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創作小説

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創作小説を集めたマガジンです。
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記事一覧

君と仲良くしたいから

君と仲良くしたいから



あるところに、一人ぼっちのオオカミがいました。

オオカミはずっと友達が欲しいと思っていました。

ある日、オオカミが森を散歩していると一頭の子ヒツジが歩いてきました。
ヒツジの周りには鳥や、リスや、鹿などいろんな動物が集まっていました。

みんなとても楽しそうに、草を食べたり木の実をあつめたりしていました。

オオカミはそれを見て、自分もその仲間に入りたいと思いました。



「ねえ、お

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君待ちの星霜 第5話

君待ちの星霜 第5話

ひとつ前

”らしさ”

36

しゃがみこんで地面を見つめたまま、佳帆が小さな声でつぶやく。

「…かわいいって言われるの、私が嫌がってたこと。
優太、ちゃんと覚えてたんだね」

「そりゃ、本当に嫌がってたもん。
かわいいって言ったら泣いて怒るからさ、俺も幸一も智やんも…実は言葉選びに気を使ってたんだよ。知ってた?」

「…知らなかった」

髪を伸ばしなさいと親に何度言われても、佳帆は何度でも髪

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君待ちの星霜 第3話

君待ちの星霜 第3話

ひとつ前はこちらから。

10年越しの

21

近くのコンビニに行って、缶コーヒーを買った。
いつもなら甘いカフェオレを飲むのだけど…
今日はあえて、めいいっぱい苦そうなやつにした。

「…苦」

砂糖もミルクも入っていないコーヒーを一息で飲み干し、ため息をつく。
このままほっといたら、きっとまた自然に連絡を取らなくなるだろう。
せっかく同窓会で再会してまた仲良くなれたのに。

…俺、なんであん

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君待ちの星霜 第2話

君待ちの星霜 第2話

前の話はこちらから。

結婚

11

夏の終わりに友情を再開したものの、なんだかんだもうみんな社会人。
子どもの頃みたいに毎日のように一緒に遊ぶことはない。

毎日仕事して、疲れて帰って、休日はぐったり。
ましてや俺は土日休みとは限らないから余計に、きっかけがないと会うこともなかった。

最後に会った日から1ヶ月以上開けた10月10日、智やんの誕生日。
肉が大好きな智やんは、中学生ぐらいの頃から

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雨国の姫

雨国の姫

遠くで自分を罵る声がする。

耳はその声を聴かぬようにする。

どんなに身体を、心を痛めつけられても
私は涙を流さなくなった。

泣こうと思っても、もう泣けない。

****

私は『雨国』の姫。
20年に一度生まれる雨の巫女。

大雨が降る日に産まれ、額に雫の痣を持つ。

新たな巫女は姫となり、国民はその誕生を喜び、先代の巫女は力を失う。

力を失ったらそこからは普通の国民に戻るのだ。

姫とし

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「雨国の姫」あらすじ

「雨国の姫」あらすじ

姫が泣くことで雨が降る国、雨国。

「泣くこと」以外自分の価値がないと感じた姫は、いつしか泣く事を拒む。

水は失われ、作物は枯れ、食料はなくなっていく。
次第に争いを始める人々。

王である父に鞭で打たれ、宮の人々から罵声を浴び…
宮の人間は姫に涙をこぼさせようとするが、姫はそれを受け入れない。

…こんな国、いっそ枯れてしまえばいい。

居場所を失った姫は逃げるように外の町へ出る。

荒れた町

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性別不詳、恋愛迷子1⃣

性別不詳、恋愛迷子1⃣

漫画作成のプロット代わりの小説。
ここからネーム描く。

※2022.7.21追記

色々考えて、この内容ではダメだ!という結論に至った。
恐らく相当な配慮が必要になるし、相当な配慮をするためには沢山の知識が必要になるという判断からだ。

だけど考えたという形跡だけはちゃんと残しておきたいので、小説は有料化してそのままにしておく。
これに続く続編を書く予定はないので、有料にしていてもお金を支払って

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健ちゃんの自転車※夏ピリカ応募

健ちゃんの自転車※夏ピリカ応募

「イヤダ!ぼく自転車なんて乗れなくていい!」

6歳になる息子の健太郎は、補助輪を外した自転車を力いっぱい突き飛ばした。

もうじき小学生になるし、いつまでも補助輪のついた自転車ではと思って外してみたのだが、少し早まったかもしれない。

しばらく後ろで支えながら自転車を練習をし、本人も少し出来る気になったかと判断したときに何も言わず手を離したのがいけなかった。

急にバランスを失った自転車は大きく

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【小説】生き方を見つけるために自殺しました(後編)

【小説】生き方を見つけるために自殺しました(後編)

前編はこちらから。

自分と相手の存在価値【16】

「そういえば名前を教えてなかったね。
私のことは「サエ」って呼んで。

こっちの子は「ミカ」よ」

サエさんは後ろにいる
女の子を指さした。

小学校3年生ぐらいだろうか。
綺麗な青い目の女の子だった。
ミカちゃんはずっと
サエさんの後ろに隠れて
こっちの様子を
見ているようだった。

「ミカは私の娘。
目の色が違うのは、父親の血。

父親は死

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子の背中が見える風景

私は、母親7年目だ。

娘のハナはヒドイ癇癪持ちで
特に勝負事となれば
負ける事を受け入れられなかった。

たかがカルタ、
たかがかけっこ。

負ければ狂ったように泣いて
暴れて手が付けられなくなった。

だから私はいつも、
何か勝負をするとき
わざと負けたとわからないよう、
ほんの少しずつ手を抜いて
彼女と戦った。

「お母さんの負けだよ、
ハナは強いねぇ」

勝つと、ハナは得意げに笑った。

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色の消えた風景

生まれてはじめて実家を出て
独り暮らししながら働いた会社で
私は心を壊した。

今思えばあまりに無理をした。

心の中に生まれた
もう一人の私は虚無だった。

「君にはどうせ無理だよ」

失敗を繰り返すたび
虚無は私の心に語りかけた。

私は会社を辞めた。

「ほらやっぱり無理だった」

虚無の声を私はただ無表情に
聴くだけだった。

借りていた部屋を引き払い
実家に帰って何も出来ない日々が
始ま

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夢幻鉄道~星空の約束

夢幻鉄道~星空の約束

◆はじめに

お久しぶりの夢幻鉄道シリーズです。
約3500文字でやや軽め。

夢幻鉄道シリーズは有料記事ですが
物語は全文読めます。
一番最後に投げ銭コーナーを
つけていますので
面白かったら次回への応援の気持ちを
少しだけいただけると励みになります。

◆1

僕には忘れられない人がいる。

6歳の頃、電車に揺られていった先の町で
出会った同じ年ぐらいの女の子。

あんな小さな頃なのに不思議な

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夢幻鉄道~嫌い、キライ、きらい…

夢幻鉄道~嫌い、キライ、きらい…


段落ごとに見出しをつけてます。
途中まで読んだ時は
見出し番号を覚えておけば
そこから読めますので
しおり代わりにどうぞ。

有料記事となっておりますが
物語全文は無料で読めます!
”面白かった”軽い気持ちで入れる
おひねり置き場が
有料になっておりますm(__)m

◆1わたしは、子どもがきらい。

なのに今わたしはお母さんをやっている。

大好きな人が出来て
この人との子どもが欲しいと願って

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夢幻鉄道~閉じた世界の内側で(あとがき)~

夢幻鉄道~閉じた世界の内側で(あとがき)~

はじめに

こちらはあとがきです。
物語を読んでから読んでいただけると
嬉しいです。

西野亮廣エンタメ研究所にて
共通テーマを通して
多くのクリエイターさんが
様々な物語を紡ぐ「夢幻鉄道」
2作目も無事運び終わりました。

noteに記事を持ってきたのを機に
検索かけてみたら
山ほど書いている方がいらっしゃる。

FBコメント欄にて
物語書いたよアピールはしてますが

ここまでくると
忙しい西野

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