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〈究極のラブソング〉宇多田ヒカルの 『Play A Love Song』を考察する
『Play A Love Song』
作詞:Hikaru Utada 作曲:Hikaru Utada
傷ついた時僕は
一人静かに内省す
深読みをしてしまう君は
不安と戦う
Hold me tight and don't let go
Why we fight I don't know
他の人がどうなのか
僕は知らないけど
僕の言葉の裏に他意などないよ
長い冬が終わる瞬間
笑顔で迎
スピノザ的「善」と「悪」が面白い!
今回もスピノザ『エチカ』より「善」と「悪」の概念について紹介をしたい。
まず始めに、自然状態において世間一般で用いられる善と悪という概念は存在しません。
これは少し考えれば分かることだと思います。
自然界にはそれ自体として善いものとか、それ自体として悪いものは存在しないとスピノザは言います。
はい、その通りです。スピノザ様。
しかし
「は? 善悪なんてあるわけないじゃん。」
では身も
「完全」と「不完全」という概念について
今回はスピノザの「エチカ」より、完全、不完全という概念についてつづってみたいと思います。
「エチカ」には「神」という単語が出てきて、宗教的なものを想起してしまうかもしれませんが、僕たちが普段使っている「神」という概念とは全く異なります。スピノザの「神即自然」はむしろ自然(宇宙)科学的です。論理物理学者のアインシュタインも「スピノザの神は信じる」と言ったほどで、相対性理論もスピノザから多大なインスピ