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何度でも読みたい。noteで読ませていただいた、そんな記事をまとめています。
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2021年11月の記事一覧

あなたの「耳」はどこにある? コオロギ・バッタの耳の話

あなたの「耳」はどこにある? コオロギ・バッタの耳の話

11月になり秋もますます深まってきました。
秋といえば様々な虫たちが鳴く季節 ―
マツムシのチンチロリン、スズムシのリーンリーン、エンマコオロギのコロコロリリリー…網戸から聞こえる様々な種の鳴き声に秋を感じますね。
私たちにとって秋の風物詩である虫の声も、鳴いている当人(虫?)からすればオスからメスへのラブコール。
後世へ子孫を残せるかどうかの真剣勝負です。

今回は秋の虫たちが属するバッタ目※の

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学校に絶望した子どもとどう対峙するかーー「オードリー・タン 母の手記『成長戦争』 自分、そして世界との和解」から学んでみた

学校に絶望した子どもとどう対峙するかーー「オードリー・タン 母の手記『成長戦争』 自分、そして世界との和解」から学んでみた

こんにちは。

「オードリー・タン 母の手記『成長戦争』 自分、そして世界との和解」(KADOKAWA)が、本日発売だそうです。

「私たちが過去に受けた苦難を、誰かがもう一度味わうことがありませんように」――母親によって描かれた、これまで誰も見たことのないオードリーの横顔、そして家族の物語。

母・李雅卿さんの「成長戦争」(絶版)をライター近藤弥生子さんが、日本向けに翻訳・再構成。独占取材も含ま

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世界7大陸最高峰空撮プロジェクトを応援する

世界7大陸最高峰空撮プロジェクトを応援する

早いもので、冒険研究所書店をオープンしてそろそろ半年が経つ。

書店として古本と新刊を揃えているが、ギャラリースペースも併設し、現在は探検家でノンフィクション作家の角幡唯介による「北極の10年展」を開催中だ。

彼と私は、10年前の2011年にカナダ北極圏を1600km歩く遠征を行っている。「アグルーカの行方」という彼の著作にまとめられた旅であるが、ギャラリーではその時に撮影したビデオ映像を編集し

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頼れるのは自分 ヤマザキマリ(漫画家・随筆家)

頼れるのは自分 ヤマザキマリ(漫画家・随筆家)

小説家、エッセイスト、画家、音楽家、研究者、俳優、伝統文化の担い手など、各界でご活躍中の多彩な方々を筆者に迎え「思い出の旅」や「旅の楽しさ・すばらしさ」についてご寄稿いただきます。笑いあり、共感あり、旅好き必読のエッセイ連載です。(ひととき2021年11月号「そして旅へ」より)

 人生で初めてひとりで乗り物に乗った時の緊張を今もはっきり覚えている。

 1970年代初頭、当時母はとあるオーケスト

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