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こうして自分は「HSP」を知った

こうして自分は「HSP」を知った

よくHSPのことを話すと、「Shunさんはどこで自分がHSPだと知ったのですか?」と聞かれるので、あらためてそのへんをまとめておきます。

結論から書くと、とあるFacebookの投稿ですそれはまだHSPの「エ」の字も大して知られていない、7年前の秋のこと。

教育系NPOの仕事でお世話になっている方がある日HSPのチェックリストをFacebookでシェアされていました。普段こういうチェックリスト

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まちがいない、自分も「かくれ繊細さん」の一員だ【時田ひさ子『その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません』フォレスト出版】

まちがいない、自分も「かくれ繊細さん」の一員だ【時田ひさ子『その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません』フォレスト出版】

先日大阪駅近くのジュンク堂書店に並んでいるのを見て、ついつい買ってしまった本である。決め手は「かくれ繊細さん」という耳馴染みのなかった言葉。「繊細さん」はだいぶんメジャーになってきたが、「かくれ」とははて?というその好奇心と疑問が、自分をレジへ向かわせた。

そもそもこの本で言う「かくれ繊細さん」とは、HSP全体の3割を占めると言われているいわゆるHSS(High Sensation Seekin

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「怒る声がしんどい」「人に気を遣いすぎる」・・・そんな小中高生に届け、この一冊。【串崎真志『繊細すぎてしんどいあなたへ――HSP相談室』 (岩波ジュニア新書)】

「怒る声がしんどい」「人に気を遣いすぎる」・・・そんな小中高生に届け、この一冊。【串崎真志『繊細すぎてしんどいあなたへ――HSP相談室』 (岩波ジュニア新書)】

この本は、「HSP」(Highly Sensitive Person=人一倍敏感な特性を持つ人)や「HSC」(Highly Sensitive Child=人一倍敏感な特性を持つ子)といったアルファベット3文字を知らなくてもいい、もっと言えば「5人に1人めちゃくちゃ敏感で繊細な人がいる」ということも知らなくてもいい。とにかく、次の6つにとても困っている小中高生がいたら、絶対に読んでほしい。

・怒

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やさしく、深く、「ストレス」の正体を知る【糀本成美『気疲れしやすい人へ ゆるっと楽に生きるストレスと上手に付き合う方法』】

やさしく、深く、「ストレス」の正体を知る【糀本成美『気疲れしやすい人へ ゆるっと楽に生きるストレスと上手に付き合う方法』】

Amazonのペーパーバックという形で出版されているこちらの本。どこで知ったかといえば、以前HSPについてインタビューしていただいたなおさんが「この本おすすめですよ!」と言ってたから。ちなみにこの本では触れられていないが著者の方もHSPだそうだ。

さて、昨日書評を書いた『「精神科医の禅僧」が教える 心と身体の正しい休め方』には、疲れの原因は主に脳の疲れであり、それは「マルチタスク」が引き起こして

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