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社内コミュニケーション活性化施策、その名も・・・

こんにちは。カスタマーサクセスチームの八木です。
今回は「社内コミュニケーションを活性化させるための施策」を開始するにあたって、そこに至るキッカケや経緯、期待効果などをお伝えいたします。しかしながら、この「コミュニケーション活性化施策」は意図してこうなったのか、偶然が重なった産物なのか、少し遡りながらキーパーソンのインタビューを絡めて振り返ります。

時を戻そう。昨年8月、当社より「資金調達」完了のニュースリリース配信を行いました。この資金調達活動の終盤、概ね目途が経ちそうな6月頃から代表の深田さんは、事あるごとに「改めてこのタイミングで、全員と話をする機会が欲しい。できれば飲み会をやりたい。」と話していました。

しかしながら、世間で猛威を奮うアイツのおかげで大人数の飲み会はNG(そもそも遅くまでお店が空いていない)、遠隔地で働いているメンバーも多く、出社して顔を合わせることも現実的に難しい、無事8月の資金調達完了ニュースリリース配信後も状況が変わる見通しもなく断念。10月くらいから想定とは異なる方法で深田さんとメンバーがコミュニケーションを取る場を開始しました。その名も・・・

深田飲み

何のひねりもない「深田飲み」。深田さんが、意志を持ってかランダムか、メンバーを10グループに振り分け、小グループごとに「深田飲み」がはじまりました。グループによってはメンバー同士が「はじめまして」のケースもあったでしょう。無作為(?)に集められたメンバーだからこその楽しみもあったかもしれません。

「深田飲み」は出社の必要もなし、リモートでの参加も可、グループごとに開催日時だけが決まっていて、さらに言ってしまうと参加自体が任意。下手すると「深田飲み」が深田さんだけが一人で参加する「深田のみ(only Fukada)」の可能性もあったのですが、結果としてほとんどのメンバーは参加したようです。

八木)
だいぶ前から「深田飲み」の実現を画策していたようですが、その想いや狙いはどのようなところにあったのでしょうか?

深田) 
もともとは、2021年の夏に資金調達ができたことがきっかけでした。お金を節約するフェーズから投資を積極的にしていくフェーズに切り替えていくことになりますし、組織の人数も増えていくことになる。

フラットな組織ということで会社を作っては来ているものの、50人を超えると一定のサイズのチーム単位で物事を考えざるを得なくなりますから、個別の接点が作れる人数のうちに作っておきたいなということがありました。

あとはシンプルに、コロナの中でカジュアルなコミュニケーションを取る機会が減っているのでそこをなんとかしたいなという思いもありました。なので今回メンバー選定はSprocketにジョインしてくれた年次や、普段の関わりの濃淡がなるべくバラけるようにしてみました。

ずっとリアル飲みができるようになるのを待っていたのですが、なかなかそうはならなさそうなので、オンライン参加も良しとしてとにかくやることにしようと。

八木)
採用面接の最後のオファー面談で話をしたのが最後、それ以来業務上の接点もなく、この「深田飲み」の場で初めて“人となり”を知るキッカケとなったメンバーも多かったのではないでしょうか。「深田飲み」を実施した手応えはどうでしたか?

深田) 
はじめは、「調達したあとの動き方の心構え」とか話していこうかな、みたいな考えもあったのえすが、いざ飲み始めてみると意外に色んな話が出てきておもしろかったので、まあ真面目な話はワキに置きたくなってしまって、やめちゃいました(笑)。

はじめて話したというメンバー同士も結構いましたし、エンジニアメンバーは意外に楽しんでくれてる様子だったのは印象的でした。やっぱりこういう場も、時にはあったほうがいいよなと。

八木)
確かに「調達したタイミングで改めて」みたいな話をするっておっしゃってましたよね。実際の「深田飲み」ではそんな堅苦しい話は一切なく、チームの垣根もない、そして他愛のない話ばっかりだった印象です。

「深田飲み」を開始後に入社してきたメンバーは、1巡目ではご一緒する機会のなかった方もいらっしゃいます。今後もさらにメンバーは増えていきます。深田飲みは来年度も継続するのでしょうか?

深田)
グッドクエスチョンですね!現時点ではまだ未定です。接点のないメンバー同士の接点を作れたというのは今回の成果だったと思っていますが、別のやり方で、そこがカバーできないかも試そうとしているので、そこがうまくいくようなら特になくてもいいかもしれません。

まぁでも、もう1周くらいしてもいいかもですが、みんなはどうかな??

この「深田飲み」のために構成された9グループは、飲み会以外にも課せられた宿題がありました。人数も増え、一同が集まる機会も激減した中で、社内コミュニケーションを活性化させるアイデアを考えてくるというものです。

コミュニケーション活性化案

各グループの「深田飲み」が実施される頻度は週に1グループ、毎週火曜日に全社メンバーが集まる会議が開催されているのですが、毎週各グループごとに「コミュニケーション活性化」のアイデアを発表します。

特にアイデアに内容に制約はなく、提案する数も自由。誰が決めたルールというわけでもないのですが、テキストで書かれたものを読み上げる発表から、スライドにイメージを載せたものを使って発表するようになり、他のグループから起案のあったアイデアは避けて提案するようにしたり、より多くのアイデアを出そうとしたり、様々なアイデアが集まりました。

八木)
だいぶ多くのアイデアが集まりました。コミュニティ活性化のアイデアを募ろうとした背景や狙いを教えてください。

深田)
まず意図したのは、元々接点の薄そうなメンバー同士をあえて「深田飲み」のチームにしたので、せっかくなのでもっと会話してもらおうということと、どうせならカジュアル・コミュニケーションの課題解決を一緒に考えてもらえれば一石二鳥かなということでした。

共通の課題感として捉えてくれてるんじゃないかなと思ったというのがひとつ。もうひとつは、全員で同じテーマに取り組むというのもこれまでなかったので、そういう意味でも試してみたいなと。

八木)
確かにこれまで正社員だけで20名前後でくすぶっていたのに、今年度だけで20名近くの新メンバーがジョインし、来月4月にはついに50名突破も見えてきましたね。増えたなぁ(しみじみ)。

さて、今回多くのアイデアが集まりました。その集まったアイデアの中でも、深田さんの印象に残ったものをいくつか教えてください。良かったもの、意外なもの、どんな視点でも構いません。

深田)
そうですね、深田賞は「ギネスをとる!」というアイデアにしました。色々出てきたアイデアの中では、ユニーク性、できたらすごい、一体感作れそう、ということで、いいアイデアだなと。

ただでも今回は、結果67のアイデアが出てきたことのほうが印象的でした。めちゃくちゃ出てきましたよね。みんなよく考えたよな~と率直に思いました。これだけ出てくると相当ひねらないといけなくなりますし、そういう意味でも面白かった。

八木)
他のグループのアイデアとは被らないものを出すという暗黙ルールが、後続グループの首を絞めることになりましたけど・・・ちなみに私は7グループに所属してましたが、「深田飲み」のスケジュールの関係で発表は10番目、過去の9グループの考えたアイデアを避けて複数出すつらさが半端なかったです。その分鍛えられた気はしますが・・・。

コミュニティ活性化のアイデアは集めて終わりではなく、実行してナンボ。というわけで、アイデアを募集から始まり、次はいよいよ実行フェーズへ移行します。

そして実践へ

各グループが起案をした内容のアイデアかどうかはさておき、いよいよ9グループがそれぞれ最低でも1つはコミュニティ活性化施策を実行することになりました。各グループの企画推進担当者が企画案を提示し、全社へ呼びかけ、呼びかけたグループ以外の参加希望者も含めて任意参加で取り組みが行われます。

八木)
ついに実行フェーズに移行します。実施にあたって過度に費用がかかりそうなアイデアは一定のスクリーニングがかかった状態ですが、コミュニケーションが活性化するトライアルであれば一定の社費負担もOKということでした。今回のコミュニケーション活性化の実行にあたって、どんな期待が込められているのでしょうか。

深田)
「一定」の負担じゃなくて「全額」負担ですね!!ここは重要なので繰り返しますが全額負担で今回は行きます。

せっかく出たアイデアなので実践されてほしいという思いがもちろんありますが、ネタばれにちょっとなるんですが、採用ブログはメンバーみんな見てないだろうと思うので言ってしまいますが、誰かちょっとワルノリするやつ出てこないかな、と思っている部分も実はあります。「え、お前らそんなことにそんな使ったの??」みたいなことにならないかなと。

ある種の社会実験みたいな感覚なんですけど。でもそういうのってある種の背徳感があるからそれやったチームはかなり盛り上がると思うので、そういう意味で主旨には合致してるんですよね。

なのでまあよほどでなければ「しゃーないな、その分ブログ頑張って書いてくれ」となると思うんですよ。これはでも最初だけの特権なので、その辺の匙加減を読んでやるやつが出てくると面白い。まあーでも割とみんなマジメで大人だからな~まあどうなるか。

組織運営観点で真面目に答えると、いろいろなメンバーでいろいろな企画がどこかしらで実践されている状態が定常的になってくると、カジュアルコミュニケーションの問題はだいぶ解消されるんじゃないかと思ってるんですね。

リモート、オンライン前提の仕事環境でこの問題を解消しようとすると、なにか1つのツールやアイデアでは無理だなと。数で対処するような発想じゃないかという仮説を立てていますので、そこを検証したい。

八木)
そうかぁ。このブログは社内のみんなは読んでくれていないのかぁ。読んでみないと「自分で書く」って時に困るぞー。読んだら♡押してね。

で、ワルノリね。ワルノリ。全額会社負担のどこまで許されるかのギリギリを探りたいところ。予想の斜め上を行く良い意味での裏切りを実行したい気持ちになりました(笑)。

社員旅行、ワーケーションなど極度に経費がかさむものは除外されているので、なんでもOKってわけではないんです。スレスレ狙っていきましょう。日帰り足湯温泉旅行とか。

どんな施策が飛び交うか、どんな結果が待ち受けているのか、この取り組みの詳細は今後こちらのnote採用ブログでも情報発信していく予定です。題して・・・

スプロミッション

これまで全社での取り組みとして、『SpRadio』というSprocketとRadioを合わせた造語の「社内ラジオ」も始まり間もなく3年目に突入、DJも4代目となりました。また、全社員で意識を共有する場として、『SproCamp』というSprocketとCampを合わせた造語の「全社集会」も昨年に2度開催され、来年度以降も年に2回(春・秋)に行われる予定です。

そして今回のコミュニケーション活性化施策の名称は「スプロミッション」!過去の2つとは異なり「Sprocket」という単語と何かを組み合わせた造語ではありません。「ミッション」という単語にSprocketが接頭語としてひっついて「スプロミッション」です。造語シリーズはいずれネタが枯渇して困ることを想像すると、早めに造語をやめたのは得策なのかもしれません(謎)。

スプロミッションは、いよいよ今週から開始。最初のグループの企画内容は・・・実施後にこちらのnoteで発表があるはずなので、楽しみに(?)お待ちください。内容的には社内報っぽさは否めませんが、Sprocketの文化に触れるという意味では、応募検討者の皆さまにも有用な情報となるのではないかと期待しております。

八木)
この新生活様式が2年前に戻る気もしないし、戻ったところで働き方までもが元に戻ることはないでしょう。このタイミングで新たなコミュニケーション活性化に向けた取り組みを実行する意義は大きいと思います。

最後に、こういう取り組みもやってるぜ!ということを踏まえて、Sprocket応募検討者の皆さまに深田さんから一言お願いします。

深田) 
そうですね、この取り組みもまさにそうなのですが、組織運営についてはかなり実験的です。こういう試行錯誤を繰り返して今に至っています。組織は生き物なので、20人でうまくいっていた形も50人だとそうもいかなくなります。

常に実験はし続けないといけない。もし縁があってご一緒できるのなら、ぜひ実験に一緒に参加するという気分を持って頂けると嬉しいですね。

そして自分自身でも課題を見つけたら仮説を立てて実験をぜひしてみていただきたい。こういうことを面白がれる人、大歓迎です!

八木)
ありがとうございました。最後に私がフォローすることでもないのですが、「当たり前に仕事をする/結果を残す」という前提なしで、このコミュニティ施策でワルノリするのはNGです。仕事もする、そして楽しむ。両立することでのさらなる事業の成長に期待です!

編集後記

Sprocketの社風や勤務地、勤務時間も(融通が利くという意味で)自由なのは、「強い意志」を以て「己を制す」ことができる人が自然と集まり、結果として勝ち得た特権だと思っています。

今回のコミュニティ活性化施策は、より社内コミュニケーションを豊かにするアイデアがあるなら、経費を使ってでもトライしていいよ!という、これまで日々ストイックに働いてきたご褒美のようなものにも感じます。

ワルノリまで突き抜けるコミュニケーション活性化施策は・・・どうでしょう?どんなアウトプットが出てくるかはこちらのブログでお送りしていく予定です。乞うご期待!

[コーポレートサイト]
https://www.sprocket.bz/
[採用情報]
https://www.sprocket.bz/company/recruit/
[募集職種一覧]
https://note.com/sprocketrectruit/n/n0521aa81e1da
[技術ブログ]
https://medium.com/sprocket-inc

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