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SDGs・探究への招待 #007~ほぼ間違いなく面接で聞かれるコロナに関して、備えておくべき観点2つ + 差をつけるネタ1つ~その2

前回の続きです。面接や小論文でのコロナ禍に関する問いかけを想定した対策です。主に総合型選抜(AO入試)や就活等でお役立てくださればと思います。さっそく続きをいきます。

 前回は、コロナ禍を通して「社会」の変化や推移のデータをがんばって集めましょうというお話をしました。その際はSDGsの観点から3つのカテゴリーに分類すると頭の中もとっ散らかったりしにくくなるという点もお話ししました。さて、次の段階はこれです。

6 自己〜探究 社会的事象からのフィードバック

課題発見
 さまざまな社会的事象をデータで集めたら、まず一番興味関心のあるネタを選びます。課題発見です。ここ、大事です。

これは何も複雑で難しい「セカイジョウセイ」みたいなものでなくてかまいません。「世界で発信されるツイートの総量がこれだけ増えた」でも、マスクの価格変動でも、1〜6月までの月ごとの田園都市線の利用乗降客数の推移でも、ステイホーム期間中の過ごし方アンケートの結果でも、なんでもかまいません。とにかく、自分が一番興味関心のあるネタです。自分が楽しいと思えるネタでないと理解できませんし、ましてや人を説得することなんて毛ほどもできませんよね。
 もし、自分で集めたせっかくのデータのどれにも興味関心も思い入れも抱けない場合、選択肢は2つあります。1つは、興味関心を持てる課題を発見するまで、前回ご紹介しましたデータ中心の社会的事象の収集を続けることです。2つめは、ここでご紹介しているようなことはきっぱりやめて、まあだいたいにしておいて試験その他に臨むことです。実際、受験校や会社によってはコロナ禍について何も聞かないかもしれませんし、聞いてきたとしても形だけかもしれません。
 いかにもおいしい話、便利なナントカスイッチなんてそんなもの、本当はどこにもありませんよね。もしあったとしても、それを押せるのは自分自身でしかありません。そしてそんな「自分」は、必ずもれなく楽しい気持ちの「自分」のはずです。楽しむことが一番大切です。それに◯◯対策と銘打たれているものは、徒労に終わるかもしれないけれど、それを承知で努力するみなさんのために書かれたものですもんね。

退屈を恐れよ。無駄を愛せ。魂を震わせよ。好奇心を忘れるな。です。上等な人生のたしなみです。

 そんな上等な人生のたしなみをマスターしていくみなさんに、続きを書きます。

7 自己〜思考の姿勢〜

 いよいよ本題の部分です。

 選んだ課題について、コロナによる変化をあなたがどのように考えているのか言語化します。これが回答・解答の一番のコアになります。

と言うと、「当たり前じゃないか」とみなさん思いますよね。「どう答えていいかわからないんだ! それを知りたいんだ!」というのがみなさんのリクエストだと思います。
 もちろんそれぞれの課題に即した回答・解答は皆さんご自身で作っていくべきことですが、どういうケースであっても、共通して大切なことがあります。そしてその大切なことを心がけていれば、解(回)答者のレベルに応じてではありますが、その解(回)答者が作るだろう考えられる限りの回答・解答の中で最上のものが作れます。

 解(回)答作成で心がけること、それは「思考の姿勢」です。

 「思考の姿勢」というのは、「課題との向き合い方」とも言えます。まず何を置いても向き合い方が大切です。向き合い方というと、わかったようでわからないような感じがするので言い換えますと、回答内容の「論調」です。「ノリ」とか「方向性」と言ってもいいかもしれません。

 どういうネタについて述べるにせよ、論調次第であなたの印象や適性に関する評価が大きく変わります。述べ方によって知らないうちにあなたのものの見方や態度がにじみ出てしまいます。

 面接を受ける人の印象を決めていくあまたの要因の中で、最も重要だと思われる項目をマトリクスにしました。これは、小論文での「思考の姿勢」=論調を決定づける要素でもあります。
 かなりざっくり(すぎ)な感じがしますが、ちょっと見てください。

 縦軸の「自己顕示」と「謙虚さ」は、どちらに振れても実はあまり関係ありません。評価者との関係性の中でプラスにもマイナスにもなります。誤解を恐れずに平たく言い直すと、評価者との相性や好みが影響します。

 大切なのは横軸の「ポジ(ポジティブ)」と「ネガ(ネガティブ)」です。これはもう当然、「ポジ」でいることです。

 「人物評価」はその人の「ものの考え方」で評価されます。志望理由や学生時代にがんばったことなどはどの学生も「がんばります!」「がんばりました!」の五十歩百歩なので、そこはたいして差がつきません。
 その「ものの見方や態度」なのですが、コロナ禍について発見した課題は、どうしても多くがネガティブな事象になると思います。ネガティブなことをネガティブなままで受け容れるのではなく、社会を今後より良くするため、より強くするための課題だと捉えます。
 つまり、「今回のコロナで噴出したあらゆる問題は、私たちがこれまでも取り組んできた課題である」、「今回のコロナは、それが鮮明に映し出してくれた1つの学びの場、学びの機会である」と捉えます。「リスクはチャンス」「クレームは宝」と同じで、この際「コロナは深い学びの場だ」とリフレーミングしましょう。

「コロナによる自粛でストレスが溜まって‥‥」
「政府の政策はおかしいと思います」
「学校の休校が長くて残念でした」
「マスクをしない人もそれを非難する人もみんなおかしい!」
なんて話す人に、誰が魅力を感じるでしょうか? 人の愚痴、文句、非難を聞きたい人なんていませんよね。上記のようなネタは触れてもかまいませんが、良いとか悪いとか偉そうに似非評価者に陥ってはいけません。そこで自分はどうしたのか、どんなアクションをしたのか、そこまで述べることができるならかまいませんが、自分がアクションしていないことを面接や小論文で評論家よろしく答えるのは避けましょう。

あなたは評価する側ではない。評価される側です。

 これは、新しい組織に入ってからも同じです。ましてや社会人になる方はくれぐれも

「私は納得できない」
「私にとってこの仕事は意味がない」
「この仕事は私がやりたかったことではない」

なんて考えないように。自分も周りも不幸にするだけです。それはプロフェッショナルではありません。(アマチュアとプロフェッショナルの違いについてはまた別の機会に述べたいと思います。)
 もし、本当に納得いかないなら、その職場を辞して納得のいく職場が見つかるまで妥協せずに転職しまくるか(本当にそんな職場があるならですが)、自分で起業すべきです。その勇気や根性がないなら、まずは評価されるために与えられた環境で全力を尽くすのが筋です。そこで誠実に仕事と向き合えばだいたいは評価されます。1年後なのか、数年後なのか、数十年後なのかは、その人の能力や職場環境や運も左右しますが、誰かが必ず「仕事ぶり」と「人となり」を見てくれているものです。「評価される者」「選ばれる者」として努力していきましょう。

 「思考の姿勢」については以上ですが、次回は、

stage1 コロナ禍での社会的事象の中から発見した問題を挙げ、(前回の記事)
stage2 その問題を、社会をより良くするきっかけ(課題)としてポジティブに捉え直し、(今回の記事)
stage3 自分の意見をどう構築するか?

について書きますので、よろしくお願いします。

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