「スターリンとプーチン」NHK映像の世紀 バタフライエフェクト🇷🇺
my note vol 498
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ソビエト連邦(現ロシア)
レーニン亡き後の最高指導者になったスターリンは理想の共産主義国家を目指すと言いながら粛清を続けた。
NHK映像の世紀バタフライエフェクト
「スターリンとプーチン」
スターリンとは！？
その時にウクライナはソ連の構成国だったため、ヨーロッパの穀物粉とされた肥沃な土地は国有化され農村の人々は集団農場に強制加入させられた。収穫物は全て国のものとされ農民には種さえも残らず、全てを没収された。
そして飢饉が訪れたが過酷な食料調達は続いた。
ウクライナ人はスターリンに殺されたと同じ。
スターリンの妻のナジェージダも
国民を憂いスターリンを罵り
そして抗議の自殺をした。
しかし、スターリンはそれをも
自分への裏切りとしどんどん冷酷となっていった。
その後、共産党大会で半分の反対票が入った。
投票は無記名で行われたため誰が投票したか分からないので代議員の半数を処刑するという強硬手段に出た。
粛清裁判も行われたが、罪も捏造され自由な発言も許されず台本通りに進み、被告全員が処刑された。
それは共産党員だけでなく知識人や民間人など約2000万人が殺された。
恐怖政治が行われていたのだ。
1941年ヒトラー率いるナチスドイツが独ソ不可侵条約を破り侵攻してきた、粛清により多くの将校が処刑されていたソ連軍は敗退を繰り返した。
その時にナチスドイツはウクライナを開放しスターリンへの反旗は国内全土に広がった。
ウクライナにとってはナチスドイツが皮肉にも救世主だった。
ウクライナとの問題はずっと繋がっています。
盛り返したソ連軍がナチスドイツを駆逐し勝利を得たが、この戦争で参加国最大の2700万人という犠牲者が出ていた。
1953年3月5日 スターリン死去。1952年12月7日 ウラジーミル・プーチン誕生プーチンとは！？
映画「スパイゾルゲ」を観てスパイになる事を決心したプーチンはKGBに就職。
映画「スパイ・ゾルゲ/真珠湾前夜」
そして東ドイツに派遣されるが1989年ベルリンの壁が崩壊し、ドイツが東西統一した事に伴い地元レニングラードへ戻る。
その後はKGBを辞め政界へと進出する。1998年ロシア連邦保安庁の長官に就任し、エリツィン大統領のマネーロンダリング疑惑を捜査していたユーリ・スクラトフ検事総長を女性スキャンダルで失脚させ、首相だったエフゲニー・プリマコフのエリツィン追い落としクーデターを未然に防いだ。この功績によりプーチンはエリツィンの信頼を得るようになる。
1999年首相になると、知名度が低かったのだが、ロシア各地で大規模テロ事件が起き300人以上の犠牲者が出て、第二次チェチェン紛争の制圧に辣腕を振るい、「強いリーダー」というイメージを高め国民の支持を獲得した。記者会見で言い放った「テロリストはどこまでも追跡する。便所にいてもぶち殺す」という発言の容赦なさや下品さが話題になったのもこのころである。テロリスト撲滅を旗印にチェチェンに侵攻する。国民の支持率も70%以上に！
しかしイギリスに亡命した元FSBの諜報部員のリトビネンコが、テロ事件はFSB(ロシア連邦保安庁)が仕組んだ自作自演の偽装テロだと証言。プーチンを大統領に押し上げるためだと！
これを西側諸国の謀略だとプーチンは発言。
そしてリトビネンコは亡命先のイギリスで毒殺された….
2000年 プーチンは大統領に就任ロシア経済は成長を続け4年間で賃金もGDPも2倍に上昇。
ソ連崩壊以降、我が物顔で歩いていた
新興財閥オルガリヒには厳しい態度。
政府に反対する新興勢力は潰され国営化される。
しかしプーチンにはある不満が膨らんでいた。
1991年ソ連崩壊以降ロシア国境に迫っていたNATOの拡大、、、
2007年ミュンヘン安全保障会議。
和やかに進んでいた会議はプーチン大統領のコメントで空気が一変した。
「ロシアは常に民主主義について教えられる側です。しかしなぜか教える側は自ら学ぼうとしない。私は今日の世界において、アメリカ一極集中は受け入れ難いし、不可能だと考えている。ロシアは1000年以上の歴史を持つ国だ。常に国家は自らの手で外交政策を遂行し行使してきた。私たちはこの伝統を変えるつもりはない」
アメリカとの対決姿勢を鮮明にした発言。プーチン大統領が牙を向いた瞬間だった。
翌年、ソ連崩壊後行われていなかった大規模な軍事パレードを復活。
スターリンについても発言
「スターリンがこの国を率いた30年間ロシアは劇的な進歩を遂げた。それは疑うべくもないことだ。また我々はドイツとの戦争を勝ち抜いた。誰が何と言おうと犠牲者が多すぎると言われようと勝利は得られたのである。祖国を勝利に導いた人々に石を投げる権利は誰にもない。」
2022年 ロシアによるウクライナ侵攻スターリン以降また悲劇がウクライナに訪れた。
スターリンの娘スヴェトラーナの回想「幾百万もの非業の死を遂げた犠牲者たち。彼らの屍を踏み台にし悪の手段で善を打ち負かそうとした者たちは、一体何を手にしたのだろうか？
歴史の審判は未来の人々に任せよう。
彼らにとってあの時代のすべては不可解で戦慄を誘うほどに恐ろしいものとなるだろう。
果たして彼らは私たちの時代を「進歩」の名で呼んでくれるだろうか？「偉大なロシアの幸福のため」だったと呼んでくれるだろうか？
当初、ロシアがウクライナに攻撃したり侵攻したりはしないと言っていました。しかしロシアは攻撃もしているし侵攻しました。
なぜなら、今ではマクサー社を始めとした衛星画像で全てが分かるので、虚言は通りません。
30cmの物まで見えるし1千平方kmの幅を撮影出来るまでの高性能になっています。
そしてウクライナの通信をロシアは破壊しました。
フョードロフ副首相はイーロン・マスク氏にスターリンクの提供支援を要請。
10時間後にマスク氏は容認。
1万台以上のスターリンクがウクライナに送られました。
スターリンクとは！？
通信状況も整ったウクライナは徹底交戦しています。
キエフやその周辺から撤退したロシアだが、都市の一つブチャで大量の市民殺害を行っていた。
プーチンはウクライナの攻撃で死亡したと言ったが、これを暴いたのはアメリカの衛星画像だった。
撤退前に死体があるのが見えたからでした。市民の多くがロシア軍が占拠していた時期に殺害されたと説明。ロシアの矛盾を指摘した。
ネットの情報を組み合わせ真実を突き止めようとする調査をOSINTと呼ばれています。
スターリンとプーチンは本当に似ているし、プーチンはスターリンの行った暴掠を歴史や伝統、そして勝利と称えている節があります。
しかし、あの頃とは違う。
もう嘘で誤魔化したプロパガンダは通用しない。
それこそ衛星画像の性能も上がっているしOSINTによりどんどん真実は暴かれていきます。
マルクスが「資本論」で唱えていた「共産主義」は、
レーニンにより歪められ、それを引き継いだスターリンが、プロレタリア独裁、プロレタリア革命と称し「共産主義」を利用し独裁国家を作り上げた。
そしてスターリンを称えるプーチンが、その時代に回帰する様な行動をしている様に見えます。
もうマルクスの唱えた「共産主義」は単なる理想論になり形骸化されたのだろうか、、、
確かにアメリカ主導のNATOの勢力拡大はロシアとしてみれば脅威に映るのかもしれません。
北方領土問題も、返せばそこに米軍基地を置かれるからという事があるのかもしれません。
だからと言って罪の無い人間を虐殺粛清する事は絶対にあってはならない事です。
「戦争反対」「平和主義」
人間じゃもう欲望の暴走を制御出来ないのなら、早くAI統治の時代になれば良いと思います。
「映像の世紀 バタフライエフェクト」は、たくさんの情報を教えてくれて有り難いです。
ではまた。
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