マガジンのカバー画像

怖かったり怖くなかったり 体験談

11
心霊体験や怖かった体験談をまとめています。
運営しているクリエイター

#ユミー

【怖】人形

【怖】人形

暑くなってきたので、そろそろまた涼しい話を1つしたいと思う。

幼少期に私は雛人形を飾っていた時期があった。一応私も女子なので、可愛いところもあったのだ。しかし次第に飾るのも面倒くさくなり、そのうち物置行きになっていた。

少し大人になって、今度はリカちゃん人形を買ってもらった。当時はいろんなバージョンが出てきたので、他にもバービーやジェニー、ケン、宇宙人(!!)なども揃えた。しかしまたそれも一時

もっとみる
【怖】廃墟の病院パート2

【怖】廃墟の病院パート2

私たちはそれからゆっくりと2階へ上がっていった。まだ明るかったので思っていたよりも怖くはなかった。ただ、何かの気配はずっとまとわりついていた。少し螺旋状になっている階段を上がっていくと、そこにはいくつもの部屋に分かれていた。

私たちは迷わず一番左側にある部屋へ進んだ。なぜそこだったのか、何かに呼ばれていたのかは分からないが、誰も言葉を発することなく吸い込まれるように足はその部屋へ向かっていた。

もっとみる
【怖】廃墟の病院パート1

【怖】廃墟の病院パート1

あれは大学時代だった。当時の悪友達と4人で、廃墟になったいわく付きの病院へ行こうという話になった。その頃の私は怖いくせによく廃墟や心霊スポット、お墓などへ行っていたものだ。だから誘われた時も意外とワクワクしていた。メンバーは私以外は全員男子。昔から男っぽかった私は、何にも気にせず参加した。

友達の車に乗り、私たちは昼過ぎに集まり廃墟へ向かった。そこは思っていた以上に山奥だった。運転している友人は

もっとみる
【怖話】お坊さん

【怖話】お坊さん

私はある時期から毎日のように金縛りに遭っていた。ある時期というのは曖昧なのだが、中学からなのか、高校からなのか、そのあたりだと思う。

これは金縛りに遭う人のあるあるかもしれないが、仰向けになっていると起こりやすいと考え、うつ伏せに寝たり横向きに寝たりして金縛りに合わない寝方を探したものだった。だがしかしどういうわけかどの寝方をしても金縛りに遭う。今度は解くための呪文として、あらゆるお経などを覚え

もっとみる
【怖笑】100体の幽霊に囲まれる

【怖笑】100体の幽霊に囲まれる

最近YouTubeで、事故物件や廃墟などへ行き霊を撮ろうとする人たちがいる。私がYouTubeばかり見ているからか、そのようなところへ行ってアップするユーチューバーがたくさん見かける。霊感のある人や霊能力者からしてみたら「バカじゃないのか」「取り憑かれたいのか」と思うほどである。それだけ分かっている人は行かない。

しかしまれに予期せぬ訪問者もいる。そのような場所とは考えなかった場合に、思わぬとこ

もっとみる
鳥のフン

鳥のフン

私は小さい頃から鳥のフンの被害に遭っていた。

鳥のフンが落ちてくる確率はかなり低く、
それ故に運がつくということで幸運だという。

しかし私は言いたい。

それならば過去に50回は落とされている私は、
とっくに億万長者じゃないかと!!

私はそれはひどい被害だった。

覚えている記憶では、
小学校の頃だった…。

その日は外の授業があり、
校庭でみんなで集まって何かをしていた。

私が腕を上げる

もっとみる
【怖い話】旅館での体験

【怖い話】旅館での体験

だいぶ昔の話だが、当時仲の良かった友人と、奮発して高級旅館へ1泊したことがあった。そこは古くからある旅館のようで、内装はしているが木の温もりを感じるような風呂付きの部屋だった。私たちが泊まった部屋は広く、寝室は別になっており、食事も部屋食になっていた。外観はとても伝統のある素敵な旅館だったが、私は中に入った瞬間何か違和感を感じていた。

「さっきは凄かったよね〜!」

友人が言った。実は旅館へ到着

もっとみる
【怖い話】嫌な部屋

【怖い話】嫌な部屋

私は以前、三軒茶屋に住んでいたことがあった。その頃は人には能力を隠していた時代だ。しかしスイッチをオフにしていても5割は分かってしまう状態の頃だった。

どうしても三軒茶屋に住んでみたかった。というのも、私の祖父や祖父の兄などが住んでいたことを聞いていたので、ずっと興味を持っていたのだ。ただ、三軒茶屋と聞いて浮かぶのは、なんだかモヤモヤした気持ち、違和感などだった。

三軒茶屋を悪く言っているわけ

もっとみる
おじいちゃんの葬式

おじいちゃんの葬式

14年前、一緒に住んでいた父方の祖父が亡くなった。私はその当時能力をあまり使わなかったからなのか、虫の知らせも予知夢もなかった。ただ、最後に会った病院で祖父の笑顔を見た時、これが最後かもしれないと思っていた。

お葬式のため実家へ帰った。畳の部屋の一角には、祖父の亡骸が寝かせてあった。冷たい顔を触った瞬間涙が止まらなかった。

その当時実家では猫4匹と犬を飼っていた。猫たちは祖父の遺体が戻ってきて

もっとみる

3人暮らしパート2

そんな3人暮らしにもなんとなく我慢する日々を送っていたのだが、
いつの間にか私の家は友人達のたまり場になっていて、
私がいてもいなくとも、
誰かが家にいるようになっていた。

ある日学校にいると、
私の家にいる友人から緊急の連絡があった。

詳しく聞いてみると、
寝ていたら知らない女性に髪の毛を触られたというのだ。

今まで何もアクションをしてこなかったのに、
とうとうそこまできたかと、
ついに私

もっとみる