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勉強量

 海外の大学は卒業するのが難しいとよく言われるが耳にしたことはないだろうか?これは卒業を過度に単純化しすぎていると感じる。もちろん、入るのも出るのも難しい。確かに、比較するところが、日本の一般受験や中国のガオガオや韓国のKSATを基準にするのであれば、海外の大学の入試難易度はやや落ちる。なので入学の難しさで言うとアジア圏の大学が勝る。しかし卒業の難易度を測るなら海外と言われる。ただ、卒業が難しいという言い草と意味の本質が間違っていると考えてしまう。海外の大学は宿題がとても多い。本気でやったって終わらないことも多々あるのだ。しかも宿題は大体、その科目の論文を読むことである。毎日、2つから3つ、多い時は5つを超える論文や経済書、歴史書などを読まさせられる。だがこれが本来の卒業までのプロセスなのではなかろうか?入試難易度を上げるのはわかる。だからといって卒業を簡単にする理由もよくわからない。学問というものは、頭に莫大な知識を蓄え、それを応用し、問題を解決するための方法論ではないのか。なのに、勉強しなくても点が与えられたり、楽して単位をもらえる教育が日本の大学と捉えられていることが残念でならない。

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