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クーリエジャポンの記事から考察

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読書のスピードを上げつつ、理解度を深める方法【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.81】

読書のスピードを上げつつ、理解度を深める方法【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.81】

読書のスピードを上げつつ、理解を深めるにはどのようにすればいいだろうか?

情報社会に生きている私たちにとって、知識は力だけでなく、利益をもたらしてくれる。金銭的な側面だけでない。より早く学べば、より多く稼ぐことができるのは当然だが、私が言いたいのはあなたの人生の別の側面だ。

人間関係から健康、キャリアにいたるまで、あなたにとって大事なものすべてに関して、読書量を増やすことで、大きなインパクトを

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日本の“駄菓子”にフランスから注文が殺到─コロナ禍で始めたビジネスが大成功したワケ【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.80】

日本の“駄菓子”にフランスから注文が殺到─コロナ禍で始めたビジネスが大成功したワケ【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.80】

日本の駄菓子やスナック菓子を売る「東京スナックボックス」というサービスが、フランスで予想外の成功を収めている。サービスを立ち上げたのは、在日5年目のフランス人バティスト・ドゥラノワ(24)。東京の大学に留学するために来日し、現在はフルタイムの仕事をしながら、副業として駄菓子販売ビジネスをおこなっている。

サービスを始めたきっかけは、2020年の新型コロナウイルスの感染拡大だった。5月に予定してい

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中国の若者に広がる「寝そべり族」  向上心がなく消費もしない寝そべっているだけ主義【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.70】

中国の若者に広がる「寝そべり族」  向上心がなく消費もしない寝そべっているだけ主義【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.70】

中国の若者の間に「ねそべり主義」が流行していると台湾紙「自由時報」は伝える。彼らは結婚せず、子供も持たず、マンションも車も買わず、起業もしない。なるべく仕事の時間を減らし、最低限の生活をする。そして誰も愛さず自分の為だけに生きる。

あるネットユーザーが、「寝そべりは正義だ」という文章を発表し、寝そべりブームを起こした。作者はいまや「寝そべり学の先生」とされている。彼は文章で「2年も仕事をしていな

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闇業者が「コロナ患者に酸素売ります」とまで… 医療崩壊で地獄化するインド【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.54】

闇業者が「コロナ患者に酸素売ります」とまで… 医療崩壊で地獄化するインド【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.54】

東京や大阪などを対象に、3度目となる「緊急事態宣言」が出されるなか、懸念されているのが新型コロナウイルスの変異株の拡大だ。インド由来のものは感染力が強く、ワクチンが効きにくいとされ、日本でも感染者が確認された。

「発信源」であるインドでは、感染者が急速に拡大。2021年5月上旬には1日当たりの新規感染者数が40万人、死者は4000人を超え、世界最悪の感染ペースを記録している。「二重変異株」のほか

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「友達の上限は150人」は間違いだった? 「ダンバー数の法則」を巡る論争が白熱【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.52】

「友達の上限は150人」は間違いだった? 「ダンバー数の法則」を巡る論争が白熱【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.52】

今回の記事は長らく唱えられてきた人間関係を構築できる数についての議論に関しての記事だ。

「友達や有意義な人間関係を築くことができるのは、150人まで。」
これは、イギリスの人類学者でオックスフォード大学のロビン・ダンバー教授が1993年に発表した「ダンバー数の法則」として知られている。

ところが、最近になってストックホルム大学の研究者たちが、人間は「努力次第で」150人以上の友人を持つことがで

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乗客の忘れ物から「牛糞ケーキ」を2つ発見してしまった米空港職員【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.51】

乗客の忘れ物から「牛糞ケーキ」を2つ発見してしまった米空港職員【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.51】

インドでは、牛が称賛や論争、珍ニュースの的になることも珍しくない。米メディア「ヴァイス」は次のように報じている。

「牛はヒンドゥー教徒にとって神聖な動物で、その尿や糞には恩恵が詰まっていると考えられている。同国の大臣たちも『牛の乳が黄色いのは金を含んでいるからだ』『牛の尿を飲んだら癌が治った』などと怪しげな主張をしている」

「しかしこの度、エア・インディア航空の乗客が牛のウンコを次のレベルへと

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「人間らしく生きられる働き方」ができる未来をどう実現すればいいのか?【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.48】

「人間らしく生きられる働き方」ができる未来をどう実現すればいいのか?【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.48】

スペイン政府は、パンデミック後に「週4日勤務(週32時間労働)」制を本格導入して経済再建を目指すと発表した。すでに企業に補助金を支給して、従業員の賃金はカットすることなく、勤務時間のみを削減する試験導入に踏み切っている。

こうしたスペインの取り組みは「人間らしい生き方」ができる未来を我々に示している。人間にとってもっとも限られた資源である「時間」を資本家の手から取り戻し、新たに生まれた時間をゆっ

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ピザの上のパイナップルが許せない? 人はなぜハワイアンピザに過剰反応するのか【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.47】

ピザの上のパイナップルが許せない? 人はなぜハワイアンピザに過剰反応するのか【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.47】

ピザの上のパイナップルの話となると、人はなぜかムキになる。嫌う者、好む者、どちらの反応も仰々しい。しかも、このピザの上のパイナップルを支持するか否かの議論に人は自ら進んで参入する。

このピザの上のパイナップル論争は、40年以上前からあったようだが、インターネットの出現により、事あるごとに論争の的になるようになってしまった。

ネット上での議論が異様なまでに白熱してしまったきっかけは、2017年に

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世界経済の「新たな要」となった台湾の半導体大手TSMCが独り勝ちできる理由【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.42】

世界経済の「新たな要」となった台湾の半導体大手TSMCが独り勝ちできる理由【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.42】

世界規模で起きている半導体の不足は、日本や欧米諸国の自動車生産にブレーキをかけ、一部の企業を生産停止に追いやった。

多くの国では、政治家が半導体製造の国内回帰を声高に主張し始めている。こうした状況の中で、にわかに関心を集めているのが世界の半導体製造市場を制する台湾のTSMCだ。

中国企業はTSMCと同等の製造能力を手に入れたがっているが、今のところ成功していない。米国企業も苦戦している。インテ

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ジェフ・ベゾスはビジネスの歴史に「何を成し遂げた人物」として刻まれるのか【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.41】

ジェフ・ベゾスはビジネスの歴史に「何を成し遂げた人物」として刻まれるのか【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.41】

アマゾンは四半世紀にわたり、どんな企業も直面したことのない野心的な質問と格闘してきた。あらゆるものを売るストアをどう作るか。どうすれば誰もが共有できるスーパーコンピュータを構築できるか。どうすれば1年以内に50万人を採用できるか。

こうした問いのすべてに答え、時価総額1兆7000億ドルの企業と資産総額2000億ドルのCEOが生まれた。

今、ベゾスはCEOの座を退き、執行会長という名誉職に就こう

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いまだ19世紀の設備に頼り続けるファッション業界を変える──「繊維テック企業」たちの挑戦【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.21】

いまだ19世紀の設備に頼り続けるファッション業界を変える──「繊維テック企業」たちの挑戦【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.21】

今回は「ニューヨーク・タイムズ」が取り上げた「繊維テック」について紹介する。

いま、ファッション・トレンドと同じように、衣類も循環して再利用されるべき、という観点から従来の衣料繊維に代わる新しい「素材」が求められている。

その理由としてファッション業界では、埋立地行きになる不要になった服の量がとてつもなく増えているからだ。エレン・マッカーサー財団の調査によると、2000年から2015年にかけて

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私たちが死ぬとき、何が起こっているのか─「臨死体験」研究の最前線に迫る【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.20】

私たちが死ぬとき、何が起こっているのか─「臨死体験」研究の最前線に迫る【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.20】

今回は英紙「ガーディアン」によるインタビューの記事を紹介する。内容としては、バージニア大学名誉教授のブルース・グレイソンが、約半世紀にわたって「臨死体験」を研究してきた中で共通している「感覚」についてだ。

グレイソンは1960年代、精神科の研修を始めて1ヵ月が経とうとする頃、「病院のベッドで意識不明になっている間に、自分の身体から魂が離脱していた」と主張する患者に遭遇した。そして、この患者はのち

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「多様な肌色の絵文字」を開発した黒人女性はそのアイデアをアップルに盗まれた【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.12】

「多様な肌色の絵文字」を開発した黒人女性はそのアイデアをアップルに盗まれた【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.12】

意外と知られていないかもしれないが、今スマホなどの絵文字では、多様な人種を表すために肌の色が変えられるようになっている。

実はこのアイデアを初めに形にしたアメリカの黒人女性であるカトリーナ・パロットはアップルにアイデアを盗まれ、彼女は充分な対価を得られなかった。そのため、現在著作権侵害でアップルを起訴し、裁判が進行している。

この件は、モバイルアプリストアにおけるアプリ開発者と巨大テック企業の

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