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【食】7月のつきのや
つきのや/阿佐ヶ谷
酒場の15時半は贅沢な時間だ。
なんというか、すこしのうしろめたさというか、背徳は、ちと言い過ぎか。
献立に夏の味覚がならぶ。
そうそう、阿佐ヶ谷の商店街で、沼田の天狗の枝豆が、198円。この値段だったら「買い」だけど、枝豆をぶらさげて帰るのも、艶消しだとおもい、ガマンする。
・枝豆
そんな枝豆から。なんと天狗だった。
茹でたて。甘い香りがたまらない。ホッピー白で。
・茄子の冷菜
醤油をたらり、と。焼かれた皮の香り、生姜、かつぶし、茄子の甘さ。どこをとっても夏。
・鯛の松皮造り/鰯の酢〆/舌切り
このまえのダピンチョしかり、とにかく梅雨には鰯。そして、舌切り…青柳がとてもよかった。
・かつをのにんにくなめろう
できました。これ、酒泥棒です。
生姜や葱の薬味ににんにく。よく考えてみると、かつをのたたきの薬味そのものなんですが、これ、ガツンと旨い。かつをだからこそ、薬味に負けない旨さ。
・いかの塩辛
自家製。こくよりも、あっさり。沖漬けと肝和えの真ん中くらい。へんにあまくなく、酒の肴にちょうどいい。竹鶴のにごりを燗で。
ほどよい量、ほどよい値段。
梅雨明けまえに、夏を堪能。
いつもながら、丁寧な接客、ありがとうございます。
書くことは、落語を演るのと同じように好きです。 高座ではおなししないようなおはなしを、したいとおもいます。もし、よろしければ、よろしくお願いします。 2000円以上サポートいただいた方には、ささやかながら、手ぬぐいをお礼にお送りいたします。ご住所を教えていただければと思います。