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低調な米経済指標を受け、米長期金利低下とともにドル円続落。


【12/21相場概況】

東京時間、ドル円は、日経平均の大幅下落やクロス円の下落を受け143円台半ばから142.81円まで下落。欧州時間、ドル円は一時143.36円まで買いが先行するが、その後はジリ安。NY時間、7-9月期米GDP(国内総生産)確定値が前年同期比4.9%と改定値の5.2%から下方修正され予想の5.2%を下回った。また、12月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数も▲10.5と予想の▲3.0と下回り、FRBによる利下げ観測が高まり、米10年債利回りの低下とともにドル円は142.04円まで下落。

【12/22相場観】

低調な米経済指標を受けドル円は続落。142円こそ割り込まなかったが、市場のセンチメントは下向きのようだ。昨日の下落は若干過剰な反応と感じるが、クリスマスモードで流動性が低下しているので、本日の米PCEの発表には気を付けたい。
 
日足一目均衡表では、「三役逆転」点灯中。転換線と基準線が下降し乖離拡大で、弱気継続。昨日の下げで、200SMA(単純移動平均線)を割り込んできた。12/14の安値140.94円を狙いそうな雰囲気である。下割れには警戒。

下落目途の計測を更新。昨日予想した下値目標の①142.79(D38.2%)が到達。次が②141.46(D61.8%)・③140.94(12/14安値)・④140.21(C61.8%)・⑤139.55(A50.0%)・⑥139.31(D100%)。

※チャート・表などは筆者作成
情報・目標数値など、随時X(旧Twitter)で公開。
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20231222執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

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