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読んだ本、読みたい本。 漫画や本の話題多めの日のこと。
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#カラマーゾフの兄弟

久しぶりに、深呼吸

久しぶりに、深呼吸

いい本を読むといい人間になりたいと切実に思う、思うだけではなれないことなどもう骨身に沁みてわかっている、なんどでもこの気持ちを忘れる、だからいつでも読んで、思い出し続けていたい。
ープルーストを読む生活より

『プルーストを読む生活』を開いて、ふぅ、と久しぶりに深呼吸をしたような気持ちになる。

この間、ぴー太と喧嘩とまではいかないけど、いやな雰囲気になった。きっかけはいつも些細で、どちらかのすき

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余韻から抜け出せず

余韻から抜け出せず

この間ついに『カラマーゾフの兄弟』を読み終え、興奮の中まだ自分の中で感想を書けるまでに整理されておらず、いつものコラージュ読書日記を作りかけては出来栄えに納得できず途中で放り投げ、先にずっと書きたくてうずうずしていた相関図をまとめようと、上巻から順にぱらぱらと人物描写部分を改めて読み直している。

カラマの新潮社の解説を読み、えっそうなのとびっくりした部分があったので、光文社の方の解説も読みたくて

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あの本買っちゃいまして

あの本買っちゃいまして

話題の『東京の生活史』買っちゃった。
かわいくない値段に震えながらも、この魅力的な厚みと『断片的な社会学』の岸政彦さん編集のインタビュー集ってそりゃ買わないわけにいかないでしょうよ…と、数日考えて、いやこれは今買う!と決意し、本屋からの帰り、重くてひぃひぃ言いながら持ち帰った。

たまたま集まった聞き手の方が、たまたまひとりの知り合いに声をかけ、その生活史を聞く。それを持ち寄って、一冊の本にする。

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あまりにも美しいインドの絵本

あまりにも美しいインドの絵本

て、てててて手に入れたーーーー!!!
タラブックスの『夜の木』10刷!!!!

写真じゃ感動あまり伝わらないと思うけど、伝わってほしい。くう〜

紙漉きでつくられた黒い風合いのある紙に、手刷りのたっぷりとしたインクの盛り上がりと、配色の美しさ……

そしてなにより、インドのゴンド族アーティストの個性的な絵。トライバルアートと呼ぶそうだけど、この迫力と精密さ、奇妙さとかわいらしさの融合はデザイナー顔

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