シマ

チェロ愛好家。

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記事一覧

2024/7/7 チェロのコンサートメモ

日本チェロ協会のシュタルケル生誕100周年イベントで、マスタークラス~バッハ無伴奏全曲コンサートという優雅な1日を過ごしてきた。 備忘録がてら振り返ってみる。 マス…

シマ
9日前
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2024/7/6 チェロのマスタークラス聴講メモ

日本チェロ協会というところに入ってみた。 そこで現在、シュタルケル記念イベントをやっている。その一環で、プロを目指す学生さんがすごいプロ(語彙力の欠如)にレッス…

シマ
2週間前
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2024/6/29 チェロ練習メモ

前回レッスンの前に「ボウイングはマシになったのかも」などとうそぶいていたら、案の定、ご指摘をいただいてしまった。 重音スラーで片方の音を動かすドッツァウアー72は…

シマ
3週間前
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2024/6/15 チェロ練習メモ

気づけばもう、6月も折り返しである。 前回レッスンから二週間たち、今日もレッスンに向かっている。 ドッツァウアー72からを課題として、この二週間で練習した。 70や71は…

シマ
1か月前
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毎日、趣味に一時間以上使う人の趣味手帳

チェロが好きだ。 もともと幼少期から高校生までバイオリンをやっていた。同時並行でピアノも習い、高校生からチェロを習い、大学に入ってチェロに絞ったという経緯がある…

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1か月前
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2024/5/31 チェロ練習メモ

気づけば5月最終日である。 5月1日付けで転勤したため、GW明け初日に旧自宅から片道2時間かけて出社し、2日目と3日目に、赴任休暇を取って引越と片付けをした。 たった2日…

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1か月前
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仕事の手帳事情

5/1付けで転勤する。まだGW中なので具体的な働き方はイマイチわかっていないが、構内バスが走るくらいだだっ広い事業所内で、ノマドのように構内のあちこちをウロウロしな…

シマ
2か月前
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2024/4/29 チェロレッスン

先生のお父様が使用してらしたドイツ製のオールドが、修理から戻ってきたんだーと、ハコ以外(ネックもバスバーも駒もなにもかも)を交換したからか少し硬く、パワフルな音…

シマ
2か月前
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2024/4/21 チェロ練習メモ

最近、仕事の都合で練習時間が確保できていない。 1週間ほど、毎日のように片道2.5時間かけていつもとは違う事業所へ行き、設備の導入対応をしていた。家を出るのは6時台。…

シマ
3か月前
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2024/4/7 チェロ練習メモ

ドッツァウアー67を練習していた。 前回レッスンでのコメントは以下の通りである。 「これはねぇ、この移弦のところもガタつかずに弾ければOKかな。そのためには指をちゃん…

シマ
3か月前
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おもしろおかしい仕事

たぶん、今の仕事は好きだ。 だが、一つ前の仕事は明確に好きにはなれなかった。 その大きな要因が「おもしろおかしい」かどうかだと思う。おもしろおかしいとは、計測機器…

シマ
3か月前
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2024/3/30 コンサートのメモ

3/30に、先生が出演される室内楽のコンサートに行ってきた。 素晴らしい演奏者が集まってのコンサートで、どれもこれもよかったのだが、個人的にはモーツァルトのクラリネ…

シマ
3か月前

2024/3/30 チェロ練習メモ

なんと今日は、先生が出演される某ホールのこけら落とし公演である。 しかも「くる? チケットあげるよ~」と、チケットをいただいてしまったのである。楽しみすぎる。 う…

シマ
3か月前
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器楽上達の方向性

最近、上達というのには少なくとも2種類あるのかなと思うようになった。1つは楽器演奏能力そのものの上達、もう1つはレパートリーの開拓である。 前者と後者には明確な違い…

シマ
4か月前
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2024/3/16 チェロレッスン

2週連続レッスンだった。 勝手にレッスン室へ上がり、チューニングする間に先生がいらした。挨拶をしたらすぐ「曲、みてきた?」とおっしゃる。 「はい! 曲をお願いしま…

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4か月前
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2024/3/9 チェロレッスン

夏の音楽合宿に向けて「これ聴いておいで。好きだったらやろうか」と曲をいただいていたのだが、今日の段階でボウイングとフィンガリングの指示が入った譜面をいただいてし…

シマ
4か月前
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2024/7/7 チェロのコンサートメモ

日本チェロ協会のシュタルケル生誕100周年イベントで、マスタークラス~バッハ無伴奏全曲コンサートという優雅な1日を過ごしてきた。
備忘録がてら振り返ってみる。

マスタークラスは、バッハ無伴奏6番プレリュードとブラームスのソナタ1番だった。
バッハでは、先生が「バッハはLEGOのように組み立てる」的な話をされ、構造を理解して音楽を組み立てていくことの必要性を説かれていた。そして、生徒さんが演奏する

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2024/7/6 チェロのマスタークラス聴講メモ

日本チェロ協会というところに入ってみた。
そこで現在、シュタルケル記念イベントをやっている。その一環で、プロを目指す学生さんがすごいプロ(語彙力の欠如)にレッスンを受ける様子を拝見できるのである。
その場で先生が「ちょっとかしてね」と学生さんの楽器を弾いたらめちゃめちゃ豊かな音が出てびっくりしたとかもあったのだが、先生のコメントが「全体の構成を見てダイナミクスを考える」「弓の配分」「何を表現したい

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2024/6/29 チェロ練習メモ

前回レッスンの前に「ボウイングはマシになったのかも」などとうそぶいていたら、案の定、ご指摘をいただいてしまった。
重音スラーで片方の音を動かすドッツァウアー72は、開放弦を使うときに音が大きくなってしまう。注意していたつもりだったが、凸凹だよ~。とのことだった。注意していたつもりに過ぎなかった。
移弦スラーの多いドッツァウアー74でも、まだ凸凹、とのこと……自覚はしていたが、滑らかに、何てことない

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2024/6/15 チェロ練習メモ

気づけばもう、6月も折り返しである。
前回レッスンから二週間たち、今日もレッスンに向かっている。
ドッツァウアー72からを課題として、この二週間で練習した。
70や71は特殊な部分があったため、このエチュードはやらなくていいかな……とのこと(一応、譜読みはして見てはいただいたのだが)で、72から取り組んでいた。
72は重音のエチュードで「このエチュードは、音程が全てだねー」と言われた。以前なら二本

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毎日、趣味に一時間以上使う人の趣味手帳

チェロが好きだ。
もともと幼少期から高校生までバイオリンをやっていた。同時並行でピアノも習い、高校生からチェロを習い、大学に入ってチェロに絞ったという経緯がある。
というわけで、私の趣味はチェロである。
器楽で上達したくば、練習する時間が必要である。それも、できることなら毎日がよい。
幼少期から延々と習い事をしていたが、自宅での練習が習慣化されることはなかった。ピアノの先生をしている母も「お金をド

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2024/5/31 チェロ練習メモ

気づけば5月最終日である。
5月1日付けで転勤したため、GW明け初日に旧自宅から片道2時間かけて出社し、2日目と3日目に、赴任休暇を取って引越と片付けをした。
たった2日で終わるわけがないと思い、母を召喚して手伝ってもらった。夜景がきれいなホテルと夕食に朝食を払うことでお礼とした。
独身者には2日しか赴任休暇を設定していない会社、おそらく制度を作ったのは「専業主婦の妻がいるおじさん」なんだろうなと

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仕事の手帳事情

5/1付けで転勤する。まだGW中なので具体的な働き方はイマイチわかっていないが、構内バスが走るくらいだだっ広い事業所内で、ノマドのように構内のあちこちをウロウロしながら働くことになりそうだ。
これまでは建物が2つしかない事業所の一角でデスクワーク(+出張)がメインだったので、
①デスク据え置きのずっしり重たいA5デイリー手帳(何でも書く日付入りメモ帳)
②↑よりは薄いけど軽くはないA5ウィークリー

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2024/4/29 チェロレッスン

先生のお父様が使用してらしたドイツ製のオールドが、修理から戻ってきたんだーと、ハコ以外(ネックもバスバーも駒もなにもかも)を交換したからか少し硬く、パワフルな音色を聞かせていただいてレッスンが始まった。
ドッツァウアー67は、トリルが遅くてやり直しになった。それじゃトリルじゃなくて三連符だよ~、とのご指摘をいただく。先生の前で何度も練習するも、なかなかスピードアップできない。
トリルがなんたるかを

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2024/4/21 チェロ練習メモ

最近、仕事の都合で練習時間が確保できていない。
1週間ほど、毎日のように片道2.5時間かけていつもとは違う事業所へ行き、設備の導入対応をしていた。家を出るのは6時台。帰れば20時。
ここ1年ほど8時に出て18時に帰宅し22時前には寝ている、もうすぐアラフォーな30代には、肉体的にしんどい日々だった。
宿泊も検討したが、少しでもチェロに触りたくて自宅から通った。平均すると、この1週間の一日あたりの練

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2024/4/7 チェロ練習メモ

ドッツァウアー67を練習していた。
前回レッスンでのコメントは以下の通りである。
「これはねぇ、この移弦のところもガタつかずに弾ければOKかな。そのためには指をちゃんと使おうね」
先生の指は骨張っていて長いのだが、驚くほど滑らかに曲げたり伸ばしたりされる。隣合う弦を行き来するときは、指だけを使う。すると弓にかかる腕の重みを変えることなく、すなわち音量を変えることもなく、繊細に移弦できる。
理屈はわ

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おもしろおかしい仕事

たぶん、今の仕事は好きだ。
だが、一つ前の仕事は明確に好きにはなれなかった。
その大きな要因が「おもしろおかしい」かどうかだと思う。おもしろおかしいとは、計測機器で有名なHORIBAの創業者の本で見かけた言葉で、自分の哲学を仕事として表現していくこと、と認識している。

私は新卒で入社した会社に勤め始めておよそ15年目の、いわゆる中堅社員だ。
化学工学出身ということもあって、最初の5年間は一つの部

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2024/3/30 コンサートのメモ

3/30に、先生が出演される室内楽のコンサートに行ってきた。
素晴らしい演奏者が集まってのコンサートで、どれもこれもよかったのだが、個人的にはモーツァルトのクラリネット五重奏がいっとう好きだった。
バイオリンの方が切れ目なく弓を返した瞬間に音楽が進むのを感じたり、先生がボンボンと低音で支えるところのボンボン具合が絶妙だったりで、心底「来て良かったー!」と思った。
先生のボンボンという低音は最高級羽

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2024/3/30 チェロ練習メモ

なんと今日は、先生が出演される某ホールのこけら落とし公演である。
しかも「くる? チケットあげるよ~」と、チケットをいただいてしまったのである。楽しみすぎる。
うっかり数少ない知人に会い、お茶でも……となって(可能性は極低)帰ってから練習する気が失せていた時に備えて、エチュードをさらった。
最近はドッツァウアー66~70をやっている。
ワンボウスタッカートというやつではなかろうか? と思ったドッツ

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器楽上達の方向性

最近、上達というのには少なくとも2種類あるのかなと思うようになった。1つは楽器演奏能力そのものの上達、もう1つはレパートリーの開拓である。
前者と後者には明確な違いがある。前者は数値化できないのに対して、後者は数値化……とまではいかないものの、他者と進度を共有しやすい点だ。
なぜそんなことを考えるようになったのかといえば、SNSでそこにつながる議論をしている方が流れてきたからである。
片方は「練習

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2024/3/16 チェロレッスン

2週連続レッスンだった。
勝手にレッスン室へ上がり、チューニングする間に先生がいらした。挨拶をしたらすぐ「曲、みてきた?」とおっしゃる。
「はい! 曲をお願いします」
先生と一緒に弾けるなんて、レッスンも本番も関係なく、もはやごほうびである。エチュードのときに「分散和音にはまってないよ~」とベース音を弾いてくださることもあるが、それは話が別なのだ。
3楽章からなるチェロ二重奏、頭からゆっくりと、一

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2024/3/9 チェロレッスン

夏の音楽合宿に向けて「これ聴いておいで。好きだったらやろうか」と曲をいただいていたのだが、今日の段階でボウイングとフィンガリングの指示が入った譜面をいただいてしまった(好きだったので感謝しかない)。先生、仕事がはやいっ!
曲はまだ弾けないので、ドッツァウアー65から見ていただいた。次回の課題とはならなかったが、スラーのあとにスタッカートで返すような音の形のとき、スラーの最後の方で力が抜けて弓圧(と

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