淡い光の中、
ゆったりと流れる川のほとり

時折聞こえるのは、
とぷん、という水鳥の潜る音

傍らで眠る幼な子の顔が
尊く、
いとしい

それでも行かなければならない
あの切り立った崖の上に咲く、
小さな黄色い花を
どうしても見たいのだ

ぼろぼろになって
自分すら失っても

まだ誰も見たことがない
あの花を見るために

#詩 #花


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