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読書感想文

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記事一覧

【読書感想文】『分類して組み合わせる』~蹴球学~

本書は日本代表やプレミアリーグを中心とした欧州サッカーの試合分析をYouTubeにアップしてい…

【読書感想文】『“断念”の捉え方』~20代の人生戦略~

今の生き方が人生を左右する。 櫻井秀勲さんの『20代の人生戦略』を読み終わり、僕は痛烈にそ…

【日記】『娯楽をさらに有意義にする方法』~最近ハマっていること~

「最近、ハマっていることはありますか?」 いきなり聞かれたら、皆さんはどう答えますか? …

【読書感想文】『成り上がるためのマインドコントロール』~天才はあきらめた~

南海キャンディーズの山里亮太とオードリーの若林正恭を題材にした『だが、情熱はある』という…

【読書感想文】『深みと解像度、双方向の視点』~青空と逃げる~

深みを出すには、双方の視点から描くことが大切だということを学んだ。 本作品は、東京で暮ら…

【読書感想文】『意地悪な読者になりきる』~文章を整える技術~

僕は文章を書き上げた後に、達成感を得る。最後まで書き終わったことに満足して、パソコンを閉…

【読書感想文】『衝撃の前作をフリに使う?』~水車館の殺人~

予想の斜めの上をいく結末に裏切られた。まさか、衝撃を受けた前作の『十角館の殺人』をフリに使うとは。著者が描く作品を一つひとつの単位で捉えるのではなく、もっと俯瞰的に綾辻行人と向き合おうと心に決めた。 本作品は正真正銘のミステリー小説である。舞台は岡山県の山奥にある、水車館。偉大な絵描きの息子、藤沼紀一が保有する館では、1年に一度だけ彼の父が描いた絵を観覧しに知人が訪れる。しかし、1年前のその日に殺人事件が起き、1人の男が消失した。姿を消した男が犯人だということで事件は解決し

【読書感想文】『想いを伝えるための構成』~ドーハの歓喜~世界への挑戦、その先の景…

僕もこんな本を書きたい。読了後は筆者への憧れの気持ちが強くなった。 本書はFIFAワールドカ…

【読書感想文】『飾らない文章の魅力』~一旦書かせて頂きます~

最近、自分の中で芸人エッセイブームが来ている。 きっかけはオードリーの若林正恭が書いた『…

【読書感想文】『書くという行為について考えてみる』~書きたい生活~

約2カ月前に『常識のない喫茶店』を読んで、著者のファンになった。喫茶店で働く日々をコミカ…

【読書感想文】『正しかった選択になるように』~武道館~

本作品はアイドルグループが夢の武道館ライブを目指す物語だが、自分の選択について考えさせら…

【読書感想文】『やっぱり監督ってすごい』~サッカー監督の決断と采配~

やっぱり監督ってすごい 本書を読み終わり、監督に対するリスペクトの気持ちがとてつもなく大…

【読書感想文】『ピッチ上から読み取った先』~森保JAPAN戦術レポート~

本書はピッチ上から読み取れることがまだまだあると教えてくれた。 育成年代のサッカー指導者…

【読書感想文】『斬新な設定と普遍的な倫理観のギャップ』~此の世の果ての殺人~

あと数か月で人類が滅亡する。終末へのカウントダウンが始まったとき、あなたは何をしますか? 本作品は巨大隕石の落下による地球滅亡を数カ月後に控えた世界で、落下地点である日本の九州を舞台にした物語だ。国外に逃亡しても生き残れる保証はなく、死が確定したことに人々は絶望し、自ら命を絶ったり一家心中を図ったりする残虐な行為が当たり前にあちこちで起こる。警察をはじめ公共機関が機能しておらず、もちろんガスや電気も通っていないし、お店も開いていない。文字通りの此の世の果てで、何故か自動車教