我が家と云う

おせち料理と言っても
お雑煮一つとっても、全国各地多種多様で
同じ県内でも地域に依って、家庭に依って、
其々味や素材、作り方の違いには驚いてしまいます。

其々の郷土、家族の食に対する姿勢の違い等々、
全ての混血の繰り返しの結果が
今のおせち料理の一つにも
独自性となって反映しているのだと思うと
当たり前のように頂くお雑煮一つにも
不思議の魔法が掛かってしまいます。

その反面、インスタント、メーカー品が大量に出回るのも
面白い現象です。其れと並行する様に
コンビニを始め、徐々に人員は削減され、
「人」が居なくなっていきます。
人の手を通じる事の無い
人を感じる事の無い、
そんな空間、世界が増えていきます。

「生命」を感じることも、
「生きている」と云う実感も持つことの無い世界が
徐々に拡がり支配して行く様にも思えたりします。

「息吹」を感じられないほど、
寂しく孤独な事はないのです。

それを補う様に、誤魔化すかのように、
誰も彼もが一つのゲームに、競技に、芸能に
集中していく、させられて行く様にも思えたりします。

ほんの少し気が緩んでしまうと
「まっ いいか」と
面倒くさくなってしまう私には、

家は家、私は私。
勝手気ままに手抜きを籠めて、
でも 愛の思いを忘れずに。

それだけで精一杯の
相変わらずの「私」です。

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