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「一瞬で運がよくなる幸せ法則」 人見ルミ


「変わらないもの、普遍的なもの、それは人の愛情であり、慈愛だったのです。」




「一瞬で運がよくなる幸せ法則」 人見ルミ



人見ルミさんは、最初アナウンサーの仕事に就きました。そのアナウンサーの経験から、この本ははじまります。


アナウンサーの事務所に入った人見さん。すぐにはテレビの仕事がこなかったようなんです。


オーディションを受けても、ことごとく落とされていました。


そして


オーディションに落ちたもの同士、コソコソと愚痴や不満を言っていたのです。

そこには他人に対する嫉妬と妬み、自分を省みない傲慢さが充満しています。いわば「運が悪くなる要素」がグルグル渦巻いて、そこにいるだけで、負け組みスパイラルの大きな波にのみこまれてしまいます。

そこに!


同じ事務所の経理の女性が、人見さんたちを見てこう言い放ったのです。

「あんたたちさあ、そんなところでコソコソやっている間に、売れている子はどんどん練習して、どんどんレギュラーとっていくんだよ。

(中略)

ほかにもっとやることあるんじゃないの?」

人見さんは、この言葉に目を覚ましました。その後の人見さんの仕事は、どんどん増えていったそうです。

この経験から言えることは「運がめぐってこないのは、自分の実力不足とマイナス発想」。

「愚痴や不満を言っている人、他人の悪口を言っている人には、決して神様は味方をしてくれない」ということです。


アナウンサーの仕事を順調にこなしていった人見さんは、ある時、顔では笑っていても、なぜか心で笑っていないないと感じました。

「そうだ!自分の企画で自分の番組をつくりだそう」

人見さんは、制作する側のディレクターの仕事を行いました。(思ってからの行動が早いですね)


ディレクターの仕事は評価されましたが、また、ここで疑問にぶつかります。


それは、「視聴率」のとれるものを求められること。


しだいに「やらせ」に近い方法をとってしまうようになることが、人見さんにとって「本当にやりたいこと」を考えさせるのでした。


そして

私がいろんなことに行き詰まってたどり着いたのがインドという地でした。

テレビディレクターの仕事に疑問を持ち、身も心も疲れてしまったのがきっかけでした。

人見さんは、インドとネパールの旅に出ます。

でも人見さんの旅の目的は、それだけではありませんでした。

「私にあった仕事、役割は何なのだろう?」「自分を見つめ直す」という旅の目的の他に重要なことがありました。

「世の中で変わらないもの、普遍的なものとは何なのか?」「それがあるならどうしても知りたい」


人見さんの凄いところは、感じるとすぐに行動することなんですね。それが成功や、運がよくなる法則なんだとわかります。


インドではいろんな体験をし、中には辛い体験もします。そうして、人見さんにとって、本当に大切なことに気づくことになります。


それが

変わらないもの、普遍的なもの、それは人の愛情であり、慈愛だったのです。

この本には、そうした人見さんの経験の中から産み出された「幸せの法則」が書かれています。

僕がこの中で、すぐにできて実行してみようと思ったのが2つありました。


1つめが

幸運をつかんで成功する人は「すみません」より「ありがとう」を使います。

そう言われると、僕も「すみません」を多く使っていたんですよね。


あと、もうひとつが「言葉のシャワーを使う」こと。


プラスの言葉を言われて、うれしくない人はいないですよね?

その言葉を1つだけ言われるよりも、多くのうれしい言葉、くすぐったくなるような褒めてもらえる言葉をしつこいくらい、何度も浴びているほうが、言葉の魔法で気分がよくなります。

(中略)

そして、何よりも言葉のシャワーを使っている自分自身が、実はとても気持ちよくなって、信じられないくらい、自分にそのお返しがくるのです。

言葉は、波動といいます。どんどん惜しみなく、相手にも自分にも心地よい言霊を投げてください。

言葉の力は、自分が考えているよりも力が大きいです。どんどん惜しみなく愛情(言葉)を注ぎましょう!




【出典】

「一瞬で運がよくなる幸せ法則」 人見ルミ ゴマブックス


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