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ドル円、ウィリアムズNY連銀総裁タカ派発言で反発となるが上値は重い。


【12/15相場概況】

東京時間、ドル円は、5・10日(ゴトー日)の仲値で買いが入り、一時142.46円まで上昇となるが、その後は日銀金融政策決定会合を控え、日銀政策修正への警戒感から141.56円まで押し戻された。欧州時間、ドル円は141円台後半で揉みあい。NY時間、ウィリアムズNY連銀総裁が「利下げは足元の主要な議題ではない」などと、早期利下げ観測をけん制すると、ドル円は142.45円まで上昇。しかし、その後は上値が重く、ドル円は141.42円まで下押し。ただ、ボスティック米アトランタ連銀総裁のタカ派発言が伝わると再び強含み、142.30円前後まで上昇。


【12/18相場観】

先週末は米要人らによるタカ派発言で、ドル円は142円台前半へ反発。ただ、値動きでいうと141.40円台から142.40円台の約1円幅で小動き。市場は12/19の日銀金融政策決定会合での結果待ちという状況とみる。植田日銀総裁の発言で上下に大きく動く可能性があるのでフライングの動きは出ないと予想する。
 
日足一目均衡表では、「三役逆転」点灯中。先週末小動きだったことで、転換線と基準線に変化はない。現在200SMA(単純移動平均線)を挟む攻防中だが、なかなか上抜けにくくなっており、センチメントは下向き継続とみる。12/29-1/2に雲のネジレ(変化日)があるので要警戒。

ドル円の下値目途をフィボナッチ計測で更新。計測値Cを変更。下値の目標が①140.21(C61.8%)・②139.55(A50.0%)となる。この下に強力サポートゾーン(3/8高値137.91・7/14安値137.23・A61.8%の136.64)がある。このサポートゾーンはかなり強固と思われる要警戒。

※チャート・表などは筆者作成
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20231218執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保
 

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