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蛸文(たこふみ)の読書記録

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僕の読書記録です。月に3〜4冊ぐらいのペースで更新してます。
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2020年5月の記事一覧

【最強のファンダメンタル株式投資法】脱初心者を目指す人は読んでみる価値あり

【最強のファンダメンタル株式投資法】脱初心者を目指す人は読んでみる価値あり

オススメ度(最大☆5つ)☆☆☆☆これまで読んできた株式投資の本は基礎や基本が主な内容だった。

この本は、その基礎や基本から一歩踏み出した内容となっており、正直一度読んだだけでは全て理解出来なかったけど、またいつかもう一度読む価値があるだろうなと思った一冊だ。

〜著者が優待株を持つ理由〜この本の著者「v-com2」さんは、個人投資家の中でも有名な方らしく、ブログは個人投資家たちに多く読まれており

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【サピエンス全史 (第4部 科学革命】人類は何を望みどこへ向かうのか?

【サピエンス全史 (第4部 科学革命】人類は何を望みどこへ向かうのか?

オススメ度(最大☆5つ)
☆☆☆☆☆

さて、壮大なサピエンス全史をやっと読み終えた。

人類、すなわちサピエンスが地上を支配していく過程から未来に向けてまでの壮大な物語。

この本ではサピエンスの歴史の中で様々な謎を投げかけられてきた。当然の事のように思っていた歴史についても、人類の進んだ道が正しいのか?と、疑問を持つことも出来た。

今後サピエンスはどのように進んでいくのか?

ビジネス書の枠

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【AIvs 教科書が読めない子どもたち】読解力のない人々が仕事をAIに奪われる未来は近い

【AIvs 教科書が読めない子どもたち】読解力のない人々が仕事をAIに奪われる未来は近い

オススメ度(最大☆5つ)☆☆☆☆

この本の冒頭が非常に僕の心を惹きつけた。

「AIが神になる」-なりません。「AIが人類を滅ぼす」-滅しません。「シンギュラリティ(“人工知能(AI)が人間の能力を超える時点”を意味する言葉)が到来する」-到来しません。

著者は、AIと聞くと誰でも思い浮かべるようなSFの世界を冒頭から全否定する。

しかし、だからと言ってAIが人類にとって脅威にならない、と言

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【サピエンス全史(第3部 人類の統一)】歴史は分岐点の連続であり、その選択は必然とは言いきれない。

【サピエンス全史(第3部 人類の統一)】歴史は分岐点の連続であり、その選択は必然とは言いきれない。

さて、長い長いホモサピエンスの歴史も折り返しになった。

この部では、村や町や国になったホモサピエンスの集団が、どのような過程を経て、現在のグローバルな世界になったのか、が書かれている。

大陸を越え、海を越え、地球上のホモサピエンスたちがどのように統一に向かっていったのか。

〜統一向けた3つの大きな要素〜地球上のホモサピエンスが統一に向かっていった大きな要素は3つある。
それは、

貨幣
帝国

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【金持ち父さん貧乏父さん】薬にも毒にもなりかねないベストセラー

【金持ち父さん貧乏父さん】薬にも毒にもなりかねないベストセラー

オススメ度(最大☆5つ)☆☆僕の記憶が確かならば10数年前にベストセラーとしてテレビで取り上げられていた1冊だと思う。

その当時、僕がこの本に出会っていたなら、今とは違う人生を歩んでいたかもしれない、と思うほど、タイトルからは想像出来ない刺激的な内容である。

正直なところ、僕自身もそこそこお金の勉強を始めているので、見つけるのが遅すぎた1冊、というのがこの本に対する一番の印象である。

〜「ラ

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【サピエンス全史(第2部 農業革命)】差別や虚構で形成されてきたサピエンスのコミュニティ

【サピエンス全史(第2部 農業革命)】差別や虚構で形成されてきたサピエンスのコミュニティ

さて、長編に及ぶサピエンス全史も折り返し地点に来た。
この時点で既に膨大な文章量と情報量に圧倒されているけど、まだまだこの後もこのサスペンスフルでロマンティックな世界が続くのかと思うとワクワクする。

というわけで、今回は第2部の農業革命についてのお話。

〜農業はサピエンスの生物としての自由を奪った?〜農業は、サピエンスが繁栄するための1つのターニングポイントである。
しかし、それはサピエンスに

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