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留学するならホームステイ?学生寮?

「留学が決まったけど、ホームステイか学生寮どっちが良いか決められない!!」

留学前に実に多いお悩みの1つですが、今回の記事では「ホームステイ・学生寮・シェアハウス・住み込み仕事」など一通りのライフスタイルを海外で経験した私が「ホームステイ」「学生寮」のメリット・デメリットをご紹介します!1つの参考までにご覧頂けると嬉しいです!

【ホームステイ】

ホームステイ」は現地のホストファミリーの家庭に滞在してベッドルーム食事を提供されながら共に暮らすスタイルです。温かいファミリーから放任主義のファミリーまで色んなタイプのファミリーがいます。割とピンキリなので自分にとって良いファミリーに当たるかは運次第です(笑)

「メリット」

・基本的に留学生はウェルカムされる立場である。

・家具とか生活日用品が最初から揃っている。

・変な留学エージェントとか斡旋業者じゃない限り、安全性は保証されている。

・留学生を受け入れるファミリーはそこそこ裕福な家庭が多いので、快適な暮らし環境でくつろげる。

・基本、ファミリーは留学生の対応に慣れている。

・もし体調を崩してもファミリーが世話してくれる。

・ホストファミリーは長年暮らしているので、その地域について詳しい。

・ファミリーからその国の文化を教わることも出来るし、共同生活を通じて自然と学べることもある。

・ファミリーからいつでも気軽に英語を教わることができる。

・ファミリーと毎日話すので、英語力は自然と伸びる。

・日本語を話さずに済む。

・同じ家庭に別の留学生がいることも珍しくないので、滞在国だけでなく留学生の出身国についても学べる。

・買い物や料理、家事などに時間を取られないので海外初心者にはオススメ。

・コミュニティ意識が強いのでご近所さんとも仲良くなれて、人との繋がりが増えやすい。

・家に帰ったら必ず誰かいるし、ホストファミリーに話を聞いてもらえる。

・ファミリーが車を持っているので移動に困らない。

・休日はファミリーがどこかに連れってくれることも。

・本当の家族のように扱ってくれるのでホームステイが終わっても、連絡が途絶えず再会したりもできる。(特に長期留学の場合)

「デメリット」

・門限が存在する、だいたいディナー前(19:00ごろ)には帰ってこい的な。

・ホストファミリーの予定に合わせて動かなければならない。特に食事は基本そろって食べる。

・枕、ベッドなど寝具が合わないかも。

・食事スタイルが合わない可能性。ベジタリアンとか、肉ばっかとか、油物ばっかとか、毎日冷凍食品とか、食事量が多過ぎor少な過ぎ…など。

・稀にビジネス感覚で留学生を受け入れている冷たいホストもいる。

・ホストファミリーの当たりハズレが大きい、ハッキリ言って運。

・食事代とかも含まれているので学生寮よりも高い。

・英語がネイティブでないホストファミリーも存在するので、英語があまり通じない、または訛りすぎて何言ってるかわからないケースも稀にある。

・会話は全て英語なので、うまく話せなくても根気強くコミユニケーションをとらないとファミリーと打ち解けられない。

・別の留学生も同時に受け入れている場合もあり、その留学生とトラブルになる可能性。

・日当たりの悪い地下もしくは、半地下の部屋になる可能性もある。

・場所によってはバスなどの通学費が発生。

【学生寮】

「学生寮」は基本的にキャンパスの敷地内にあり、完全な一人部屋からキッチン・バス共有の複数人部屋まであります。寮はもちろん男女別に別れていますが、ルームメイトは現地の学生も留学生もゴチャ混ぜです。露骨ですが料金別にピンからキリまで色んなタイプの寮が存在します(笑)

「メリット」

・ホームステイよりも基本費用は安い。

・1人部屋〜複数人部屋などのタイプから選べる。4人部屋タイプが多いかも。

・地下または半地下の部屋になる可能性はあまり無い。

・枕や布団は付いてこないけど、自分の好きな寝具を購入できる。

・門限も特に無いのでとにかく自由。

・外出制限とか特に無いので自由に観光散策できる。

・客人を自由に連れてくることができる。

・生活で困ったことがあれば、学生寮オフィスの人が相談に応じてくれる。

・鍵はカードキーが多く、夜中はキャンパスポリスが巡回しているのでセキュリティは確保されている。

・キャンパス内にあるので通学に時間もお金もかからない。

・食事も自分の好きな物が食べられる。

・同世代のルームメイトと仲良くなるきっかけ。

・国とか関係なくルームメイトになるので、現地学生のみならず世界中の留学生とも交流ができて視野が広がる。

・ルームメイトの了承のもとで、色んな物をお互いにシェアして使える。調理器具、調味料など。

・ルームメイトと仲良くなれば、その友人達とも繋がりができる。

・スーパーとか店が遠かったり、車無しで生活できなかったりと何かと不便だけど、不便な生活を通じて自己解決能力が身に付く。

・売店、学食、コインランドリー、スクールドクターなどキャンパス内にある程度のものが揃っている。

「デメリット」

・寮にはビックリするほど何も用意されていないので、ベッドシーツ、布団、枕、シャワーカーテン、トイレットペーパー、ゴミ袋、石けん、掃除道具、調理器具など全て現地で購入しなければならない。つまり、初期投資が意外にかかる。

・最初から部屋にあるものはベッド、机、クローゼット、冷蔵庫、コンロくらいなので、その他の家具は購入しなければならない。レンジすら付いてこないことも珍しくない。

・食費がとにかく高いので節約が大変。

・食事は自由だけど毎日の自炊がめんどくさい。

・慣れない海外での家事が大変で勉強と両立するのが予想以上に難しい。

・ルームメイトがいるといっても一人暮らし状態と変わらないので、日本で一人暮らし経験の無い人にはオススメしない。

・ほぼ一人暮らし同然なので、体調を崩したら地獄。

・キャンパスが広すぎると学生寮が想像以上に遠い。

・買い物など外出したければ車は必須、というか海外は車無しで生活ほぼ不可能。

・基本的にルームメイトはただ同じ部屋で暮らしているだけの同居人的な関係が多く、みんな割と人に興味が無いので関係を築くのが難しい。

・ルームメイトとキッチン、トイレ、シャワーの時間が重なることがよくあるので、理想の生活リズムが崩れる。

・ルームメイトとお互いの行動時間が全く重ならなければ、数日顔を合わせないことも無いので想像以上に孤独。

・ルームメイトそれぞれが客人をゾロゾロと連れ込むので、人の出入りが激しく、まして素性の分からない人間にプライベート空間で頻繁にうろつかれると落ち着かないし、ストレスも溜まる。

・差別的なルームメイトも存在するので、学生同士のトラブルに注意。

・冷蔵庫のスペースが明らかに足りないことがよくある。また、気を遣い合うのが疲れる。

・いくら自分の食料に名前を書いておいても、冷蔵庫の食料=「全て俺のもの」的な発想で平気で他人の食料を勝手に食う頭おかしいルームメイトもいる。

・短期間でルームメイトがコロコロ変わることも珍しくないので、1から人間関係構築の繰り返しでストレス。

・ルームメイトになることは少ないが、同じ寮内に日本人🇯🇵もたまにいるので、本気で英語を伸ばしたいなら、日本人同士で群れず日本語🇯🇵を話さない意識が必要。

・安い寮は超絶ボロいので、そこそこお金出さないとまともな部屋に住めない。

・エアコンが基本的に各部屋の天井の空気口から風が来る全館空調なので、各部屋ごとの温度調節ができない。リビングに温度設定のボタンはあるものの、ルームメイトと体感温度が合わないとキツい。

・自分の前の住居人が部屋を汚したり壊したりしたまんま出ていくことがよくある。

・生活日用品など意外な出費が多いので超節約しないとホームステイよりも高くなる。

【私の体験談】

「学生寮編」

私がアメリカ🇺🇸に留学していた時は4人部屋の学生寮だったのですが、ルームメイトが最悪でした…。アジア人差別する黒人学生、変な薬物ばっか吸って部屋を臭くするヤク中みたいな白人学生、彼女連れ込んで営みの音丸聞こえの黒人学生、キッチンに数日放置された生ゴミ、シンクにはカビ生えるまで放置された食器の山、溢れても放置されてるゴミ箱、部屋中常に飛び回るハエ、気付けばキッチンはウ○虫だらけに…まぁ色々とChaos!!の連続でしたw (さすがに途中で部屋変えて貰いました…)

留学で学生寮を経験した友人達(米🇺🇸加🇨🇦英🇬🇧豪🇦🇺新🇳🇿)もルームメイトと親友になった人もいれば、民度が最悪だった…という声もよく聞きました。ただ、金出して高級な寮に入れば民度が良くなるとも限りませんが…😅

どうやら、「文化の違い」ではなく明らかに「人間性の問題」だろ…?みたいな理解不能なルームメイトは割と世界共通の問題のようです。女子の寮生活についても、「部屋を汚しても誰も自分で掃除しない!」とか「女子部屋に毎日、平気で男友達を連れ込むから嫌だった!」みたいな声もよく聞きました…。

あと、大学時代は一人暮らしでしたが、海外での寮生活は日本の一人暮らしとは比べ物にならないほど超難易度が高く、特に買い物ではスーパーまでバスで30分以上(しかも2時間に1本)かかる遠い場所で荷物も重くて苦労したので時々、車持ちの現地学生の友人に助けてもらいました。

「ホームステイ編」

私がオーストラリア🇦🇺にインターン留学していた時はホームステイで、ファザー・マザー・息子2+留学生兄弟(パプアニューギニア🇵🇬出身)という家庭でお世話になりました。

温かい家庭で、マザーは教育熱心で地域のこと、文化、英語のことなどたくさん教えてくれました。ファミリーはスリランカ系🇱🇰ということもあり、週3,4回は米を食べる同じアジア系の食事スタイルだったので私は特に食事では困りませんでした。たまに留学生兄弟🇵🇬と共にビーチに連れってくれたり。

また、週末はフレンドリーなご近所さん(白人系オーストラリア人🇦🇺老夫婦)と共に食事やホームパーティをして、人との繋がりがどんどん増えて楽しい時間を過ごしました。

パプア🇵🇬の留学生兄弟とも仲良くなり、ピジン訛りの英語を学んだり、よく一緒に遊んだり、彼らとの交流を通じてパプア🇵🇬についての知識や文化を学ぶことも出来ました。何やら祖国🇵🇬政府からの奨学金で2人とも13歳から留学しているようで、彼らの勤勉さに刺激を貰ったり、とても中高生とは思えないしっかりした将来設計などを聞き、20歳当時の私の方が勉強になりました(笑)

私の大学から来ていた他のメンバーの話を聞いても、特にハズレなファミリーに当たった人はいなくて、強いて言うならば一部の子が食事量食スタイルで少し合わなかった程度でした。その前年度の先輩の中には1人ファミリーから差別的な扱いを受けた人もいましたが、留学コーディネーターに報告して無事引越しできたそうです。

【結論】

色々と賛否を書きましたが、私は個人的にホームステイの方がオススメかな〜と思います。やっぱり毎日の家事や自炊があるか無いかで、自分の勉強時間や自由時間が変わってくるし、最低限の手伝いだけしていれば実家感覚でくつろげます(笑)

あと、ホストファミリーに自分の情報がある程度事前に行き渡っているし、留学生は基本ウェルカムされるので、立場としてはかなり気軽です。

海外の寮生活は超難易度が高く不便なことが多いですが、「自分で1から新しい人間関係を築き上げたい!」「現地の学生、留学生、色んなルームメイトと共同生活してみたい!」「海外ならではの苦労を味わってみたい!!」という方にはオススメです。

また、何か思い付いたら次々と書き足していきます。

(´-`).。oO(最後までお読み頂きありがとうございました。)

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