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授業でやったことを日常に生かすための橋渡しをしてみる

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こんにちは、旅人先生Xです。

今日は「授業でやったことを日常に生かすための橋渡し」について書いていきたいと思います。

ぜひ、のんびり目を通していっていただければ幸いです。


目次は、以下の通りです。


①学校で習ったことが役立つことを実感できると面白くなってくる?

小学校で勉強したことと自分の日常生活が繋がってくると子どもたちは面白さを感じたり、主体的に学び始めるきっかけを得たりすることがしばしばあると思います。


例えば、学校の算数で折れ線グラフや表を学んだ場合。

日常で折れ線グラフを目にした時に、「あっこれこの前やったな」と感じるようになってきます。

学んで、どういうものかを知ったことで、今までは気にも留めなかったもの(この場合なら折れ線グラフや表)の捉え方が変わることがあるというわけです。

そして、少しずつ「実際にニュースでも使われているんだな」と思ったり、「習ったから前よりもよくわかるな」と感じたりするようになっていきます。

もしもそこで、「なるほど。」と感じたり、「学んだことが生かせるって面白いな」と感じてもらえるとさらなる学びにつながる可能性が高まると思います。


日常とのつながりを実感することは、ただただ、学校で勉強して、覚えて、テストをして…とやっていくだけでは得られない「感情の動き」のようなものが体験できると私は考えています。

そして、この体験が主体的に学んだり、活動したりしていくための大事なエネルギー源の一つになってくれるのではないかと思っています。



②できるだけで面白かった低学年の勉強がつまらなくなっていく正体

小学校一年生くらいだと勉強するのが面白いと感じる子が比較的多く、上級生になると減っていくことの正体の1つは、「日常とのつながり」なのかなと私は考えています。

ひらがなが書けるようになったり、漢字が読み書きできるになったり…
たし算やひき算の計算ができるようになったり、図形の特徴を知ったり…

1年生でやることって日常と直結しているし、その学びの利便性を感じやすいことが多いと思います。

そして、年齢が上がれば上がるほど、日常とのつながりが見えにくくなってくる傾向にあると思います。

極端な例ですが、高校の勉強などを思い浮かべて、比較してみると、どのように日常と繋がっているのかピンときにくくなっていることがイメージしやすいのではないでしょうか。

ということは…

逆に考えれば、「日常とのつながり」が見えたり、分かったりしてくると面白いと思える可能性も高まるのでないかと思うのです。

そこで、学校でも日常に生かすための橋渡し的な扱いをもう少し増やしてみてはどうかなと考えました。



③日常に生かすための橋渡し

小学校では、学習内容との兼ね合いもあり、授業の中でも割と日常とのつながりをより明確にした展開や教材が扱われています。

個人的には、それはそれでいいと思う反面、「習ったことを実際に役立ててみる」という経験もして見たほうがいいと考えています。


先ほどの折れ線グラフや表でしたら…

実際に折れ線グラフや表を使って、自分たちの生のデータを分析してみてその傾向を探ってみる

という取り組みをしてみるというイメージです。

傾向が分かったら、対策も考えて実際に行動に移してみるといった経験も積めたらさらに良いと思います。


「学びを実生活に生かす」という経験をすることで、学ぶ方法や学んだことの価値が子どもたちの中でグッと上がるのではないでしょうか。

そうした経験を積み重ねていくことは、子どもの主体性を育んでいく上でも大切なアプローチになりうるのかもしれないと私は考えています。


調理実習をして学んだことを生かして、実際に家族のために食事を作ってみて喜んでもらうといった気軽にできるものもあります。

様々な形で日常とのつながりを感じることができたら、学びに向かう姿はきっと変わっていくのではないかと思います。


学んだことを生かす力はその後の子どもたちの支えるになってくれるはずです。

学びの内容や学び方を伝えていくのも大切ですが、その生かし方を合わせて培っていくことも同じくらい重要なことなのではないかなと考えています。



今回は以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございます😊

ではまた、次の記事でお会いしましょう。

みなさま、皆様、良い一日をお過ごしください。

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