最近、昼夜逆転している。どちらかと言えば、ニューヨーカーの生活をロンドンで行なっている。朝日が昇ってから、おはようと挨拶をし、大体、10時くらいに床につき、夕方、日が暮れた頃、6-7時台に起床する。そしてそれから朝ごはん食べるのである。この生活は、太陽と相対することがあまりにも極端に少ないので、ホルモンバランスにも影響を与えかねないのだが、それ以上にメンタル面に悪影響を及ぼす。メンタル面の変動が、躁鬱状態そのもので、男性に突然、女性ホルモンを注射した時に起こる、メンタル不良と
せっかくのリーディングウィークを風邪で台無しにしてしまう予感。ロンドンは寒く、寮のヒーターは壊れているため、体を温めるものがまるでない。風邪はどうすれば早く治るのか?日本ならば、盤石な備えができて、すぐ治せるだろうが、異国の地ロンドンではきつい。
この前、紹介したリーディングウィークがいよいよ開始された。寮に住んでいる僕はスーツケースなどの大荷物を持ってそそくさと寮を去って行く者を多く目にする。イタリア・フランス・スペインが人気みたいだが、自国に帰還する者も少なくはなく、みんな浮かれた表情でタクシーに乗り込んでいた。羨ましい。日本に帰りたい訳ではないが、いや帰りたいのだが、どこかに行ってみたい気がとてもある。正直、フランスには行きたい。しかし、トコジラミ騒動以来、ちょっと不安である。どこかに行きたくとも行けないのは僕
人間は二元論が多分好き。資本主義と共産主義、革新と保守、正義と悪、善人と悪人。これらは全て、謎の対立軸に置かれている。良い人の話をする時、悪い人が対立として引き出される。革新を支持しなかったら、保守だと言われ、新しいものを取り入れると、伝統への冒涜などとケチをつけられる。グレーゾーンがあまりにも小さい。はいかいいえかそれ以外か。この3択でも、答え方は少なすぎる。はいかいいえで答えさせる時、大体人ははいかいいえかで答えはまとまらないが、近い方を選ぶ。しかし、選ばせる側は、結果
可視化されやすいステータスを気にするものほど虚栄心が強い。近頃、つくづくそう思うのである。実質の自分以上に大きく見せようとするその心はあまり欲求が満たされていないことや自信がないことへの裏返しであると窺える。コンプレックスが多ければ多いほど、それを隠すための偽りの仮面を被って、野に出回る。それがいかに、しんどく、自身を傷つけ、生活への足枷になっていることを本人は初期では気づかない。大きく見せている間は称賛されるが、実際の自分と偽りの自分に乖離が認識されて以降、虚無に襲われて
ロンドンの気象は皆が知っている通り、曇りのち雨が多い。たまにその雨が明けては一瞬の晴天を眺めることができる。ただ日の入り日の出時刻が遅くて早いため、太陽を見ることは少ない。北海道より高緯度に位置する、ロンドンではもちろん雪が降る。しかもなんと言ったってフカフカの雪ではなく、カッチカチの氷となって地面を覆う。そもそも、日本であまり雪に慣れていなかったからこっちのクリスマスや冬を体験できるのを楽しみにしている。
イギリスは飯がまずいと言われることが多いが、それは間違いで簡略化にすぎない。イギリスの飯がまずいの本質はイギリスの郷土料理が美味しくないだけどイギリスのレストランで提供されるご飯は実は美味しい。味と値段は青天井で出せば出すほど美味しくなるシステムが露骨に見られる。特に歴史的背景から見て取れる、中華料理とインド料理はとても美味しい。さらには地中海からやってくる移民がイタリアンやギリシャ料理を開業することも稀ではないので、本場の味を楽しむことができる。イギリス特にロンドンは多文
なんで僕たちは生きているのだろう。勝手に生まれてきて“母親はお腹を痛めた“と言われ、生まれた家庭によってできる体験や与えられる物はすべて違い、注がれる愛も大きく異なる。そして、大半は親の背中を追うように落ち着いてゆく。教育機関を卒業して仕事を貰うために必死に動き回って、頭を下げる。いくら働いても、月に大体20万から50万ほどしかもらえない。この構造がどう決まったのか、僕には分からない。なぜ、皆月に1億もらったらダメなのか。もちろん会社が破産するだ。しかし、今僕たちが生きてゆ
海外の大学は卒業するのが難しいとよく言われるが耳にしたことはないだろうか?これは卒業を過度に単純化しすぎていると感じる。もちろん、入るのも出るのも難しい。確かに、比較するところが、日本の一般受験や中国のガオガオや韓国のKSATを基準にするのであれば、海外の大学の入試難易度はやや落ちる。なので入学の難しさで言うとアジア圏の大学が勝る。しかし卒業の難易度を測るなら海外と言われる。ただ、卒業が難しいという言い草と意味の本質が間違っていると考えてしまう。海外の大学は宿題がとても多い
海外に行くなら必ずと言っていいほど議題にあがる人種差別、果たしてUCLで存在するのか、僕の見解を話したい。まず人種差別は絶対にある。だがそれをほとんど感じさせないように人種差別主義者は振る舞うので概ね大丈夫である。そもそもUCLという大学は1826年にいかなる人種、性別、宗教の人でも勉学に励めるように開校された。だから、理念上人種差別のような愚行は許されないし、それを公に示す人はいない。しかしながら、人種差別をされる側はそれを受け取らない又は中々感じ取れない。しかも留学生が
僕は出身地や出身校いわば環境によって創り出された価値観がある程度存在すると思う。都会出身の子と地方出身の子の思考や価値観、問題解決のプロセスは大きく異なる。僕はとても思想が偏っていて、あくまでも超主観的にこれはなってしまうが、地方というか田舎から海外に出てきた者はプライドが高く、感じられる。そして、都会出身の子は逆に何も周りを気にしない気もする。そもそもUCLに留学する時点で皆恵まれている。これは事実としてある。だが、その日本人同士の内で環境要因に差があることは否めない。しか
皆さんは過去の事象を仮に変えれるとするならば、何をどうしたいですか?今日は過去改変というテーマですが僕が悩んだ末、出した結論は変えないでした。持論として、過去を改変できるとすれば、僕らが直面している現在が変わってしまうと考えるからである。過去を変えることができても、それは都合よく、同じ世界の過去として、僕らには認識されない気がする。仮に、僕が高校野球児だったとしよう。僕は努力を重ねたが甲子園に行けず、当然、全国制覇を成し遂げられなかった。そして僕は大学に進み、新卒サラリーマン
今日、人生でまだあまり経験していない、オールというものを体験した。なんせ、睡眠バランスが崩壊していて、日が上るとともに床に着いていたため、授業に今まで、行けてなかったから無理やり直した。だから今日の授業は地獄だった。目を半ば強制的に開き、脳を起こすために、教授の言ったことに対して顔を縦に振る。そして、今やっとねれるのである。人間は食べて、運動して、寝ないと、全ての効率がガタ落ちする。僕は、完全な夜型なのだが、朝起きてみて、日光を浴び、朝ごはんを摂ると、大きく、生活がポジティブ
イギリスの大学は学費が高い。外国人が特に高い。大体、イギリス人の三倍以上の額を収める。UCLの場合、現地生は9000ポンドくらい、外国人留学生は26000から医学部だと40000までの資金が必要になる。UCLは国公立だからこそ、現地人と留学生の学費の違いは顕著である。日本の大学もこうすれば良いのにと素人目線でそう思ってしまう。理由の検討はつくが、日本の国公立に外国人が入ろうとするならば、なぜだが学費は安くなり、寮費も半減する、お小遣いまででる、そういったケースをよく耳にする。
最近、日を見てない。授業をサボりまくったせいで、日が登ると共に、睡眠をとり、日が落ちるとともに、起床した。そのせいで、生産効率は激減するし、精神面は陰鬱になるし、懲り懲りだ。なんか、北欧出身者が長期な極夜で体調や心を崩す理由が少しわかった気がする。人間は日光を浴びなければならない。要は光合成しないと、体が脆くなる。免疫力の低下を身を持って、経験した。ほんとに、疲れやすくなるし、すぐ眠たくなるし、力が湧いてこない。根っからの陰キャ気質の僕は本来、部屋から出ないのだが、なるべく散
UCLには1学期と2学期、両学期の中間にリーディング・ウィークという休みがある。字面の通り、読書週間なので、休み明けに課題提出などが多いが、実質、土日から次の土日までの約9日間に渡る休暇を満喫する権利が僕にはあるのだ。他の生徒などの話や先輩の説法を頂戴すると、どうやら海外旅行をする者は多いらしい。先ほどそれを聞き、海外への渡航代を調べたのだが、ロンドン〜ローマ間は往復で5000円くらい。しかもこれは最安値ではない。流石にびっくりした。東京から大阪の夜行バスより安いし、新幹線の