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【天草の食卓】美味しかったものまとめ!

どうも、いとうです。1週間ほど熊本県・天草に行ってきました。
今回の主目的はミカンの収穫と加工のお手伝いです。
農家さんのお宅で、寝食を共に過ごさせていただきました。

1週間という短い時間でしたが、ご主人や奥さんの計らいもあり、今回も天草ならではの美味しい食べ物にたくさん出会うことができたので、ご紹介しようと思います。

写真よりも場を楽しむことを優先する人間なので、画角も写真映えもあったものではありませんが、暖かい目で見守っていただければと思います。

それでは、天草の食の旅へ、れっつごー。

1.ミカン

写真が奇形しかなかった…。

まず外せないのは天草のミカンたち。
写真はデコポンとしても知られる「不知火(しらぬい)」です。
私がお世話になった農家さんでは、他にも「スイートスプリング」や「紅ばえ」など様々な種類の柑橘を作っておられました。

色々食べ比べしましたが、個人的には紅ばえの甘さがイチオシでした。
写真がなくてごめんなさい。
あ~、食べたい!!

2.タコリア

ホットプレートでわいわいと。彩りも◎

ある日の夜ごはんの一品です。
エビではなくタコの入ったパエリア、称してタコリア。(おそらく造語です)

”ありあけタコ街道”でも有名な天草。この日のタコも道の駅で一杯買いして茹でたもので作って下さりました。

ホットプレートで簡単にできて、見映えも良く、味も絶品という完璧なお料理。
タコの食感とニンニクの香ばしさが最高でした!

タコリア、おうちパーティーにおススメです。(タコ高いけど…。)

3.ナマコのアヒージョ

ナマコのアヒージョ(左上)、シカメガキの酒蒸し(右上)

こちらもある日の夜ご飯です。
まず衝撃的に美味しかったのが、知り合いの漁師さんから貰ったというナマコの入ったアヒージョ。
実は私、ナマコを食べたことが無く、人生初ナマコでした!

ナマコは生で酢の物として食べるイメージでしたが、
ご主人曰く「アヒージョに入れたら美味しいんじゃないかと思って、やってみたら美味しかった」そう。(色々と発想がすごい)
お言葉通り、絶妙な食感で「また食べたい!」と思う美味しさでした。

ナマコに火を入れすぎると縮んでしまうそうなので、もしお家で作る場合はナマコを入れるタイミングにご注意ください!😂

4.シカメガキの酒蒸し

先ほどの写真右上に見えるのが、シカメガキの酒蒸しです。

「シカメガキ」という名前はあまり耳馴染みがなかったのですが、小ぶりなカキが好まれる欧米では「クマモト・オイスター」として親しまれ、高級牡蠣だそう。

潮の満ち引きによってキュッと締まった身にカキの旨味が詰まっていて、お箸が止まりませんでした(小さいから幾らでもいけてしまう)。 

実際に養殖をされている漁師さんにも会わせていただき、数が少ない中で私のためにわざわざ用意して下さりました…。有難い…😭

あぁぁ贅沢だったなぁ…。

5.タチウオの炙り

こちらも忘れられない夜ご飯の一品です。

道の駅で一匹買いした刺身用のタチウオを捌いて軽く炙り、醤油に自家製の甘夏を絞っていただきました。
脂の乗ったタチウオの身と、爽やかな酸味の甘夏。
完璧な組み合わせで、無心になって食べてしまいました。
本当に美味しかった…。

ちなみにお値段は、お刺身用で一本600円。
海なし県の奈良では有り得ないお値段と鮮度です。
私もお魚がたくさん獲れるところに住みたいぞ。

6.こっぱ餅

続いては、天草の伝統的なおやつ「こっぱ餅」。

細かくして一度干したサツマイモを、米粉と混ぜて、蒸し直して作ります。
暖かい気候の天草で、干したサツマイモは数少ない保存食だったのでしょう。
今では道の駅などにもたくさん売られており、天草有数のお土産になっています。

私は紫芋で作った自家製のものに、きな粉を付けていただきました。
焼くともっちりフワフワ、ビヨーンと伸びて優しいお味。
昔ながらのおやつの知恵、美味しくいただきました。

7.がね揚げ

こちらもサツマイモを使った天草の伝統食「がね揚げ」。
太めに切ったサツマイモに衣を付けて揚げたもので、衣はほんのり甘く、生姜が香ります。
「がね」はカニのことで、見た目がカニっぽいから付いたそうです。

もともとは精進料理で、お魚の代わりにサツマイモを使い出したのがきっかけだとか。
今ではおやつやおかずとして親しまれているみたいです。

サツマイモのフリッターのような感じで、甘さと生姜の風味がいい感じにマッチしていました◎

8.杉ようかん

最後にご紹介するのは、崎津集落で売っていた「杉ようかん」。
スギの葉が入っていて珍しいな~と思ったら、防腐剤代わりなのだとか。
主原料は米粉で、羊羹よりも甘いお餅に近い感じでした。

もともとは、沖縄から来た船が漂流して崎津集落の近くの島にたどり着き、優しくしてもらったお礼に、と杉ようかんの作り方を伝えていったことで、この土地に根差すようになったそうです。

沖縄伝来ということで、なんとピンクの部分はドラゴンフルーツ(!)で着色していたと聞いてびっくり。南国の発想だ…。
想像の斜め上を来る食文化に興味津々でした。

おわりに

以上、私が天草で出会った美味しい物たちでした。

人によって旅の楽しみ方はそれぞれだと思いますが、
その土地ならではの食べ物に触れられるのも旅の魅力の一つ。

次はどこで何に出会えるかな~と期待しつつ。
それでは、また!

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