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2週間でITパスポート合格するための勉強方法 後編

前編ではITパスポート取得の概要や学習中に感じたことなどを話していきましたが、後編では具体的な学習方法についてお話していきます。

みなさん、学習するときって効率よく学習していますか?

勉強しても脳に定着せず、できなかった自分や勉強を続けなくなった自分に対し自己嫌悪に陥り、モチベーションが続かないということはありませんでしたか?

そこで効率良く勉強していくためにはどうすればいいのかビジネス書を漁り、勉強しました。そこで見つけたのは脳をハックするということでした。

脳をハックするということはどういうことなのかというと、大学などの研究データより明らかになった脳科学的根拠をもとにより簡単に、より効率よく、生産性を高めるようなテクニックのことです。今回は、この脳科学をもとに、上手に学習する方法を紹介します!


改めて私のITパスポート試験について報告です。

点数は1000点満点の合格点600点に対して、【775点】
学習期間が4/13~4/26の2週間で、合計学習時間は、
【25時間】です。1日あたりの勉強時間は1時間48分になります。

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それでは本編です!




1. 勉強計画の落とし穴と立て方

学習をはじめるときにみなさんは何から始めますか?

「勉強計画をまず立てる」という方は少し待ってください!

私もはまってしまった落とし穴なのですが、先に勉強計画を立ててしまったらそこで満足してしまい、「いざ勉強を始めるぞ!」というときにモチベーションが続かない可能性があるからです。

そこで先に行ったほうがいいことは、「過去問を解く」ことです。

抽象的な表現になってしまいますが、もし、あなたが敵と戦うことになった場合、敵のことを詳しく知っていれば対策することができると思いませんか?

それと同じく、どう勉強するのかという対策を行うためには、まず試験について知り、全体像を掴むことが大切です。

その理由は2つあります。

・問題の傾向を知ること
 どのような問題がどのくらい出るのか

・現時点での知識レベルを知ること
 試験本番の時間で解いてみて、現時点の自分の知識レベルを把握する

この2つを知ることによって、どのような知識をつけるべきなのか、どう解くべきなのかなどが見えてきて、合格点までに達するにはどう勉強するべきなのかを明確にすることができるようになります。

ひとまず、過去問をやってみてください。
過去問のツールとしてはパソコンではITパスポート過去問道場、スマホでは2019年版 ITパスポート問題集というアプリがとても使いやすかったです。


過去問を解いたら、次は勉強計画を立てていきます。

私の学習スケジュールはこのような感じで進めました。

1日目 過去問をやって、勉強計画を立てる、教材を用意する
2~3日目 教材をざっと一周し、過去問を一つこなす
4~11日目 教材をさらに読みつつ、過去問を一日一つこなす
(5、12日目は休憩日)
13~14日目 過去問を一日3つ解く

5日目と12日目は休憩日を取り、このようなスケジュールで学習をすすめ、だいたい7日目には過去問でギリギリ合格点超えるレベルまでいくことができました。

ここで、大切なことは2日間の休憩日があることです。この休憩日で勉強を休むこと、また何かしらのご褒美を自分に与えることによって、モチベーションが続きやすくなると言われています。

そして、休憩日を作ることにより、休憩日までのスケジュールでこなせなかった勉強を休憩日に行えるという調整日の役割も同時に作ることができます。調整日を作り、それまでの勉強をすべてこなすようにすることで、勉強できなかった自分を責める自己嫌悪に陥ることは少なくなります


また教材を一周してから、過去問を毎日やるということも大切です。これは問題文の目の飛ばし方、時間配分などの問題慣れができるというのが最大のメリットです。

30秒考えてわからない問題は、飛ばして先に進むという方法ですと、120分設けられてる試験時間に対して、約1時間ほどで一つ終わらせることができるので数をこなせます。

実際、私の試験本番は、120分の試験時間で、問題を解く時間に62分間、そのあとの見直しの時間に28分間を費やし、計90分ほどで試験自体は終わりました。最初は抵抗あると思いますが、そこまで深く考えずとりあえずという気持ちで取り組むことをおすすめします。



2. おすすめ教材と教材学習の大きな流れ

次に教材についての紹介とその教材の学習方法について紹介していきます。

私は以下の2つの教材を使いました。

【改訂3版】ITパスポート最速合格術 ~1000点満点を獲得した勉強法の秘密

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ストーリー性があり、スラスラ読めて、全体像をすぐ掴むことができます。


イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生のITパスポート教室

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文字ばかりで読みにくい教材ではありますが、上で紹介した教材で抜けている用語について勉強することができます。

教材は人それぞれ向き不向きがあると思います。私みたいに活字を読みなれている人であれば、一つ目にあげたストーリー性があるものはイメージしやすかったので、頭に入りやすかったです。

それ以外の人はおすすめ書籍で紹介されている

キタミ式イラストIT塾 ITパスポート 平成31/01年 (情報処理技術者試験)

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がおすすめです。特にイラストが多いのが特徴で活字を読みなれていない人にとってはとても読みやすいものだと思います。

次は学習方法についてです。


   -全体像を掴む

まず、ITパスポートは3つの分野に分かれていますが以下のような順番で学習していきます。

ストラテジー → マネジメント → テクノロジー

なぜかというと、この3分野の流れだと、それぞれの分野が繋がっていて全体像を掴みやすく学習がしやすいからです。

ストラテジー分野は
「企業の経営・業務に関すること」であり、

マネジメント分野はストラテジー分野の業務の一環として
「システム開発やシステム運用に関すること」で、

テクノロジ分野はさらにマネジメント分野の中の一要素である
「個々の技術要素」にあたります。

このようにして、全体像を把握してから詳細を見ていくという方法ですと、自分がいま何を学んでいるかがイメージしやすくなります。

このイメージをつけるために大切なことは教材に出てくる
重要用語は反復せず、ざっと一周することです。

重要用語を最初から覚えにいこうとして止まっていたら、時間を掛けているのに全然進まず、先が長いなというストレスの原因になるからです。できる限りざっと一周してみてください。


   -効率よく単語を暗記

単語の暗記は何度も教材を読むのではなく、用語と意味を書き出し、意味を隠しながら、思い出す作業が脳に定着しやすい方法と言われています。例を挙げると

「この用語は確か教材の中のマネジメント分野のあそこらへんに書いてあったかもしれない....」

などの、思い出す作業が脳に定着しやすい方法とされています。

より具体的に説明すると、ノートの1ページを半分に分けて、左に太い青ペンで重要用語を書き、右ページに意味と、覚えにくいものは図やイラストを描きます

用語と用語にある程度の余白を空けることも大切で、敷き詰めると覚えにくくなってしまいます。

なぜ、太い青ペンかというと、脳科学的に人間にとって青色は集中しやすくなる色であり、最も暗記に適した色、また、0.7mmほどの太さがおぼえやすい太さと言われているからです。そして、文字ばかりでストレスになり、視覚的に覚える方法として図やイラストはとても効果的です。


   -計算問題に慣れていく


計算問題は個人的な意見になるのですが、単語と同じく、読むだけでなく実際に書きながら、要素要素を覚えて、思い出しながら問題を解くことが一番効率的でした。

特に初めから当てるつもりで問題を解くのではなく、「わからないからまず解き方を読んでみる」のほうが個人的には効率が良かったと思います。

そのあとに反復作業として実際解いてみるという流れ学習しました。

計算問題はITパスポート試験のどの分野でも出て、とても時間がかかりやすいです。ですのでとにかく慣れていることが大切だと思いました。


3. 勉強に疲れてきたら?

勉強していると疲れてきて、続かなくなることが多々ありませんか?

そこで集中力を保つ方法として紹介したいのがポモドーロサイクルです。

通常、人間が集中し続けられる時間は約2時間と言われています。2時間以上勉強を続けてしまうと脳が疲れてきて、かえって効率が悪くなってしまうみたいです。そのため効率良く休憩を取りつつ勉強する方法が、25分集中して、5分の休憩を繰り返すというポモドーロサイクルです。

25分で強制的に勉強を中断することにより、「まだ勉強したかった」という状態になることができ、次の25分の勉強にスムーズに取り組めます。また、5分という休憩を取ることによってちゃんと脳を休ませて、さらに集中力を保ち勉強を継続することが可能になります。

私の場合、教材学習に取り組んでいるときが特に効果的でした。

教材学習を読んでいるとついついおもしろくなり読み進めてしまいます。
それがまた疲れる要因の一つでもあったので解消されて効率よく学習を続けられました。




3. 最後に

長文になってしまいましたが、ここまで読んでくださり、ありがとうございます。後編では私のノウハウを全て詰め込めていると思います。まとめると、勉強に対するストレスをできる限り減らし、効率的に学習する!です。

ITパスポートのほかにも、ブラインドタッチを習得した!という記事もあるので、タイピングで悩んでいる方やタイピングを早くしたい方はぜひ読んでみてください!



ではでは。

読んで頂きありがとうございます。もしよければ記事をシェアしてください!また、何かご質問などございましたら、 https://twitter.com/Sunset37559018 までお願いします!