出会う

人が恐くて、自分に危害を加えないか絶えず周りに目を凝らし
警戒の視線を悟られない様、人を監視し続ける人。
人が恐くて、目立たないよう 嫌われないよう、迷惑を掛けないよう、
自分の存在を消し 逃げようとする人。

どちらにしても在りのままの自分ではいられない。
偽りの形作られた自分を演じている感覚からは逃れられない。

だからと言って、群れを作っている人達、自分の世界に没頭している人、
声を掛けると笑顔で振り向く人、何も臆する事なく言いたい事を言える人達が、人に対して負の感情を持っていないとは思えない。
誰だってその大小の違いはあっても、
人との関わりの中で、在りのままの自分で居続けることはとても困難に思えます。

ありのまま 元のまま、覆い隠す事無く裸になって、
出会う勇気や覚悟が出来たら、
楽しくて、どんどん前に歩いて行ける、
そんなエネルギーが湧いて来そうな気がするのだけど。

そんな世界にまず出会うことが出来るのか。
そんな世界に住む人に出会う事が出来るのか。

「出会い」はとても大切です。
人だけでなく、物や事、動植物や空気にしても、
感情を生み出すものは、自分を形作っていくのだから、と思えるのです。

機が熟せば、時が満ちれば、必ず在りのままの自分で居られる
そんな世界に行き着く事は出来る。
だって何時までも、がんじがらめの世界に閉じ込められていては、
息もつけなくて苦しくて仕方ないのだから。

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