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【心理学で解き明かす】人はなぜ相手を「上か?」「下か?」で見てしまうのか⁉️

「自分軸 マインドクリエイター」のスカイです✨

あなたは人を【 自分より「上」か「下」かで判断 】していませんか?

とくに初対面で相手をまだ理解できていないとき、自然と相手のことを自分より「上」か「下」かで判断してしまっていませんか?

外見、服装、持ち物、話し方、態度
職業、肩書き、学歴、出身地 など

様々な情報から、相手が自分より「上」なのか「下」なのかを探ろうとするのは「人間の本能」とも言えるかもしれません。

実は、この「相手を上・下で判断する」行為は、単なる好奇心でやっているものではありません。

脳の仕組みや 過去の経験、そして様々な情報から、「相手との距離感を測ろうとする人間の心理」が働いているからなのです。

今回は、心理学の視点を取り入れながら、初対面の人を「上・下で判断する理由」と、その時に「気を付けたいポイント」を分かりやすく解説してみたいと思います。




🟢脳と過去の経験が、上・下関係を構築する


私たちの脳には、記憶をつかさどる「海馬」(かいば)という部分があります。

海馬は、新しい情報を 過去の記憶と結びつけて理解しようと働きます。

脳の中でも「記憶に関わる重要な役割」を担っている海馬。

特に「いつ、どこで、何をした」という体験に関する記憶(エピソード記憶)は、物事の呼び起こしや 記憶を脳内にしっかりと残すような「定着の役割」を果たしています。

▶例えば
初対面の人と出会ったとき、海馬は
「この人は自分より上なのか下なのか?」と考え始めます。

そして、過去の記憶の中から、その人に似た人や、その人が発した言葉から連想される情報を引っ張り出してくるのです。

その人が高級ブランドの服を着ていると
「前にテレビで見た社長は、高級ブランドの服を着ていたな。社長は自分より財力が上の人だ。」
となるかもしれません。

そして、つい勝手に
「この人もきっと自分より上の人なんだろうな。」
と推測してしまうのです。

目の前にいる人は全くの別人なのにです…。

このように、海馬は「過去の記憶と 新しい情報を天秤にかけて」相手との距離感を測ろうとします。

これは しっかりと理解 しておきたいところですね!

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さらに【過去の経験】も上下関係の判断に影響を与えます。

▶例えば
過去にいじめられた経験がある人は、新しい人に対しても
「自分が下に見られるのではないか」
という不安を感じ、相手をより慎重に判断しようとします。

逆に、過去にたくさんの人から尊敬された経験がある人は、新しい人に対しても
「自分が上に見られるのではないか」
という自信を持ち、相手をオープンに受け入れやすくなる傾向があります。


上下をつけるには理由があった
上手い立ち振る舞いを学んでいこう✨


🟢上・下関係を判断する様々な情報とは


人は、相手の 外見、言葉遣い、服装、持ち物、態度など、様々な情報から相手との距離感を測ろうとしています。

「第一印象は外見で決まる!」

みたいな話もよく聞くかと思いますが、相手と同等、それ以上に見られたい場合は、悲しいですが まずは「外見を整えておく」ということも重要になります。

「外見ではなく、自分の人間性を見てほしい」
私もどちらかというと こちらの意見なのですが、これは2回目、3回目と「回を重ねていかなくては分かってもらえないこと」だと思っておいた方が良いかと思います。

本当の自分の人間性をわかってもらってから、服装を崩すなり、態度を緩めるなり微調整していくと、 大きな誤解は起こりにくいかと思います。


🟡外見について


本来、外見で判断されるべきではない。
と思うことも多々あるかもしれませんが、現代人は暇ではないので、ある程度「外見情報で判断せざるを得ない」部分もあるかと思います。

そういった時に、あえて相手に誤解されるような服装や振る舞いをする必要はない。
ということです。

これから「仲良くなりたい」と思っているのであれば、初対面の相手に なるべく誤解されないように工夫しておくのも一つの手だと思います。

「自分はこういうものですよ!」
というのを、服装や身だしなみ、立ち居振る舞いや、言葉遣いなど、ある程度 相手に見てもらいたいラインで「自分プロデュース」をして相手と会うのが、一番シンプルな方法かと思います。

お互い、いらない誤解や 判断に時間を取られたくないですよね。

🔸自分より「上」と思われるパターン

上質そうな服を着ている、髪型が整っている、姿勢が良い、自信に満ちた表情をしている、声がしっかり相手に届く など。

【⭕TPOに合ったことをしている】

もちろん相手が外見の整え方において「自分より格上」だった場合は、それ以上を目指さないとそう思ってもらえません。

🔸自分より「下」と思われるパターン

服装が乱れている、髪型がボサボサしている、猫背、不安そうな表情をしている、声が小さく聞き取りにくいなど。

【❌TPOに合わないことをしている】

自分より全然 格上なのに、あえてそうしている人も中にはいます。
しかしほとんどの場合が、内面の弱さや自信のなさは外見に現れてくると思われます。


🟡言葉遣い


🔸自分より上と思われる場合
相手が不愉快にならないような言葉遣いをする。
相手の話に耳を傾ける(傾聴)、お話に相槌を打つ、指導的な言葉や上から目線の言葉は使わない。など

🔸自分より下と思われる場合
いきなりタメ口で話す、相手の話の腰を折る、人の悪口を言う、卑下する言葉を平気で使う。など


🟡性格など


🔸自分より上と思われる場合
協調性がある、ユーモアのセンスがある、謙虚である、自分に自信を持って行動&発言をしている。など

🔸自分より下と思われる場合
自己中心的である、場の雰囲気を壊す、自慢話が多い、消極的な行動をする。など


🟢上・下関係を判断するのは悪いこと?


相手を上下で判断することは、必ずしも悪いことではありません。

むしろ、相手との距離感を測り、適切な接し方をしようとする「人間の自然な心理」と言えるでしょう。

しかし、あまりにも最初から偏見を持って相手を判断してしまうと、誤解を生んだり、相手を傷つけてしまうこともある。ということを忘れないでおきましょう。

大切なのは、上下関係を判断するのではなく、相手の行動や言動をよく観察し、多角的に相手を理解することです。

そして
🔸自分は偏見を持っていないか?
🔸偏見に気付こうとしているか?
🔸それを修正する努力をしているか?

を常に頭の片隅に置いておきましょう。

そうすることで、勝手な偏見をなくし、本来 自分に必要な人間関係だったかも知れないチャンスを、逃さないことにもつながります!


🟢上・下関係を避ける方法


もし、上下関係を避けたい場合は、次のような方法があります。

① 相手のことを「深く」知りすぎようとしない。
② 自分との「共通点」を見つけようとしない。
③ 相手が自分より「上か下かを判断」しようとしない。
④ 今後の関係性を「無理に築こう」としすぎない。

相手を知りたいと思えば思うほど、突っ込んで話をしがちかと思います。

しかし、相手が早急な関係を望んでいなかった場合、逆効果になる場合があるからです。

まずは「自分は自分」という揺るぎない "核" があれば、いちいち 周りのことを気にすることも少なくなります。

人間関係は長い目をもつことが非常に大切になります。
自分の温度感で物事を進めようとするのではなく、相手や周りの温度を気にして、無理に自分に合わせてもらうような形は避けたいですよね。


🟢良好な関係を築くコツ!


ではどうしたら、初対面の人と良好な関係を築いていけるのでしょうか。

ハーバード大学の研究によると
オープンなコミュニケーションは、人間関係における重要な要素であり、誤解を防ぎ、より良い関係を築くために役立つことが示されています。

清々しいオープンな関係性を少しずつ構築して、健全な人間関係を築いていきたいですよね。


🟡相手を尊重する


🔸人は誰でも、「自分自身を大切にしてほしい」「認められたい」という欲求を持っています。

 相手を尊重するということは、相手のこの欲求を満たし、良好な関係を築くための土台となります。

 自分だけでなく、相手のことをしっかり考えて尊重できれば、相手も必ずあなたのことを尊重してくれると思います。

むしろ、尊重してくれない場合は距離を置くのが無難かと思います。

🔸相手の話に耳を傾け、相手の立場に立って考えることが必要です。
 密かな傾聴ブームかと思いますが、相手の話を聞くことで、相手のことが理解できてくると思います。

 相手が自分を誇張しているなら、やんわりと伝わってくるかと思います。
 その誇張を、可愛いと思えるのか、嫌だなあと思うのか。
 自分が許せる範囲で、この人とお付き合いしていた方が良い。と思った場合は、お付き合いしていけば良いというだけのことです。

人はそれぞれ、異なる経験、価値観、信念を持っています。

「相手の立場に立って考える」ということは、自分と相手のこれらの違いを理解して、「共感」を見つけて歩み寄れるかどうか。
歩み寄った結果、お互いに「 win-win な関係」となれるのか。

ここが ポイントになってくると思います。

共感は、相手との信頼関係を築き、より深いコミュニケーションを可能にする大切な要素となりますので、自分のことだけにならないように気をつけましょう。


🟡自分の考えや気持ちを素直に伝える


🔸人間関係において、コミュニケーションは不可欠となります。
 自分の考えや気持ちを素直に伝えることは、相手との誤解を防ぎ、より良い関係を築くために大切です。

自分の意見を一方的に押し付けるのではなく、相手の話にもしっかりと耳を傾け、双方向のコミュニケーションを心がけることがとても大切です。

むしろ、最初の頃は相手のことをより聞いてあげると、その後の関係がうまくいく場合が多いです。


🟡 相手の意見に耳を傾ける


🔸人は誰でも、自分の意見を聞いてもらいたいという「欲求」を持っています。
 相手の意見に耳を傾けることは「相手を尊重」し、「共感」していることを 相手にやんわりと伝えることができます。

それ以上に、相手の意見に耳を傾けるということは、「新たな視点」を得たり、「自分の考えを深めたり」することもできると思って、自分軸と相手の話がどう違うのか?を考えながら聞いてみると、より人間関係が上手くいく場合があります。

ロチェスター大学の研究によると、「共感」は人間関係における重要な要素であり、信頼関係の構築に役立つことが示されています。


🟡感謝の気持ちを伝える


人は「感謝」されることで、嬉しくなり、相手との関係をより良いものにしていきたいという気持ちになります。

嘘ではなく、心からの感謝の気持ちを伝えることは、相手との信頼関係を築き、より深い関係になっていけます。

今まで書いたコツは、良好な人間関係を築くための あくまでも基本的な考え方です。
状況に応じて、自分に合った臨機応変な対応をすることが何より大切です。

良好な関係を築くには、「時間と労力」が必ず必要です。

焦らないで、相手とのコミュニケーションを心から楽しみながら、相手を大切にしつつ、ゆっくりと関係を築いていきましょう!

カーネギーメロン大学の研究によると、感謝の気持ちを伝えることで、相手との関係がより良いものになることが示されています。


🔴まとめ


人は、初対面の人に対して、ある程度上・下で判断してしまう傾向があります。

これは、相手との距離感を測り、適切な接し方をしようとする人間の自然な心理と言えるので、そう思ってしまう自分をあまり卑下しないようにしましょう。

しかし、あまりにも偏見を持って相手を判断してしまうと、誤解を生んだり、相手を傷つけてしまうこともあります。

大切なのは、上下関係を判断するだけでなく、相手の行動や言動をよく観察し、【多角的に相手を理解する】ことです。

そして、大事なのは「自分の偏見に気づき」それを「修正する努力をする」ことです。

良好な関係を築くためには、相手を尊重し、相手の立場に立って考えることがとても重要です。

自分自身の考えや気持ちを素直に伝え、相手の意見にしっかりと耳を傾け、心から感謝の気持ちを伝えることで、より良い人間関係を築くことができてくると信じています✨

みんなで実践していきましょう~!


最後までお読みいただきありがとうございます🥰

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