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FXエバンジェリスト遠藤寿保のマーケット解説

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前日のドル円動向をわかりやすく解説 相場観や本日の戦略を紹介
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日本の実質賃金減少を受け日銀の早期修正観測後退、ドル円145円台。

日本の実質賃金減少を受け日銀の早期修正観測後退、ドル円145円台。


【1/10相場概況】東京時間、ドル円は日経平均の大幅上昇を受け144.94円まで上昇。欧州時間、東京時間発表の毎月勤労統計調査による、物価変動の影響を除いた実質賃金が20カ月連続で減少した事に反応。日銀の早期政策修正観測が後退し、リスク選好の円売り・ドル買いでドル円は145円を突破。NY時間、米国株相場や日経平均先物の上昇を受け、リスク選好の円売り・ドル買いが加速すると、ドル円は一時145.82

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ロンドン・フィキシングでのドル買い観測を受け、ドル円反発。

ロンドン・フィキシングでのドル買い観測を受け、ドル円反発。


【1/9相場概況】東京時間、連休明け本邦実需のドル売り観測を受け、ドル円は143.42円まで下落。その後は200SMA(単純移動平均線)の143.36円近辺が意識され144.00円手前まで買い戻された。欧州時間、本邦長期金利の低下を受け、ドル円やクロス円の買戻しが先行。NY時間、米10年債利回りの低下を受け、ドル円は143.65円まで下押しとなるが、ロンドン・フィキシング(ロンドン時間16時・日

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12月米消費者調査でのインフレ率低下を受け、ドル円続落。

12月米消費者調査でのインフレ率低下を受け、ドル円続落。


【1/8相場概況】東京時間は祝日で休場の中、ドル円は軟調。欧州時間、ドル円は144.40円を挟む揉みあい。NY時間、NY連銀が公表した12月の消費者調査で、1年先の期待インフレ率が3.0%と前月の3.4%から低下し、3年ぶりの低水準となると、米10年債利回りが低下し、ドル円は143.66円まで下落。その後、FOMCで2024年投票権を有するボスティック米アトランタ連銀総裁の「FRBはインフレ抑制

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ADP・失業保険申請件数が強い内容となり、ドル円急伸。

ADP・失業保険申請件数が強い内容となり、ドル円急伸。


【1/4相場概況】東京時間、ドル円は日経平均の大幅下落を受け、一時142.85円まで下押しとなるが、その後は連休明けの本邦実需の買い観測で買戻しが先行。時間外の米10年債利回りの上昇や日経平均が下げ幅を縮小すると、ドル円は143.89円まで上昇。欧州時間、「能登半島地震を受けて、日銀が1月にマイナス金利解除に動く可能性が一段と後退した」との観測もあり、ドル円は144円台を突破。NY時間、12月A

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ドル円続伸。日米金融政策差で140.24円が節目の安値となるのか。

ドル円続伸。日米金融政策差で140.24円が節目の安値となるのか。


【1/3相場概況】NY時間、ドル円続伸。米10年債利回りが4%に上昇すると、円売り・ドル買いが先行。FOMCで投票権があるバーキン米リッチモンド連銀総裁が「追加利上げの可能性は依然として選択肢にある」と述べ、市場の早期利下げ観測をけん制するとドル買いが加速し、ドル円は143.73円まで上昇。12月米ISM製造業景況指数は、47.4と予想の47.1をやや上回った。また、1/1に能登半島で地震が発生

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ドル円、連休明けクロス円の上昇に連れるが上値は限定的。

ドル円、連休明けクロス円の上昇に連れるが上値は限定的。


【12/26相場概況】東京時間、ドル円は、142.20円台中心の小動き。欧州時間、英国・ドイツなどが連休の為、ドル円は方向感なく142円台前半で推移。NY時間、連休明けの米株が上昇すると、リスク・オン状態となり、クロス円の上昇を受けドル円は142.63円まで上昇。しかし、その後は上抜ける動きはなく失速。

【12/27相場観】欧州が連休ということもあり、取引参加者が減少。142円台で方向感がない

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米PCEデフレータ予想下振れとなるが、ドル円の下げは限定的。

米PCEデフレータ予想下振れとなるが、ドル円の下げは限定的。


【12/22相場概況】東京時間、ドル円は、日銀金融政策決定会合議事要旨(10月30-31日分)で「政策修正に向けて前向きな発言が確認された」などとの記載を受け、141.86円まで下落。その後、仲値での買い観測や、時間外の米10年債利回り上昇などで142.55円まで反発。欧州時間、ドル円は上値が重くジリ安。NY時間、11月米個人消費支出(PCE)価格指数(デフレーター)・コアデフレーターが予想を下

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低調な米経済指標を受け、米長期金利低下とともにドル円続落。

低調な米経済指標を受け、米長期金利低下とともにドル円続落。


【12/21相場概況】東京時間、ドル円は、日経平均の大幅下落やクロス円の下落を受け143円台半ばから142.81円まで下落。欧州時間、ドル円は一時143.36円まで買いが先行するが、その後はジリ安。NY時間、7-9月期米GDP(国内総生産)確定値が前年同期比4.9%と改定値の5.2%から下方修正され予想の5.2%を下回った。また、12月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数も▲10.5と予想の▲3

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日米金融政策発表を消化し、ドル円は方向感なく143円台中心で小動き。

日米金融政策発表を消化し、ドル円は方向感なく143円台中心で小動き。


【12/20相場概況】東京時間、日銀の早期政策修正観測が後退したことを受け、ドル円は買いが先行し、144.09円まで上昇。その後、時間外の米10年債利回りが低下し143.37円まで下落となるが、日経平均の堅調を受け143.70円台まで買い戻された。欧州時間、米10年債利回りが低下すると、ドル円は143.26円まで下落。NY時間、12月米消費者信頼感指数が110.7と予想の104.0を上回るとドル

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日銀のマイナス金利解除への警戒感後退、ドル円145円手前まで上昇。

日銀のマイナス金利解除への警戒感後退、ドル円145円手前まで上昇。


【12/19相場概況】東京時間、日銀が金融政策の現状維持を発表するとドル円は買いが先行。フォワードガイダンスなどの文言変更もなかったことで早期マイナス金利解除への思惑後退から一時143.78円まで上昇。

欧州時間、植田日銀総裁の記者会見では、「基調的な物価上昇率、2%に向け上昇する確度が高まっている」と発言すると、142.46円まで急落。その後、「チャレンジング発言は、仕事の取組み姿勢一般に対

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ドル円、日銀会合控える中、米10年債利回り上昇で堅調。

ドル円、日銀会合控える中、米10年債利回り上昇で堅調。


【12/18相場概況】東京時間、ドル円は、本邦実需の買い観測で一時142.46円まで上昇となるが、日経平均の軟調を受け142.06円まで失速。欧州時間、日銀の金融政策決定会合を控え神経質な動きの中、欧州通貨のクロス円上昇を受けドル円は堅調。NY時間、米10年債利回りが3.96%台まで上昇すると、ドル円は143.15円まで上昇。

【12/19相場観】昨日は目新しい材料はなく、米長期金利の動向に反

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ドル円、ウィリアムズNY連銀総裁タカ派発言で反発となるが上値は重い。

ドル円、ウィリアムズNY連銀総裁タカ派発言で反発となるが上値は重い。


【12/15相場概況】東京時間、ドル円は、5・10日(ゴトー日)の仲値で買いが入り、一時142.46円まで上昇となるが、その後は日銀金融政策決定会合を控え、日銀政策修正への警戒感から141.56円まで押し戻された。欧州時間、ドル円は141円台後半で揉みあい。NY時間、ウィリアムズNY連銀総裁が「利下げは足元の主要な議題ではない」などと、早期利下げ観測をけん制すると、ドル円は142.45円まで上昇

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FOMCを受け、米利下げ観測からドル円一時140円台まで下落。

FOMCを受け、米利下げ観測からドル円一時140円台まで下落。


【12/14相場概況】東京時間、前日のFOMCを受けて、米利下げ観測が高まりドル売りが先行。本邦20年物国債の入札が不調となり、本邦長期金利が上昇したこともありドル円は140.94円まで急落。その後141円台に買い戻されるが上値が重い。欧州時間、ドル円は142.17円まで上昇となるが、その後は141円台で揉みあい。NY時間、11月米小売売上高や前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容とな

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パウエルFRB議長のハト派発言受けドル円142円台へ。

パウエルFRB議長のハト派発言受けドル円142円台へ。


【12/13相場概況】東京時間、ドル円は朝方145.19円まで下押しとなるが仲値で本邦実需の買い観測などから145.70円まで上昇。欧州時間、ドル円は一時145.99円まで上昇となるが、FOMCを控え追随する買いはなく失速。NY時間、11月PPI(米卸売物価指数)が予想を下回るとドル売りが先行。FOMCは、市場予想通りFFレートの誘導目標を5.25-5.50%に据置を決定。パウエルFRB議長は会

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