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僕が「怒らない会社」にした理由


僕の経営する会社では、社員の皆さんに最初にお話をするお願いごとがあります。


それは、

「仕事で、怒らないようにしましょう😃」

ということです。



「え。ミスがあったら怒るのは当然だろ!」

などのご意見の方もいらっしゃるでしょう。


ただ、そこには僕なりの考えがあります。



今日は、それについてnoteを投稿させて頂きます。



「ああ、こういう会社もあるんやなぁ」

などと楽しんで頂ければと思いまして😃、

#仕事の心がけ

として、noteに書かせていただきます。




要約

・結論:仕事で、怒らなくてよい

・なぜなら、怒る理由は、大抵「相手が、自分の思う通りに動いてくれないから

・ならば、アプローチは別にある

・「怒る」よりは、尊敬を得る努力、共感を得る努力、理解してもらう努力をしてみましょう

・仕事で怒ると、怒られる側の人生に悪影響を及ぼす恐れがあります。怒った側も、一生恨まれる恐れもあります。

・そこまでしなくて良いです。

・そんなことより、人生の方が圧倒的に大切です。


以上が要約になります。


もしご興味を持っていただいたら、詳細を以下でご説明させて頂きます。


お読みいただければ嬉しいです😃



なお、僕が作った社内向けのパワポの説明資料を使って、その新しいスタッフの方に話している感じで、説明をさせて頂きます🙇‍♂️



いざ、ご説明。



 

 


新しく加わったメンバーへのお願い



仕事で怒りたくなることもあるかもしれません。

でも、最大限、怒らないようにしませんか?😃


それは、なぜか?

今日のパワーポイントで説明させて頂きます。


まず、怒ったらどうなるか?



当然ですが、いくら仕事とは言え、人間、怒られれば良い気はしません。。。


そして、あなたが怒るというのはどういう場合でしょうか?

「怒る」ということは、相手のせいで自分が進めたい仕事が思うように進まないから怒る、などのケースがあると思います。



つまり、仕事=会社のために、代理であなたが怒っているような意味合いです。


会社の代理であなたが怒っているのに、怒られた側の人から嫌われる、恨まれるのは、あたな個人になってしまいます。。。


それは、非常にもったいないし、残念やと思います。



実は僕も経験があります。

僕も、サラリーマン時代に、とてもよく怒る上司に巡り合ったことがあります。

当時、僕は、怒られ過ぎて心が病みました

「怒って伝えなくても、指示の内容や訂正点は、僕は理解できるののに。。」

いつも、そう感じていました。

そして、その後、どれだけ時間が経っても、その上司をいまだに許せていません。。
  




怒られた側は、パフォーマンスが下がります



あなたが誰かを怒ったとします。


怒られたら、その人は、"短期的には"恐怖心から、パフォーマンスは良くなったように見えるかもしれません。

でも、僕も経験ありますが、以下のことがドンドン発生します。

心も脳も萎縮してしまって、本来のパフォーマンスが発揮できなくなる

「会社(上司)に対して、怖くて生産的な提案が出来なくなる

恐怖を回避する思考になる。
 
 つまり、”どうやったら怒られないか”を中心に仕事をしてしまう

「結果、お客さんは二の次上司の顔色を見て仕事をするようになる」
  


など、悪いことばかりです。


「そうなってしまうのは、その人の心が弱いからだ」

と思う方もいるかもしれません。

でも、実際にどんな人でもこのような思考回路に陥る可能性があります。


(実際に、学生時代はずっと体育会系で、自分はメンタルが強い方かと思っていた僕自身が、このような思考回路に陥り、長期に渡って悩んで、苦しんでいました😭)
 



中長期的に見て、会社にも一切メリットはありません。

何より、怒られた側の人の人生を狂わしてしまうような恐れがあります。

これは、とてもとても重大な問題です。


僕が、怒らないで良いと思う最大の理由はココです。

仕事ごとき。
会社ごとき。
単なる営利目的の活動ごとき
のために、誰かの人生に深刻な悪影響を及ばして欲しく無いんです。

もしくは、怒る側の人も、一生、相手から恨まれるなんてことは、無いようにしたいんです。

会社なんて、そこまでするほどのモノでは無いと僕は考えています。
人生の方が、100万倍大事です。
 


人生の方が大事。少なくとも仕事は晴れやかな気持ちでしたい。



さて、話を戻します。


では、怒るメリットは何か?



極論かもしれません。


しかし、一つの側面として、

「あなたが一時的にスッキリするだけ」

では、ないでしょうか?


自分の快感のためだけなら、怒るメリットはあるでしょう

でも、会社ってそういう場所じゃないですよね。



怒る理由を掘り下げて考えてみましょう



基本的に、仕事で怒る場合の理由というは、

「ああ、あの人は、僕が言ったことをやってくれない」

「あの部下は、私の言うことを聞かない。仕事が遅い」

「あのスタッフは、ミスばかりする」
 

などではないでしょうか?


つまり、集約すると

「こちらが意図したように、相手が動いてくれない時」

に、怒りが湧いてくることが多いように思います。



だとすると、解決策はありそうです。




「怒らなくても」相手に伝えることは出来る


相手に、自分が思う通りに動いてもらう方法は、何も怒るだけではありません


色々な方法があります。


いろいろな方法




一番伝えたい本質


僕がお伝えしたい本質はここ
です。


相手に何かを伝える時に、

「怒る」

という行為を介して伝えるのは、とても安直なんです。


圧力というものを利用して、おそらく、自分より立場の弱い人に、何かを伝える。

こんな、暴力まがいのことは、避けるべきことやと思います。


そうではなくて、もし自分が立場が強い側の人間ならば、もっと最善と思われる方法で、相手に伝える努力をしませんか?ということなんです。


怒りたくなったとしても、あなたが取るべき努力はもっと他にもあるんじゃないですか?

と、考えています。


そして、本当に本当に様々な努力をして、それでも万策尽きたならば、僕に教えてください。(社内向けのメッセージです😅)


まずは、安直に手近な"怒る"というツールを使わずに、他の方法で相手に伝える努力をしてみてください、ということなんです。




さて、では、次に具体的にどのような方法で相手に伝えること、相手が自分の思う通りに動いてくれると期待できるのでしょうか?

それを見ていきたいと思います。


では、続きをフラットな気持ちで聞いてください😃




どんな方法があるでしょうか?



このスライドについては少し説明が必要と思います。


1.尊敬される


尊敬


少し話が飛躍するように感じるかもしれません。

ご容赦ください。


相手に動いてもらうのに、最良の方法は、相手に尊敬してもらうことだと思います。

相手は自分を尊敬しているわけですから、自分のような言動や仕事への意識などが、期待できます。


かなり長期的な解決策になりますが、これが最良だと思います。


何が最良かというと、相手側にとっては、全くネガティヴな感情が無いことです。

尊敬というポジティブな感情に基づいて、仕事のパフォーマンスが変わってくることが期待できます。


ただし、説明不要かと思いますが😅、非常に非常に難しい話です。

自分の人生をフルに使っても、誰かから尊敬を得るということは、出来ないことが多いかもしれません。

それぐらい、難度の高い話です。


他人から尊敬を得るぐらいですから、あなた自身に非常に高い節度やモラル、魅力、能力が必要になるでしょう。

(当然ながら、僕だって、全く及んでいません)


では、次のアプローチは何でしょう?



2.共感してもらう


わかるぜ。共感。


「尊敬」ほどではないにしても、ポジティブな気持ちで相手が思い通りに動いてくれると期待できるのは、「共感」を得ることだと思います。


こちらのビジョンなり、理念なりを説明します。

それに、共感をしてもらえれば、相手に、こちらが思う通りに動いてもらうことをかなり期待できると思います。


共感を得ることができれば、心の奥底の部分から、自分への協力なり、思うような行動をとってもらえる可能性が高まると思います。

(どんどん表現がストレートになっていますが、ご容赦ください🙇‍♂️)



しかし、これも尊敬ほどでは無いにしても、非常に難しい課題(アプローチ)です。

相手に心根で共感してもらうには、あなたのビジョンなり、理念なりが、利己ではなく、利他の精神である必要があるでしょう。


しかし、難しいからと言って、このアプローチを避けるべきでは無いと思います。

もし、あなたが立場の強い側の人間ならば、こういう努力をまずしてみて、それで相手に動いていただくような働きかけをすべきやと、僕は思っています。




3.理解を得る


説明しますので、ご理解いただけますか


尊敬や共感は、心根
の部分に働きかけます。

それゆえ、一旦得ることが出来れば、相手側のモチベーションはとても強いと思います。


しかし、尊敬や共感を得るのは並大抵ではありません。


次善の策として取るべきアプローチは、頭で理解をしてもらうことだと思います。


仕事の内容ならば、

「なぜ、これをやる必要があるのか」

「どのような理由で、この仕事があるのか」
 

など、理由や背景をしっかり説明することで、相手に根本からその仕事を理解をしてもらうことです。


これによって、怒りや恐怖で支配するような表面上の従順さよりも、頭でしっかり理解した上での、自発的な仕事の取り組みが期待できるでしょう。


仕事の理由から理解してくれている相手ならば、自ずと、あなたの期待に近い行動をとってくれる可能性が高まると思います。


少なくとも、あなたが立場が強い側の人間ならば、このように丁寧でわかりやすい説明の努力によって、相手に深い理解を得る努力をしたいところです。




4.利益を与える


利益


相手から、理解を得ることすらも、難しいとなった場合。。。

それでも、まだ怒る必要はありません


僕は、次にとるべきアプローチとしては、「ビジネスにおいては」その相手に何らかの利益を与えて、動いてもらうことかと考えています。


カタカナで言えば、インセンティブとなるでしょうか。


多くの場合はお金でしょう。

もしくは、昇格、昇進などかもしれません。


そういう分かりやすい利益によって、相手に動いてもらうことが、次に取るべきアプローチと思います。


ただし、このアプローチは限度があります。

また、本来であれば、共感や理解などによって、相手に、こちらの思う通りに仕事をしてもらいたいもんです。


しかし、それも難しいとなったら、ほぼ最終手段として、利益を与えるという方法になるかと思います。


 
ちなみに、ここで、お気づきの方もいると思います。

利益を与えるとなると、その判断ができるのは部長か、それ以上の役職の経営層などになるかと思います。

もう、この時点で、例えばイチ社員の方であれば、経営者側にゲタを預けてしまってよいのです。

もうこの課題は手放して、経営層などの上司に放り投げてください。

それが、僕の考えです。

それぐらい、社員の方、担当者の方は、仕事ごときのために、他人を怒るなんてことはしなくて良いと思っています。
 




再掲


5.威圧する


威圧


話が戻ってきました。

この段階にきて、ようやく次の選択肢として、「威圧する」が出てきます。

つまり、

「怒る」

です。


叱責も含みます。


さらに、もっと低次元のアプローチとして、「罰則を与える」も一応、入れておきます。


次のスライドで詳細を話しますが、

結論として、僕の仕事や自分の会社における考えでは

「威圧する、怒る」

というアプローチは、誰もとらなくて良いです。


「罰を与える」も、もちろん不要です。


尊敬から始まり、利益までの4段階もアプローチをして、それでも相手が変わらなければ、おそらく何をやっても無理だと思っています。。。



 

役員・マネージャー・社員が取るべき選択肢


やっぱり、尊敬、共感、理解まで

上のスライドで示す通りです。

最良である尊敬。

次に良い共感。

理解。

ここまでのアプローチを使って、相手に動いてもらう努力を、まずはやってみましょう。




経営者側の問題:利益を与える


理解までで相手が動かなければ、僕や他の経営層に言ってください。

利益の与え方も含めて、経営サイドが考えます👍



怒らないで



威圧するような行為はしないでくださいね。

会社なんて、そんなことをするほどの場所では無いです。






もし、利益を与えるなどのアプローチでもその相手が変わらない場合。

これは、経営判断をします。

よくあるのは、担当の業務を変わってもらうとかですね👍

きっと、仕事や環境が合っていないと思うんです。

なので、その方がパフォーマンスを発揮しやすい環境の提供に努めます。

この努力は、経営者、管理職側がすべきことやと思っています。





まとめ


  • 仕事で、怒らなくてよい

  • だって、怒る理由は、大抵「相手が、自分の思う通りに動いてくれないから」

  • ならば、アプローチは別にあります。

  • それよりは、尊敬を得る努力、共感を得る努力、理解してもらう努力をしてみましょう

  • それでも相手が動かなければ、経営者に相談してくださいね

  • 仕事で怒ると、怒られる側の人生に悪影響を及ぼす恐れがあります。怒った側も、一生恨まれる恐れもあります。

    • そこまでしなくて良いです。

    • そんなことより、人生の方が圧倒的に大切です。


笑顔


にこやかに、仕事しましょう😃

その方が、パフォーマンスが良いという科学的な証拠も出てきているみたいですしね👍






長くなりました。。
ここまでお付き合いいただいて、本当に有難う御座いました。🙇‍♂️



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