進化をまちわびる、
いや
進化した高望み
うぅむ

あのねひとって分かり合えない

ひとって分かり合えない
だって自分と人とは違うから
見てきたものもちがえば、同じものを見て思うことも違う
だから、理解できないこととか、そういうの全部認めるべきなんだけど、それもできないのがなかなかにんげんのむずかしいところで
きみとぼくとはちがうから
ね、違うことをわかって
自分の常識を自分の中に大切にすれども
ひとに押し付けるなぞせず
ね、わかって

君たちはどう生きるか

映画ってそんなに理解しようとしなきゃいけないものなんだろうか。この作品がわからない、と言われた時にすんなりと出た考え。好きだなあ面白いなあ楽しいなあ、大好きだなあ。と思った。わからないと言われた時に浮かんだのは、何がわからないのかわからないという言葉。もちろん大人の世界でそんなこと言えないから、にこにこと口をつぐむ。
ねえ、映画って、理解しなきゃいけないもんなんですか?見たものをそのまま受け入れる

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ままの日記は見ちゃいけない

ぼく、ままがすき。でも、ままはままだから、ぼくはままのことをままとしてしか見ちゃいけない。
人間には、いろんな顔がある。あの人はぼくのクラスメイトだけれど、どこかで知らない誰かと笑って、例えばどこか知らない夫婦の子どもをしたりしてるのだ。
ぼくだって、ままの前では、ぱぱの前では、子どもでしかいられない。友だちとしてのぼくの姿とか、店員としてのぼくの顔とか、ぱぱとままとは知り得ない。
でもぼく、見ち

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いつかのぼくは、“きみ”が“彼女”になることを怖がっていた

自殺したことをニュースでしか認められないアイドル、知らない間に病気になっていて次に会った時にはもう人形のようになってしまっていたともだち、昨日は生きているところをお見舞いしたのに次の日電話で亡くなったと告げられた祖父、悲しいことが受け入れられなくて、自分を心配する声に反発して、痛かったのは彼女なんだから、自分が心配される筋合いなんてないと思っていた。こころなんてやわらかくて、世界なんて摂理でしか動

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成仏なんてしないで、きみは

きみの肉を食べるならわたし焼いて食べないわ

切ってそのまま食べるのよ

優しい手も可愛い足もきみは気にしてたお腹も気を遣ってたほっぺたも、生でそのまま食べるのよ

きみを焼いてしまったらきみは成仏しちゃうでしょ
きみを茹でてしまったらきみは鶏と一緒だわ
きみを蒸してしまったら、きみはむくりと生き返るかしら

そんなことってないんでしょう

だからわたしそのまま食べるんだわ

焼くのは最後の最後で

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時の流れへの些細な抵抗

忘れたくないこと、今の自分が思うこと
取り止めもないことでも、時が経てば忘れてしまった儚い記憶になりうること
いつかそんなものになるかもしれない記憶を
ここに記す。
それをもって 時間への抵抗とする