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つかさ歳時記

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#居酒屋

【食】3月のつきのや

【食】3月のつきのや

3月某日

移転改装オープン後、色紙をお願いされていたので、ひと月空いてしまいましたが、阿佐ヶ谷のつきのやへ。

つきのやは、大衆酒場とうたってますが、で、もちろん、大衆的というか、肩のこらない気楽なお店なのですが、ちょっとした季節料理が嬉しくて、月に一度は行く店です。

阿佐ヶ谷。

たしかに生活圏からは遠いのですが、なぜか好きな店が何軒か集中しているんですよね。それに、落語家という生き方をして

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【食】7月のつきのや

【食】7月のつきのや

つきのや/阿佐ヶ谷

酒場の15時半は贅沢な時間だ。
なんというか、すこしのうしろめたさというか、背徳は、ちと言い過ぎか。

献立に夏の味覚がならぶ。

そうそう、阿佐ヶ谷の商店街で、沼田の天狗の枝豆が、198円。この値段だったら「買い」だけど、枝豆をぶらさげて帰るのも、艶消しだとおもい、ガマンする。

・枝豆

そんな枝豆から。なんと天狗だった。
茹でたて。甘い香りがたまらない。ホッピー白で。

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【食】四万六千日

【食】四万六千日

志婦や/浅草

7月の9日10日は観音さまの功徳日。
こんな最中だから、ひとつ、お詣りをしようと、打ち合わせおわりに浅草へ。

ちょうど浅草の高座を、14時30分降りだった三朝に声をかけてみる。

当然ほおずきの市もたっていない。がらんとした、雨の境内。浅草の街が沈んでみえる。雨のせいだけだろうか。

お賽銭を入れて、手をあわせる。

さて、夏の酒場なら、やっぱり『志婦や』だろうか。ざっかけなく、

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【食】鶴見場所

【食】鶴見場所

昨夜の一杯。

ひさびさに行かない?

と、お誘いをうけて、鶴見まで。
鶴見のたかぎ山です。

10人ぐらいしか入れないし、やってんだかやってないんだか、わからないし。川を2本もわたんなきゃいけないし。

それでも、大好きなたかぎ山。

・ホッピー

ホッピーどこに入れんだよ。な、焼酎。
ホッピーからだいたい豆乳です。

・鮪

司さん、鮪いきますか?うん、もらうー。って、まず、鮪。これで200円

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【食】6月のつきのや

【食】6月のつきのや

昨夜の一杯。

阿佐ヶ谷の居酒屋、つきのや。
ここは某師匠も行きつけでした。
「くさやがいいんだよ!」と。
おっしゃるとおりです、師匠。

・ぴーまんとしらすのおしたし

なるほど、ピーマンの茹で加減、これぐらいね。

・くじら刺し

くじら刺しをたのんだら……。
「いつもいろいろすいません!お店からです」
ん〜、いつもいろいろしいません。は、こちらの台詞なのに。

・茹で落花生

おおまさりでな

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5月のつきのや

5月のつきのや

いい店の条件…なんていうのはおこがましいですが、好きなお店というと月に一度は、できたら三回ぐらいはいけるお店ってことになるでしょうか。

地方都市でもない限り「年に一回」とか「予約をしないと行けない」というお店には、なかなか行くことがありません。

近所というわけでもないので、思い立ったときに「じゃ、あそこで」ていう場所でもないのですが、阿佐ヶ谷の気軽な居酒屋「つきのや」は季節を感じることができて

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お腹にも時間にも限界がある

お腹にも時間にも限界がある

カメラからケータイに転送されて、さらにケータイからクラウドに転送・保存されている(なんて言ってるけど、雰囲気でしか理解していません。)写真を見ていると、食べものの写真が一番多くて、その次が風景・名勝・古跡で、つぎがニンゲン。興味のある順ではないと思うのだけど、そう思われても、否定もできません。

それでも、その3つがあれば旅は充実したものになります。その3つがないところはありません。ひとつぐらいな

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