ディレクショントレーニング編1【伝え方①】
こんにちは、いぬのパグです。
前回、ディレクショントレーニングについての導入の部分を投稿させていただいたので、今回からは内容に入っていきます。
デザインやプログラミングの知識、詳細というより、ディレクションにおける立ち回りであったり、思考、対応など…その具現化するのが難しく見える部分を紹介出来たらいいなと思っています。
形式的には、上司からいただいた言葉を紹介し、
それについて私が考えたこと、行動したことを記していきます。
上司は言葉の遣い方が本当にお上手です。有り難く、身体に染みていくような言葉をいつもくださるので感謝しています。記録して残しておきたい言葉がたくさんたくさんあるので、それもいつか紹介したいです。
ケース1
クライアントからの追加依頼に対して、その内容を社内のエンジニアに依頼しようと動いていた時の上司からの言葉です。
上司の言葉
私の思考
「とりあえず早く私がエンジニアさんに依頼内容を伝えれば、早く作業ができるだろう」と焦っていた時にこの言葉をいただいたので、一息ついて次の一歩を選択しようと思えました。
私が受け取った情報を右から左へ(この場合クライアントからエンジニアへ)伝えても、ノイズがかなり増えてしまい、エンジニアが欲しいピンポイントの情報を受け取ることができません。
理解に時間がかかったり、作業に取り掛かるのが億劫になったりしてしまうこともあると思います。だから、クライアントからの言葉を一度私自身の言葉に置き換えることで、私もしっかり理解できて、エンジニアの理解もスムーズになり、対応の迅速さが生まれます。
私の行動
ここでは、クライアントからいただいた依頼を時間がかかっても、まず自分が理解できるように努めました。そして分からないところは上司に聞き、消化した上でエンジニアへの依頼に進みました。
スプーンはフルリモートなのでコミュニケーションツールはチャットか通話です。チャットで文字で伝えるにあたって、所々言葉で補足してみたりキャプチャを加えるなどして、エンジニアが依頼を受けた際に即座に対応できるようにしました。
文章自体が長くなって読むのが億劫にならないように、かつ端的に分かりやすく。そしてエンジニアに繋ぐことができました。
かなり苦戦して時間もかけてしまいましたが、その過程を飛び越えることなくきちんと行ったことで、学びとして得るものは大きかったと思います。
まとめ
このケースでは私がスプーンで初めて取り組んだ案件でもあったので、不安で分からないこともたくさんありました。でもその「分からない」を分からないままデザイナーやエンジニアに渡すのではなく、きちんと「分かる」に変換して伝える。当たり前のことのようですが、難しいことだと思います。なぜなら、理解せずそのまま渡してしまった方が圧倒的に楽で、その場を凌ぐにはスピードが早いからです。
ですがそれではディレクターは不要になってしまいます。分からないことや不安はできるだけディレクターの時点で解消しておくことで、デザイナーやエンジニアが安心して目の前の業務にスピード感を持って取り組むことができます。
また、はじめは「とりあえず早く私がエンジニアさんに依頼内容を伝えれば、早く作業ができるだろう」と焦っていた私ですが、長い目で見ると、デザイナーやエンジニアが安心して目の前の業務にスピード感を持って取り組むことができる状況を作りあげる方が、全体としてのスピード感は上がるかもしれませんね。
仕事以外においてもこの対応は万能そうだな〜と思いました。普段の会話の中でも上司は、人によって言葉を噛み砕いたり加工したりして本当に分かりやすくお話してくださるので、自然と「相手に必要な情報のみ簡潔に伝わるように加工して伝える」ということが出来ているんだな〜すごいな〜と実感しております。
今回はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
それではまたお会いしましょう。
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