まりも
大切だからこそ 触れられない そっと遠くから見つめるだけ こっちへ来ないで できるだけ離れて 最低1〜2メートル! バイキンになった私 #詩 #インフルエンザ
淡い光の中、 ゆったりと流れる川のほとり 時折聞こえるのは、 とぷん、という水鳥の潜る音 傍らで眠る幼な子の顔が 尊く、 いとしい それでも行かなければならない あ…
毎朝、たった15分。 日が昇る頃、運河沿いを走る。 聞こえるのは自分の足音と、 たまに水鳥が潜る音くらい。 つらつらと考える。 思考はあっちへ行き、こっちへ帰り。 …
埋立地。 高層マンション。 ショッピングセンター。 建築模型のように整った、清潔な街。 運河沿いを海に向かって走る。 全身で感じる水と空と風は 本物。 #詩 #エッセ …
この分厚いジーンズを食い破って、 脚に突き刺さった鋭い牙は、 彼女の怯え、怒り 天を仰いで腹を差し出し、 けれども、その姿勢のままにいつでも噛みついてやろうと震え…
明治生まれの祖母は、昔の人らしく、お彼岸にはおはぎやらいなり寿司やら大量に作っていた。 お正月も、今年の黒豆はやれ、シワが寄ったのだの、甘過ぎただの、叔母や母ら…
育児ものは、イデオロギーなのでこうして自分の経験を書くのが酷く恐ろしいのだけど、あまりに離乳食にエネルギーを使っている母たちの姿をみて、もう少し楽に…と言いたく…
小さな飛行機を降り立つと、頭上に広がる濃い青い空。 ここは、東京の島、八丈島。 黒潮が流れる深い青い海の色が映し出されたような、空。 恋人と大げんかをして、やけっ…
いま、子どもの自分を思い返すと、涙が出るほど可哀想になる。 幼稚園も小学校も中学校も高校も、ものすごく行きたくない場所だったけど、 行かない、なんて選択肢すら思…
2019年1月22日 21:58
大切だからこそ触れられないそっと遠くから見つめるだけこっちへ来ないでできるだけ離れて最低1〜2メートル!バイキンになった私 #詩 #インフルエンザ
2019年1月22日 16:38
淡い光の中、ゆったりと流れる川のほとり時折聞こえるのは、とぷん、という水鳥の潜る音傍らで眠る幼な子の顔が尊く、いとしいそれでも行かなければならないあの切り立った崖の上に咲く、小さな黄色い花をどうしても見たいのだぼろぼろになって自分すら失ってもまだ誰も見たことがないあの花を見るために #詩 #花
2018年12月30日 21:03
毎朝、たった15分。日が昇る頃、運河沿いを走る。聞こえるのは自分の足音と、たまに水鳥が潜る音くらい。つらつらと考える。思考はあっちへ行き、こっちへ帰り。不思議なことに、決して悲観的にはならない。早朝のポジティブな瞑想の時間。 #エッセイ #朝活 #ライフハック #ランニング #走る
2018年12月30日 16:58
埋立地。高層マンション。ショッピングセンター。建築模型のように整った、清潔な街。運河沿いを海に向かって走る。全身で感じる水と空と風は本物。 #詩 #エッセイ #ランニング #走る
2018年12月30日 16:50
新しい年から始めようと思ったことは、今からやろう。
2018年10月10日 14:10
この分厚いジーンズを食い破って、脚に突き刺さった鋭い牙は、彼女の怯え、怒り 天を仰いで腹を差し出し、けれども、その姿勢のままにいつでも噛みついてやろうと震える筋肉は彼の憎しみ 脳を侵され、よたよたと斜めに歩きながらも、よだれの奥から漏らす低い唸り声は、年老いた二人からの呪い 真っ直ぐに自らに向かって進む赤ん坊に向けられた黒い黒い、濡れた目は誰のものなのだろう #詩
2018年9月29日 18:28
明治生まれの祖母は、昔の人らしく、お彼岸にはおはぎやらいなり寿司やら大量に作っていた。お正月も、今年の黒豆はやれ、シワが寄ったのだの、甘過ぎただの、叔母や母らとやいのやいのやっていた。ところがふだんのご飯に関しては、昔の人らしくなく、料理をしていた記憶があまりない。祖母は東京の下町の外れに、独り身に戻った叔父と二人で住んでいた。小学生だった私が遊びに行ったときは、たいてい商店街の肉屋で買
2018年9月27日 22:17
育児ものは、イデオロギーなのでこうして自分の経験を書くのが酷く恐ろしいのだけど、あまりに離乳食にエネルギーを使っている母たちの姿をみて、もう少し楽に…と言いたくて。私の娘は6歳、ご飯に興味なし、少食。ただ、熱などあまり出さず、1歳から保育園だが、最初の半年を超したら、一年に一度、呼び出しがあるかないかの健康体。こういうことは、本当にそれぞれの子供次第なので、元気だけど、よく熱を出したりと
2018年8月24日 17:20
小さな飛行機を降り立つと、頭上に広がる濃い青い空。ここは、東京の島、八丈島。黒潮が流れる深い青い海の色が映し出されたような、空。恋人と大げんかをして、やけっぱちのひとり旅。あんな奴のことは忘れて、美味しいもの食べて、露天風呂に入って、島を満喫し尽くしてやる。なのに、くさやの匂いに驚いたり、アシタバの天ぷらに感心したり、真昼間に入った温泉で、海を見おろすその景色に驚嘆したりするたびに、ア
2018年8月24日 14:56
いま、子どもの自分を思い返すと、涙が出るほど可哀想になる。幼稚園も小学校も中学校も高校も、ものすごく行きたくない場所だったけど、行かない、なんて選択肢すら思いつかなかった。毎日、というのは、嫌なもので、嫌だけどやるのが当たり前だと思っていた。当時は、辛いとすら思っていなかった。それが日常だったから。高校を卒業した頃、なぜか急に視界が開けた。好きなようにすればいいんだ。一