8月31日の夜に

いま、子どもの自分を思い返すと、涙が出るほど可哀想になる。

幼稚園も小学校も中学校も高校も、ものすごく行きたくない場所だったけど、

行かない、なんて選択肢すら思いつかなかった。

毎日、というのは、嫌なもので、嫌だけどやるのが当たり前だと思っていた。

当時は、辛いとすら思っていなかった。それが日常だったから。


高校を卒業した頃、なぜか急に視界が開けた。

好きなようにすればいいんだ。

一人でいたければ一人でいればいい。

働きたければ働いて、旅に出たければ出発して。

なんだ、毎日ってすごく楽しい。

これまで、私はなんてちっぽけなところで窮屈に生きていたんだろう!

楽しいこと、ワクワクすることが沢山あるんだ。

知らないことだらけだよ。こんなに面白いことがあるのに、知らないなんて勿体無い!

今まで、自分はとてもとても狭い枠に、無意識で閉じ込められていたんだ。

なんで、それに気づかなかったんだろう。


でも、その中にいる時には、そこが全てだから、自分では気づきようがないんだよね。

だから、毎日って辛いのが当たり前、なんて思っていた小さな自分に、教えてあげたい。


今いるのは、本当に狭いところなんだよ、

もっともっと楽しい世界があるよ、

今は、たまたま君に合わないだけなんだよ、

そこから出てごらん。


明日を考えると憂鬱になる。

何一つ変わらない日常に戻る。


でも、自分の世界は、今すぐにでも変えられるんだよ。

たとえ、目に見える周りはすぐには変わらなくても。

そして、その自分の世界は誰にも邪魔できないんだ。


明日が新しい世界への一歩になりますように。





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