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【活動日記】『成長するための新スケジュール』~noteリニューアル会議~

4月1日、寺田さんからLINEがあった。

『ちょっと会って話せない?』

僕は一気に不安な気持ちになった。なぜなら、寺田さんは大事なことを直接会って話す人だから。8カ月前に大学卒業後に一緒に仕事をしようと誘っていただいたときも、先日にこのままではエルゴラッソで番記者を担当するのは難しいって言われたときも、そうだった。

『やばい』

『どうしよう』

一気に心臓の鼓動が早くなる。まだ何を言われるのか分からないのに、不安な気持ちが襲ってきた。エルゴラッソの寺嶋編集長と面談をした後から、自分に自信がない。ネガティブに考えることが増えたし、落ち込みやすくもなっている。

『行きたくないな』

そう思った。けど、

『言われたことを受け止めよう』

そう決心して、腹をくくって、待ち合わせ場所に向かった。

カフェに着くと、寺田さんは仕事していた。僕はいつもよりも苦く感じるコーヒーを飲みながら覚悟を決める。仕事がひと段落した寺田さんは、『話っていうのは』と口を開いた。

『noteの更新頻度を上げて、自分で締め切りを決めてやらないか?』

提案だった。絶対にマイナスな話なんだろうと決めつけていたから、言葉が出なかった。『はい』も、『いいえ』も、相槌すらもしていなかったと思う。

戸惑っている僕を見ながら、寺田さんは続けた。

『いまね、ブルーピリオドっていう漫画を読んでいる。まだ読み始めたばっかりで、高校生の主人公が絵画に目覚め、東京藝術大学を目指して、いろんな技法を学びながら課題をクリアしていく物語なんだけど、主人公はすっごい熱中して頑張るのよ』

ここで徐々に頭が追い付いてきた。寺田さんはブルーピリオドっていう漫画の主人公と僕を重ね合わせて、僕が今やるべき頑張り方を考えてくれたんだ。自分で締め切りを設定し、その締め切りと向き合ってインプットとアウトプットを繰り返していく。そして、成果をnoteにアップしていく。寺田さんはそういうやり方をしたらどうかと、僕に提案してくれているんだ。

僕にはエルゴラッソの編集部の方に認められる文章力を身に付けるミッションがある。それを達成しないとサッカーライターとして生きていくことはできない。だから、原稿を書く回数を引き上げるこのシステムは、今の自分に必要なのかもしれないと思った。

だけど、『やります!』とは即答できない自分がいた。自分で設定した締め切りに追われ、苦しむ自分しか想像できなかったから。

寺田さんが想定している1週間のスケジュールを聞いてみると、週5本のペース。正直、多いなとて感じた。今はファジアーノのレビューと、この活動日記と、速報マッチレポートの週3本のペースで、新たに増えるのは欧州サッカーを見て書くマッチコラムと読書感想文。できる自信がない。

来週から2週間は下関に帰って引っ越し作業もしないといけない。

『来週からスタートするといきなりできない可能性があるんで、引っ越しを終えてからスタートしたいなって思うんです』

僕が不安な気持ちを伝えると、寺田さんは弱音を吐いた僕の背中を叩く。

『早いに越したことはない。やってみてできないペースなのかどうかを判断すればいい。できなかったら減らしていけばいいし、やりながら自分に合うやり方を見つけていけばいい』

トライ&エラーを繰り返していけばいいんだ。とりあえずやってみよう。考えるのはその後だ。

決心した僕は、寺田さんと一緒に1週間のスケジュールを立てていく。

ファジアーノのレビューは試合の翌日19時にアップする。これは今まで通りと変わらない。活動日記は水曜日の19時。欧州サッカーのマッチコラムは木曜日の19時。読書感想文は金曜日の19時。そして、リアルタイムで見たJリーグの試合の速報は随時書いていく。

これからはそれぞれのマガジンを作って上記のスケジュールでnoteを頑張って書いていきます。4月中は欧州サッカーのマッチコラムと読書感想文は隔週になると思うけど、5月に入ってからは毎週アップしていきます。

そう決めた後も、不安な気持ちしかなかった。自分にできるんだろうか。なかなか自信は持てなかったけど、読んで、書いて、成長していくんだ。寺田さんがそのための道を考えてくれている。自分の成長していく姿を想像すると、次第にワクワクしてきた。僕は向上心をもって突き進んでいく。


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