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拙ブログ「英語教育の明日はどっちだ!」のご紹介
2004年の9月に、今は無き「はてなダイアリー」でブログを開設しました。当時の「はてなダイアリー」は、画像や動画に限らず、pdfなど多くのファイルを貼り付けて保存できたので、当初は英語教育関連の資料を放り込んでおくアーカイブの用途でした。当時のサブタイトルはロウイング(ボート競技)のコーチでもあったので、
TM Rowing at best
その後、その年に秋の学会に備えて、情報発信を始め、授業日
2023年9月9日 英語コーパス学会 松井スライド (2023年10月21日修正版)
2023年9月9日(土曜日) の英語コーパス学会のシンポジウム 「辞書編集におけるコーパス利用の現状と今後の展望」の登壇者であった、松井が話す予定だった資料をこちらで公開しておきます。(※一部スライドに不備があり、リンク先のファイルは修正版に差し替えてありますので、お手数ですが、ファイルをダウンロードされている方は、差し替えをお願いします。)
最重要項目は当日拾って話せたとは思うのですが、その背
needの指導法を精査する必要性(2023年12月改訂版)
これまでに公開している「助動詞」の記事の内容と一部被っていますが、「必要性」の文脈でのneedの指導/評価に関して、思うところがあったので、少し調べてまとめています。
既に、助動詞のneed/本動詞のneed to 原形を取り上げていましたが、今回、改訂版として、need + -ing形の用法とその関連表現に関する記事を追加しました。
辞書も含めて、日本で使われている教材の多くで、助動詞としての
指導者限定「英作文」から「ライティング」へ:教材研究の楽屋裏 サポートページ
高等学校段階での所謂「英作文」の指導は「体系的な文法指導」という名目で行われたり、「入試過去問演習」をするだけで、実際に「英文ライティング」の観点でどのような知識やスキルが育ち、鍛えられているかがあまりよくわからない、という悩みを耳にすることが増えました。「英文ライティング」につながる教材研究の勘所、学校採択テキストの指導書、所謂「赤本」や予備校が提供する入試解答例の「英文」のバラつきをどのように
もっとみるESAT-J 不受験者の仮結果推定での対象者確定段階の問題点
英語講師の松井孝志です。
東京都がベネッセコーポレーションと共同で実施しているスピーキングテスト、ESAT-Jで不受験者に仮結果を与えることによる「逆転現象」が問題となっていますが、その「逆転」が起きる前の段階、つまり、「対象者を確定する」時点で、全ての都立高校で、同一の原理原則で適切に行われ得るのか?という懸念があります。
この不受験者に仮結果を与える議論の当初から、デタラメな推定方法が提案さ