シン映画日記『高速道路家族』

シネマート新宿にて韓国映画『高速道路家族』を見てきた。

監督は長編デビュー作のイ・サンムン、他キャストも韓国ではそれなりにキャリアがあるけど、日本でさキャストもスタッフもノーネーム。
唯一、『パラサイト 半地下の家族』のような貧困家族という設定が唯一見たいとそそる要素だったが、それがかえってアダになった。

高速道路のサービスエリア付近に住み着き、サービスエリアに訪れる客を相手に財布がなくなってガソリンが切れた等の嘘を付き、相手から2万ウォン(2000円ぐらい)をせびり、食費にしてその日暮らしをするが、ある日、ついに摘発を受けてしまう。

高速道路ホームレス自体は悪くないだけに、最後まで引っ張ればもう少し面白くなったが、
本作では中盤ぐらいであっさりとつかまる。

それにしても本作は『パラサイト』と比べてしまうと意外性の薄さと中盤以降のヒューマンドラマな展開から右肩下がりな展開。
ひょっとしたら、暴力描写が苦手な人にはいいのかもしれないが、個人的にはマイルド過ぎて物足りなかったかな。