二木孝 (ふたぎ たかし)
1956年秋田県生まれ、慶應義塾大学経済学部卒 1982年、外務省に入省し、2020年、38年間の勤務を経て定年退職。海外では、パリ日本文化会館事務局長、在カナダ日本国大使館広報文化センター長等を勤めた。また、2005年開催愛知万博招聘活動に携わった他、外交史料館にて上席専門官を勤めた。「高校生講座」、「外交講座」での講演は50校を超える。 著書『マルクは絵を描く』、『思考の日々』、『杢兵衛のゴルフ指南書』、『カミュを追ってー地の果ての記憶』、『遺す言葉 外務省の「マレビト」
昨日は、小学5年生に算数を教えていたのですが、引き算ができない生徒さんがいて引き算の仕方を教えるのに苦労しました。そういえば、フランス人は引き算が苦手だったことを思い出しました。彼らは基本的に引き算をしません。青空市場で野菜や果物を買うとき、お札を渡すと、売値に何円足せばお札の額面になるかを段階的に計算して、その額を買い手に渡すのです。こうした計算の発想の違いが、もしかしたら日本人(引き算が得意)とフランス人(足し算が得意)の人生観の違いにも表れているのかなとしばし考えてい
今日は台風の影響で、大雨。週末も荒れ模様で、ゴルフでもしようと思っていたゴルファーは涙しているかもしれません。梅雨は、確かに嫌ですね。洗濯物が乾かないし、ジメジメして、心までジメジメしそうです。でも、救いはあります。紫陽花がとても綺麗だということ。紫陽花を眺めながら、梅雨も満更捨てたものではないなと、思っております。 私の知らない世界ですが、将棋の名人に最年少で藤井さんがなったようで、7冠達成は、羽生さん以来。藤井さんの脳は、AI以上に凄いようで、まさに天才なんでしょう
バイトが始まって、子どもたちに算数や英語、数学を教えているのですが、時々悩むことがあります。それは学習の仕方についてです。10歳前後で人の味覚がほぼ決まってしまうように、人の癖というか、個性のようなものも出来上ってきて、学ぶ仕方も本来は個性的ではないといけないのでしょうが、学校教育は所詮、歩留まりを高くするのが目標でしょうから、平均値を設定して、その周辺の生徒の成績を上げるくらいしかできないのではないかと思っています。出来る子は、学校で教わらなくても出来るし、出来ない子は、
今日も朝はゴルフ練習場に。この数ヶ月の練習やラウンドで、スイングの何かが変わってきたのですが、それは、かつて70台を出した頃に感じていた、身体とクラブの一体感を思い出したということがあるかもしれません。 不調の時は、例えばですが、テークバックするとき、自分はクラブを持っている、あるいは握っているという感覚があるのです。特にそれは、トップにおいて顕著。一瞬の間があるトップですが、この時に、クラブがそこにあるなという感じがあるのです。ところが、毎回毎回できる訳ではないのです
今日は如何にも五月晴れという天気の東京で、マスク姿も次第にマイノリティーになって来ておりますが、マスクは、私的には、結構重宝できる品物だと思っています。花粉症対策にもなるし、風邪などのウイルス対策にも一役かっていて、実際、この3年間、風邪に一度も罹らなかったのは、マスク効果が大きいかなあと。尤も、風邪を引かなくなった最大の要因は、怪我の功名的に始めた日々のランニングだと思います。ランニングはゴルフのようにお金はかかりませんが、肺機能や下半身の筋肉を無料で鍛えてくれるすぐれも
今日の東京、もう夏なの?と思うような暑さで、長袖の人よりも、半袖姿の人が多いような、そして、マスク顔ではなく、素顔で歩く人が過半数になりそうな、そんな日の5月5日。私の方は、たった一日「折々の言葉」を書くのをお休みをしただけですが、体がなまってしまった、そんな気がしないでもない。 今日は、子供の日の祭日。日本の将来を占う子供のための日ですから、大人は、特に日本の国家を運営する方々は、真面目に、真剣に子供のための施策(特に教育問題)を考えないといけないのに、日本の子供のこと
先日、憲法記念日を持つ国は先進国では日本くらいではないかと述べたら、流石現役の外交官、ポーランドには憲法記念の日があると知らせてくれた同期がおりました。ポーランド、色々と複雑な歴史を抱えた国ですね。かつては欧州の大国で、第二次世界大戦では、悲劇の舞台となった国。ポーランドは日本贔屓の人が多いとも聞きますが、類は類を呼ぶ、同類相憐れむ、そんな気もします。 そう言えば、この同期は閣下ですから、私よりもすでに3年以上もバリバリで働いていて、ましてや在外の勤務であれば、懐事情も
今日でゴールデンウィークも終わりということで、明日からは日常生活が再開する訳ですが、昨日、岸田総理は、ヘヤーモード・キクチという散髪屋さんに行かれたようですが、カットだけで4000円。年金生活者と一国の首相では、髪をカットするのに支払うお金も倍以上違うようですし、多分、散髪屋に行く回数も違うでしょう。年金生活者は、なるべく節約しないといけませんので、月一回は無理。一国の首相となれば、最低月に1回、ないしは2回は行くでしょうな。 さて、英国ではチャールズ国王の戴冠式が行わ
私のゴールデンウィークは、バイトの準備で終わった感じがしないでもないのですが、英語の問題集をなんとかやり終えたものの、中学生向きの参考書・問題集と、高校生向きのそれらを比べると、基本の文法はそれほど違いがないことがわかります。中学校で習う英語を完璧にマスターすれば、日常的な会話が出来るようになるというのも頷けます。 問題集をやってみて、英語にもそんな表現があったかと感心したのが、不定詞の用法になりますが、learn toという表現。これは・・することを習う、・・することを
どうもいけません。前にも書いたような気もしますが、日本人はこのままでいいのだろうかということです。自己責任という言葉が独り歩きするのは良いとしても、実際上、この自己責任が自分のしたことだけへの責任しかカバーできないのであれば、社会はどうなってしまうのだろうかと。本来、人間には、自分の行為への責任と、所謂社会的責任がある筈ですが、他人の行動に迂闊にコメントしてはいけない世の中。モラハラとか言われるそうで、なるべく触らぬ神に祟りなし的に、隣人の行動には無関心。関心があるのは自分
朝刊を手にして、ああ、そうか、今日は憲法記念日だったかと。何で今日が休みであったかすら忘れている位に、社会情勢には疎く、関心もなくなっている熊のモンターニュ。社会の動きには関心はないとは言いながらも、中学生向けの英語の問題集を頭から湯気をだして、夜な夜な解いているのですが、今の中学生の英語、難しい。来週から学校で本当に教えられるのか、不安になっています。 それはさておき、この憲法記念日という祝日、何でお祝いするのかなあと。国民が祝う程におめでたいことなんだろうとは思うけれ
どうもいけません、鼻水が止まりません。今年は花粉症が例年よりも強く出ているようで、花粉が多く空中を舞っているということなのか、それとも、単に私の免疫力がおちてきたから、そうなのかはわかりませんが、あ!また、ぽたりと。桜の花が散って、川面に浮かんでいる情景は風流ではありますが、はなははなでも水の鼻は風情はありません。 さて、4月になりました。今日はエープリル・フールですから、何を言っても怒られません(笑い)。フランスではポワソン・ダヴゥリルpoisson d’avril、
2019年から恵比寿にある日仏会館の会員になっておりますが、コロナ禍ではオンラインで講演を見ることが出来て、これが年金生活者の私には大変に助かった。しかし、今年から、同会館の事業(講演会・研究会等)は恵比寿の会館でしか見ることも聴くこともできないようで、電車賃をかけて、時間をかけてわざわざ恵比寿まで行くのは高齢者には億劫なもの。 ちなみに、日仏会館が創設あれるにあたっての発起人は渋沢栄一。それと、ポール・クローデル、当時の駐日フランス大使。来年は100周年を迎えるようで
年金生活者には特段新しいことがある訳ではない、4月からの新年度。旧年度と同じように、今日は朝はゴルフの練習場へ。旧年度で身につけたであろうスイングをちゃんと身体が覚えているかを試すのが目的の一つですが、幸いまあまあ。ところが気を抜くと、悪い癖のシャンクが出て、思案しながら、正しいであろうと思うアドレスをして、テークバックをしてやったら上手く行くのですが、明日は分からない。機械ではない人間が、毎回毎回、同じ動作をするのは至難のこと。しかし、プロはそれがかなりの精度でできるので
昨日は、先般ご案内した、「英国王室と日本人」(小学館)の筆者の一人でもあります、Sさんと門前仲町で昼食を共にしたのですが、普段は時間もないので、所謂レビューは書かないのですが、おめでたいことでもあるので、アマゾンにある書籍コーナーでレビューを掲載しました。Sさんも、またもうひとりの筆者、Yさんも大変喜んでくれたそうで、もしも、ご関心があれば、一度覗いてみてください。ただ、これって、本名で掲載されるのですね。幸い、日本には、同姓同名が少なくとも3名おりますから、まあ、なんとか