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変かなわたし

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2018年12月の記事一覧

分かれ道

目標とか目的とか、目差すものがなければ動けない。
達成感があって、初めて自分を確認できる。
そう思ったりすること自体、可笑しいのでは?と思ってしまう。

そのままで。このままで。
瞬時瞬時心の赴くままでありさえすれば
それ以上思い煩うことは無く、
それでもう充分なのではないかと思う。

無抵抗で無邪気で、無垢で居られたのは
赤ちゃんの時だけだったのかも知れない。

ただ 自分と云う現象を自覚してい

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決意

自分の意志で変わろうと思う。
いつもの慣れ親しんだ自分ではなく
習慣や癖を身に纏った自分ではなく、

こうでありたかった、
こうであれば良かった
そんな自分に少しでも
あるいは思い切って、

「変わろう」と思う。

これまで溜め込んできた観念や概念の
価値観や言動の癖や習慣を
見直し 洗い清め

其れでも尚留まり残った
私にとっての真実の上に
新たな自分を構築したい。

「変わりたい」と思っている

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我が家と云う

おせち料理と言っても
お雑煮一つとっても、全国各地多種多様で
同じ県内でも地域に依って、家庭に依って、
其々味や素材、作り方の違いには驚いてしまいます。

其々の郷土、家族の食に対する姿勢の違い等々、
全ての混血の繰り返しの結果が
今のおせち料理の一つにも
独自性となって反映しているのだと思うと
当たり前のように頂くお雑煮一つにも
不思議の魔法が掛かってしまいます。

その反面、インスタント、メー

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新年

店先にはお飾りやしめ縄が並び
「こんな処にも?」と思える処に
おせちの予約申込用紙が積み重なっています。

それ程買い求める人が多いのか
もう当然の事の様になっているみたいです。

女性達も、共働き、或いは職を持って
自立する事の出来る人が大多数になり
お台所仕事ばかり一手に押し付けられたり
当然の様に扱われる時代は
とっくの昔に過ぎてしまったのだと思います。

だけど「母の味」を知らない子供は

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街中に

図書館にはクリスマス、お正月の表紙が前面に並び
街中でもジングルベルが鳴り響き
百貨店もスーパーもサンタにスノーマン
トナカイの飾りで溢れてしまいました。

全国各地のお雑煮が、ページを繰る度に並んでいるし
百貨店でもスーパーでも、全国のお取り寄せガイド
○○の特産品、○○フェアが競争しています。

店側はあらゆる情報をかき集め、分析し
興味をそそる、新し物好き、話題好き、
人の心理をうまく刺激し

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ともしび

燈火は灯っていますか
まだ 消えてはいませんか。

段々といろんな事が面倒だと思え
どうでもいいや と云う気持ちがもくもくと湧いて来ます。

元々がズボラに出来ている私には、
「しなければならない事」は、大の苦手。

行事の多い季節になると
それだけで 疲れを感じてしまいます。

クリスマスとかお正月とか、
なぜあれ程待ち遠しく楽しみだったのか。
なぜあれ程見るもの聞くものが美しかったのか。

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年の瀬

一年と云う大きな節目の時になると
何故か放りっぱなしだった事柄や
気にもならなかった事等が妙に気になり始め、
どうにか繕おうとじたばたしてみたり、

それを「師走」走り回る時に変えてしまう
魔法のかかる、暗示に振り回されてしまう、
ある意味最大の自分の居ない空白部分に
なってしまうのかも、知れません。

あれこれ片付けて、用意する。
それ自体は意味ある事かも知れないけれど、
ただ儀礼的に、形だけを

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何よりも

年を重ねるにつれ
両親の話すことは、朝起きてから寝るまでの間
今日の体調、変化の様子、
体温 血圧 薬の管理、
話すことが 次第に固定化されていきました。

元気だから身体の事を忘れていられるのか、
忘れているから元気なのか

身体を意識し続け囚われてしまうと
本来の自分を生きることも無く
気を病む事になってしまうのかも知れない。

病気は自分で作り出すもの。

わき目も触れず、唯自分の本質に正直

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私はその時

ある日突然に 英雄は反逆者に、救世主は罪人に、
善人は悪人に祀り上げられる。

群集を煽り 洗脳に成功すれば
戦車さながら攻撃し始める。

暴徒化した群集は巨大な勢力を持っている。
綿密に策略を練り、デマを流すだけで充分なのだ。

デマは独りでに広がっていく。
放っておいても勝手に巨大化して行く。
時折追い討ちを掛ける様に
更なるデマでもっと強固に固めて行けば良いのだから。

何が真実で何が虚偽な

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引き継ぐ

寒さが厳しくなって来ると、
この寒空に動き回っていられる人は、
どんなエネルギーの塊なんだろうと思ってしまいます。

特に寒がり屋の私は、積雪1m以上あるとか
聞くだけで縮み上がってしまいます。
そんな中、天災にあった人、家を失った人、
温まる事も食事する事も出来ない人が居るとか、
思っただけで凍り付いてしまいます。

そしてそんな人達の為に、ボランティア活動している人達も
どれ程のエネルギーを持

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さよなら

一度精神に傷を負ってしまった魂は、
どうやって修復する事が出来ると言うのでしょうか。

性格にも依るのでしょうが、何十年も、
或いは一生、ふっとよぎる不安や恐怖に
脅かされ続けるのです。

ニュースでは ある時期
そんな人の心の傷や痛みを暴露し
世間の話題となる様騒がせた後、
知らぬ間に次なる話題性に富むニュースへと移行し、
視聴率争いに勝つため、
世間の全神経をさらってしまおうとします。

どの

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ほんとはね

言いたい事があるのに言わない。
「ほんとはね」の思いがあるのに伝えない。

「ほんとはね、あれして欲しい。こうして欲しい。」
「ほんとはこう思ってるのに。こうしたいのに。」

言ってはいけない時、言いたくない時。あるけれど
それは優しさからだったり、思いやりからだったり
ある時は憎しみや嫌悪だったりするけれど、

「ほんとはね」のない上に、成り立つものは何だろう?

「ほんとはね」が伝わらない、伝

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中庸である

驚くほど過激な人生を生きた人もいるのだ。
信じられない程、家族を血族を、地域を、国を、世界を
しょって立つ程の人生は、
波乱万丈と云った言葉だけでは言い尽くせない程かもしれない。

私はごく普通の ミーハー的な人生を生きて来て、
今も何処にでもあるあれやこれやの雑事の中で
結構「波乱万丈」の人生だ。等と思ってみるけれど、
大した事ないじゃない。 問題外だと呆気にとられそうなものに過ぎない。

私は

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出会う

人が恐くて、自分に危害を加えないか絶えず周りに目を凝らし
警戒の視線を悟られない様、人を監視し続ける人。
人が恐くて、目立たないよう 嫌われないよう、迷惑を掛けないよう、
自分の存在を消し 逃げようとする人。

どちらにしても在りのままの自分ではいられない。
偽りの形作られた自分を演じている感覚からは逃れられない。

だからと言って、群れを作っている人達、自分の世界に没頭している人、
声を掛けると

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