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大人のソトメシ倶楽部、主宰。実家の山にキャンプ場&山小屋を手作りしてしまったハ…

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大人のソトメシ倶楽部、主宰。実家の山にキャンプ場&山小屋を手作りしてしまったハイパー父さんのおかげで、キャンプやアウトドアクッキングを楽しむ傍ら、地方創成に目覚める。最近ハマっているのは、熊の油。肌荒れに最適!

マガジン

  • ワインと料理と人生と

    ワインと料理が大好き。でも今思えば、どうしてすきになったのか?そんなことをふと思い出しまして、人生の折り返し地点にきたので、これまでのワイン人生を振り返ります。

  • なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すのか?

    田舎に未来はないと東京でバリキャリウーマンまっしぐらな私がFoodCampに出会い、地域の魅力に目覚めモーレツふるさと推しになるまでの軌跡と半生を綴ったライフアーカイブス。

記事一覧

美しくて小さいものが好き?

実は、仕事絡みで始めたnoteですが、文章を書くことが割と好きな質で、何より好きな料理とワインについてちょっと書いてみようかなと思った次第です。只今、午前2:37…書い…

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4年前
8

身近な人を幸せにしてくれたFoodCamp

「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ最終話です。20回にわたり、私の半生と共に綴ってきましたが、これにて完結です。そして、FoodCampはさらなるステー…

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4年前
10

本気の生産者たち

「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ19回目。華やかなダイニングテーブルでも、タクシー送迎でもなく、FoodCampの醍醐味はここにあったのです。ラスト目…

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4年前
5

大満足のツアーだったけど・・・

「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ18回目。そろそろ終盤です。満を持してFoodCampへ参加した時のこと。そこで私が見たものは、感じたものは? ***…

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4年前
4

草原に突如現れたダイニング!?

「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ17回目。とうとう、あのFoodCampに出会います。一目会ったその日から・・・とは、まさにこのこと。 ***** 田…

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4年前
6

福島へ帰ります

 「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ16回目。いよいよ福島へ完全Uターンするときがやってきました。踏ん切りをどうつけたのか?そして福島での暮らし…

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4年前
3

3.11と私

「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ15回目。憐れんで欲しいわけでも、安全論を掲げたいのでもありません。福島で生まれ育ち、今、ここに暮らす人間とし…

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4年前
5

茄子の花がわからない!?

「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ14回目。福島の田舎に生まれ、畑や田んぼが遊び場で、祖母からたくさんの暮らしの知恵を授かって育ったこと。これは…

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4年前
2

阿武隈アボリジニー

「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ13回目。幼少期の話に遡ります。この原体験がきっと今に続いてるに違いないから。 ***** 常備薬は三大薬草酒…

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4年前
3

どげんとせんといかん!

「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ12回目。直販ルート確立を目指し佐賀の梨農家さんと共にした思い出深い日々。いよいよ、FoodCampが匂ってきます。原…

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4年前
7

インサイドセールスに出会った

 「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ11回目。社会人になり多くの時間と情熱を注ぐことになったインサイドセールスとの出会い編です。 いつも心に辞表…

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4年前
8

きっとこれが、分岐点

「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ10回目。社会への足掛かりを掴もうとして、大学の外へ飛び出した。そこには現在につながる出会いが・・・。 ***…

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4年前
11

学生、もういいかな

「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ9回目。学生生活後半、社会への関心が高まる中、ある出会いが。魚心あれば水心とはまさにこのこと。 *****…

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4年前
5

就職戦線異常なし?

「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ8回目。一度は飲食の道も考えたものの…。今から20年以上前の就活話です。  ***** 料理天国、龍虎ってなに…

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4年前
4

吹雪と同居、そしてこれから

「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ7回目。人の在り方を感じた出来事。その姿は、心に深く刻まれ、今なお、思い出されます。 旅立ちの日 義父の通夜…

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4年前
8

突然の訃報

 「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ6回目。その知らせは突然やって来た。 ***** NY行きは、やめた方がいいですよね? 2008年1月末。相変わ…

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4年前
7
美しくて小さいものが好き?

美しくて小さいものが好き?

実は、仕事絡みで始めたnoteですが、文章を書くことが割と好きな質で、何より好きな料理とワインについてちょっと書いてみようかなと思った次第です。只今、午前2:37…書いて大丈夫か?

小さいころから食いしん坊というか、とにかく、白いお皿にちょこんと盛られた料理をテレビ越しに見たとき、キューンとハートを射抜かれました。芳村真理さんが司会を務めるあの料理番組、「料理天国」です。

2〜3口で食べきれて

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身近な人を幸せにしてくれたFoodCamp

身近な人を幸せにしてくれたFoodCamp

「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ最終話です。20回にわたり、私の半生と共に綴ってきましたが、これにて完結です。そして、FoodCampはさらなるステージに向かいます。その先は、私はまたお客さんに戻って、楽しませてもらう日となるでしょう。

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本気なのは、生産者だけじゃない 昨年は、より本格的にFoodCampのチームメンバーとして関わることになりました。We

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本気の生産者たち

本気の生産者たち

「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ19回目。華やかなダイニングテーブルでも、タクシー送迎でもなく、FoodCampの醍醐味はここにあったのです。ラスト目前です。

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再び、FoodCampとは 猪苗代湖でのグランピングツアーは大満足に見えたのですが、その一方で実は惜しいなと思うこともたくさんありました。ここでは省略しますが、可能性を大いに秘めたコンテンツである

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大満足のツアーだったけど・・・

大満足のツアーだったけど・・・

「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ18回目。そろそろ終盤です。満を持してFoodCampへ参加した時のこと。そこで私が見たものは、感じたものは?

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自宅までタクシー送迎付のツアー 待ちに待ったFoodCampの知らせは、まもなくやってきました。2017年の8月下旬、猪苗代でのグランピングモニターツアーでした。申し込みにあたっての様子は本シリーズのvol.1に

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草原に突如現れたダイニング!?

草原に突如現れたダイニング!?

「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ17回目。とうとう、あのFoodCampに出会います。一目会ったその日から・・・とは、まさにこのこと。

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田舎美学案内人 福島での新生活をスタートさせた私は、引き続き、法人営業のコンサルタントを続けていました。ですから、またしても、生活の基盤は福島にありながら、東京またはそれ以西に月に数回は訪れるような生活をしていました。

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福島へ帰ります

福島へ帰ります

 「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ16回目。いよいよ福島へ完全Uターンするときがやってきました。踏ん切りをどうつけたのか?そして福島での暮らしはどうか?私の第3ステージが始まります。

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もう、そろそろいいんじゃない? 2013年4月、いよいよ福島へ帰ることになりました。結婚を期に一度は福島に戻ったものの、間も無く週末婚になり、やがて別居婚になり、通算10年

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3.11と私

3.11と私

「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ15回目。憐れんで欲しいわけでも、安全論を掲げたいのでもありません。福島で生まれ育ち、今、ここに暮らす人間として、この話題はやっぱり避けて通れない。いろんな考えがあり、どれも正しいと思うから、あまり語りたくなかったけど、今日は語ります。

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まさかのことが起こった 2011年3月11日、私は単身で横浜にいました。結婚はしていた

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茄子の花がわからない!?

茄子の花がわからない!?

「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ14回目。福島の田舎に生まれ、畑や田んぼが遊び場で、祖母からたくさんの暮らしの知恵を授かって育ったこと。これは、すべて宝だったんだ!

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アパート前の畑でのこと 私は、大学で教育学を専攻し、教師になる予定は微塵もなかったものの、教育実習とやらをやってみたくて小学校教諭1種免許を取得するために、教職科目を履修していました。

 

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阿武隈アボリジニー

阿武隈アボリジニー

「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ13回目。幼少期の話に遡ります。この原体験がきっと今に続いてるに違いないから。

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常備薬は三大薬草酒 私は、阿武隈高地のほぼ中央、大滝根山の麓で生まれ育ちました。公園など気の利いたものはなく、遊び場は近くの山、畑、小川などでした。祖母が山菜を採りに行くと言えば山にお供し、畑に芋を植えに行くと言えば畑にお供し、イナゴを佃煮にし

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どげんとせんといかん!

どげんとせんといかん!

「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ12回目。直販ルート確立を目指し佐賀の梨農家さんと共にした思い出深い日々。いよいよ、FoodCampが匂ってきます。原点ともいえる生産者プロデュースの話。

突然やってきた農家支援の話 今でこそWEBで調べればインサイドセールスの説明や関連サービスがたくさん出てきますが、私がインサイドセールスに出会った1998年頃は、それをサービスとして

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インサイドセールスに出会った

インサイドセールスに出会った

 「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ11回目。社会人になり多くの時間と情熱を注ぐことになったインサイドセールスとの出会い編です。

いつも心に辞表を! めでたく入社式を迎えることになり、新入社員から挨拶する場面がありました。ずらり一列に並び、私は真ん中くらいの番でした。自分の順番が来るまで何を言おうか思いを巡らせていると、ある言葉が浮かんできた。それは、「いつも心に辞表を

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きっとこれが、分岐点

きっとこれが、分岐点

「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ10回目。社会への足掛かりを掴もうとして、大学の外へ飛び出した。そこには現在につながる出会いが・・・。

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社会との足掛かりを求めて ニュービジネス協議会で声をかけてくれたのは、アントレプレナー連絡会議といい、現在のNPO法人ETICの宮城氏でした。それが縁で約1年ほどサブスタッフとしてETICの活動に関わらせていただきました

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学生、もういいかな

学生、もういいかな

「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ9回目。学生生活後半、社会への関心が高まる中、ある出会いが。魚心あれば水心とはまさにこのこと。

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悩みに悩んだ就活の末路 もし、孫の手トラベルのFoodCampの話を心待ちにされているとしたら、申し訳ないですが、まだまだ先になります。でも、私がFoodCampを推す理由は単純で、故郷・福島を好きにさせてくれたから。ただ

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就職戦線異常なし?

就職戦線異常なし?

「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ8回目。一度は飲食の道も考えたものの…。今から20年以上前の就活話です。

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料理天国、龍虎ってなに?そして、グローバルダイニング 田舎の閉塞感に嫌気をさし、外に飛び出したいというある種ありきたりの自立という成長を順当に進んだ少女は、初めての都会暮らしを満喫してました。

 大学卒業後、地元に戻る理由も特にない私は、当然のよ

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吹雪と同居、そしてこれから

吹雪と同居、そしてこれから

「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ7回目。人の在り方を感じた出来事。その姿は、心に深く刻まれ、今なお、思い出されます。

旅立ちの日 義父の通夜の日、自宅から葬祭場へ送るために、親族やごく親しい友人が自宅に集まっていました。義父はもう二度と戻ることのない我が家を、出発する時が刻々と近づいていました。

 結露した窓の外は、吹雪で真っ白でした。庭先に続くサッシ戸を開けると、

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突然の訃報

突然の訃報

 「なぜ、孫の手トラベルのFoodCampを推すか?」シリーズ6回目。その知らせは突然やって来た。

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NY行きは、やめた方がいいですよね? 2008年1月末。相変わらず仕事中毒症の私は、福岡出張のその足で、次の仕事のため成田へ向かっていました。

 同行していた部下とたわいもない話をしながら、車窓に映る東京湾の夜景を眺めていたました。

 すると、膝の上に微かな振動が伝わって来ました

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