マガジンのカバー画像

そこから何が見える?途上国で仕事して生活する我が家のアレコレ

100
アフリカ生活(10年)、インド生活(4年)、途上国での仕事と生活を日記やエッセイとして徒然なるまま綴ります。
¥500
運営しているクリエイター

#開発ワーカー

テロに対する備え - 備えあれば憂いなし?

テロに対する備え - 備えあれば憂いなし?

備えあれば憂いなし。

昔の人はよく言ったものです。思い出してみると、子どもの頃祖父によく言われたものです、「次の日の着替えは枕元に置いておくといいんだよ」と。

関東大震災や東京大空襲を体験した祖母だからこそ、その言葉には何か独特の重みがあったように今になって思う。

いわゆる発展途上国と呼ばれる国、そしてアフリカで生活している身としては、常に犯罪被害にあった時の対処に心がけるようにしている。特

もっとみる
開発ワーカーは不安定で将来性のない仕事か?

開発ワーカーは不安定で将来性のない仕事か?

海外で非正規の契約仕事を2年から3年ごとにするぼくのような開発ワーカーはたくさんいます。

安定しないし、将来が不安。決まった家がない。そんなことが当初は気になっていましたが、10年もそんな生活しているとそれさえメリットと思えるようになってくるんです。開き直りじゃないよ!

職業的安定多分駆け出しの頃、つまりは大学や大学院を卒業して最初の職歴を作る頃は仕事を取ることに安定しないかもしれません。経験

もっとみる
国際協力業界での仕事は儲かるのか?  〜家族を養うのに十分な収入は得られる?〜

国際協力業界での仕事は儲かるのか?  〜家族を養うのに十分な収入は得られる?〜

00. 国際協力の仕事は儲かるのか?そもそも、儲かるか儲からないかという話をするのさえ憚られそうなのが国際協力の業界ではないでしょうか。

だって、世界の貧困をなくす、を仕事にするわけで、世界の温暖化を緩和する、を仕事にするのが国際協力なわけですし、安全な水を飲めない地域に水を供給する、を仕事にするわけですから。儲かるとかそういう話ではない。

儲かるか儲からないかという話をすると、他人の不幸に乗

もっとみる

国際協力の仕事を目指すあなたへ

社会貢献にやりがいを見出す人々が増え、最近では社会起業家という言葉やNPOを運営に積極的に取り組む浸透してきたと

ここで僕が定義する仕事としての国際協力とは、政府開発援助の実施機関(日本で言えば国際協力機構(JICA)など)、非営利活動法人(NPO/NGO)、国連・世界銀行・地域開発銀行(アジア開発銀行等)等の国際機関、セクター別国際機関(赤十字、Global Fund等)、開発コンサルタント、

もっとみる
国際協力のハジメ。3つのポイント。

国際協力のハジメ。3つのポイント。

社会貢献をしたい!国際協力を仕事にしたい!

ただし、社会貢献の中でも国際協力に特化した場合、どうしても外せないポイントがいくつかあると思います。

国際協力に15年携わって思う個人的な3つのポイントを紹介します。

もう20年ほど前の僕は会社に入って働くことを全然したくなかったので、大学卒業後どうやって収入を得て食べて生きていこうかと悩んでいました。

最初に思いついたのは、本を読んで生きていき

もっとみる